【全国版】これからは脱東京!?テレワークが中心になったら住むべき街4選 岩手から島根まで!
なんだかんだ都心で仕事をする人に便利なのが、静岡県内の東海道新幹線沿いの駅付近だ。新富士や静岡など、新幹線の停車する駅に住むのもいいが、少しだけ割高になる。
思いっきり生活費を抑えるならば、新幹線駅へのアクセスがいい各駅停車の駅がおすすめだ。静岡市清水区の興津駅なら東京駅まで新幹線で片道約1時間半、家賃は家族揃って2LDKに住んでも5~6万円程度だ。太平洋を一望でき、山の景色も楽しめる。また、
「清水港の新鮮なミナミマグロの刺し身を毎日堪能できます。静岡茶を使った抹茶ケーキなどのスイーツが豊富なカフェ『茶楽』は持ち帰りの緑茶も充実。せっかく移住して仕事をするなら、その地域の食文化に触れたいですよね。仕事のお供を緑茶にチェンジするのもよいのではないでしょうか」
と話す。また休日の過ごし方として、「サウナ好きには聖地と呼ばれる『サウナしきじ』もありますし、地元Jリーグチームの清水エスパルスのホームスタジアムである日本平運動公園競技場もクルマで30分弱です」と推している。
【東北】岩手県釜石市 牡蠣、ウニ、近いとやっぱり美味しい!
都心への定期的な通勤がほぼない在宅勤務者におすすめなのが、岩手県釜石市だ。鈴木さんは「東日本大震災で津波被害にあいましたが、昨年開かれたラグビーワールドカップの試合が行われたことでも再度有名となりました」という。
「この10年間で復興が急激に進み、公共施設を含めてとにかく施設が新しくきれい! 道路も整備され広々としています。田舎の老朽化した建物が苦手という方には、復興後のインフラが充実しているところへ移り住むのも激しくおすすめです」
家賃が安いため、「釜石ならば賃貸マンションではなく、戸建てを借りたいところ」とのことだ。家賃は戸建てでも4万円程度だが、「もっと言えば、自宅を購入してDIYがおすすめ。自宅内にテレワーク専用のオフィス部屋をつくるのはどうでしょう」と話す。
「お子さんがいらっしゃるなら、市民のスポーツ・ラグビーを始めさせるのもおすすめです。釜石シーウェイブスを中心に市内はラグビーがかなり熱く、今後日本でよりメジャーになっていくことを考えると、ラグビーの英才教育を施せます」
また、三陸は牡蠣やウニなどの魚介類が有名だが、「マンボウの刺身など珍味も充実しています。仕事前の早朝、歩いてすぐの港で釣り糸を垂らし釣った魚をその日のランチや夕食にする在宅ワーク生活もいいのではないでしょうか」と語る。
【北陸】富山県小矢部市 金沢に車で買い物に行く”小矢部スタンダードを
都心から離れた場所で住居を選ぶ時は、「生活費は抑えたいけど、インフラは充実していてほしい」というのが素直なところだろう。富山県小矢部市は戸建てで家賃5~6万円程度で、駐車場は概ね無料だという。
「小矢部は能越道と北陸道が交差する、北陸の交通の結節点となっています。金沢へは車で30分強、富山市内へは1時間。普段の生活は小矢部で、ショッピングは金沢で、というのが”小矢部スタンダード”です」
とはいえ、金沢に出るのが面倒でも、三井アウトレットパーク北陸小矢部をはじめとした郊外のショッピングモールがあるので大丈夫だ。北陸新幹線の新高岡駅まで車で約30分なので首都圏へのアクセスも悪くない。
withコロナ時代、ソーシャルディスタンスを確保したい。その点については、「小矢部は砺波平野一体に広がる、宅地が田んぼの中で点在する散村(散居)住宅なので、普段から密を避けることができます」という。
「富山県内は人口比でいうと高校生の東大京大進学率がトップクラス。教育面でも将来的に安心できる街ですね。連休が取れたら加賀温泉まで足を運び、帰りは千里浜なぎさドライブウェイ(石川県羽咋市)で愛車を思いっきり走らせドローン撮影をすれば、SNSでインフルエンサーになれるかもしれませんね」
【中国】島根県松江市 コスパ最強!県がオフィス家賃半額、市が航空運賃半額補助
特にIT企業勤めに注目してほしいのが島根県だ。島根県は全国トップレベルでIT企業誘致を行っている。島根県内にサテライトオフィスを設けるとテナント家賃を8年間半額補助、航空運賃も5年間、年間最大200万円負担など優遇制度が充実している。たまに東京出張があっても心強い。
「この上、松江市は駅前にサテライトオフィスを用意してくれます。松江駅前には釣りやボートが楽しめる宍道湖が広がり、ジョギングするもよし、のんびり朝散歩するもよし、自然環境に加えておいしい日本海の幸、お金の補助と、もう死角がまったくないのです」
また「島根の人口密度は全国43位。密を避けられるエリアであることは言うまでもありません」とも指摘。withコロナの在宅ワーク時代、大都会にこだわらなくてもいいのかもしれない。