カスタマーハラスメントを受けたことで人間不信に陥る人は少なくない。
「8年ドラッグストアで働いたけど、その間7年精神科に通院しながら働きました 。対人恐怖症になって今でも人から話し掛けられると手と足が震えます」
「高校卒業してから十年以上対面接客の仕事やってたけど、人間が心の底から嫌になった。人間不信になり、客も職場の人間も嫌なところが目について仕方なかった。自分も心が荒んだ人間になってしまったから、すごく良い人に出会うと別世界の人に見える」
人によっては接客のストレスで身体を壊すこともある。接客業は向き不向きが大きいので、無理だと思ったら早い段階で別の仕事を探したほうがよさそうだ。
「不要なレシートを入れるケースをレジ横に設置しているにも関わらず、おつりだけ受け取ってレシートを店員の前に捨てていく客。なんかわからないけど、むなしくなる」というコメントを見ると、人間を嫌いになるのも仕方ないように思える。
「営業スマイルが定着してどれが本当の自分なのか分からなくなってきた」
また、不審者に辟易することも珍しくない。
「コンビニで働いてると変態な男から電話きがち」
「開店と同時に無言電話が来て、反応がないので切ろうとしたら『ガードル履いてますか?』って聞かれた」
女性に卑猥なことを言いたい、困った反応を見たいなど、歪んだ欲求を満たすために仕事中の人に電話してくるのだろう。これは精神的にしんどすぎる。あまりに続くようだったら警察に相談したほうがよさそうだ。
「16歳から色んな接客業やって8年。焼肉屋、居酒屋、ラーメン屋、レストラン、ブライダル系美容部員。営業スマイルが定着してどれが本当の自分なのか分からなくなってきた」
接客業で働いたために本当の笑顔がわからなくなったという人もいる。「感情労働」は切り替えができないとしんどい。リフレッシュできるよう長期休暇を取れるようにするなど、会社側も配慮が必要だろう。