次いで、大差がついて「手書きサイン」(22.8%)や「口頭」(21.4%)が続いた。テレワークが増加する中で注目される「電子サインなど判子を使わない電子契約」は17.8%にとどまった。
判子の文化について、「生産性をとても下げていると思う」(16.6%)と「生産性を下げていると思う」(56%)と回答した人が合計7割を超えた。
仕事で判子を使用したことがある人で、「生産性向上のために判子の慣習を無くすべき」と答えたのは74.7%にのぼる。
しかし、「実際に自社で判子の慣習を撤廃することは難しい」(50.1%)という人が半数だった。
撤廃へのハードルとなっていることとして、最も多かったのが「取引先の契約方法に従う必要がある」(51.4%)。以降は「法的に有効かどうか心配」(30.7%)、「セキュリティ上の不安がある」(30.1%)と続いた。
また、「判子を文化として残したい」(12%)や「新しい手法を導入することに反対する人がいる」(10%)など古くからの社内文化を尊重したい人もいる。