女性の会社は従来の出社スタイルでは、黙々と仕事ができる環境にあった。それがテレワークに移行したことで、仕事に関する質問だけでは済まされない空気を感じるようになったという。
「その空間上にいるのがきついです。フリートークが苦手で、うまく会話に入っていけない自分が益々不甲斐なく感じるようになりました。派遣なので評価にどう響くかも心配です」
また、
「よく『人に会わなくて済むから、テレワークのままでいい』と言っている人もいるみたいですが、朝礼やミーティングとかはまったくないのでしょうか?」
と世間に対する疑問も拭えない。女性は「雑談を強要されている感じが嫌なので、もうそれだったら出社した方が楽です」と書いている。
別の40代女性は、オンライン特有のコミュニケーションの壁にぶち当たっている。春から変わった就業先は、すでにリモートワーク体制だったという。
「コミュニケーションを取る人数が限られているので、業務の全体や雰囲気が掴みづらいです。それに会社での当たり前もわからず、パフォーマンスを発揮しにくい状況。相手のイラつきも口調で伝わるため、その点で疲弊したり、何が正解かと悩んでいます」(東京都/IT・通信系)
また勤務時間も長く、それが何日か続くこともあった。加えて当時はステイホーム期間だったこともあり「絶えず追い詰められている形でしんどかったです」という。こうした状況から、女性は出社に戻ったあとのことを懸念している。
「このまま行けば現在のやり取りでのイメージしか浮かばず、辛そうな職場という感じしかしないです。仕事もなさそうな状況のため、耐えざるを得ないのかどうかと早くも悶々としています。今はこの状況を静観するようにしよう、とは思っています」
それでも「やり取りの節々で一喜一憂しています」と述べている。
「出社すれば在宅3日分の仕事が1日で終わる」
IT・通信系勤務の東京都の50代女性は、オンライン業務の弊害を明かす。リモートワークに移行したことで、従来の出社では時間もかからなかった業務に「2倍程度の時間が取られている」という。
「一つのチェック依頼を出すにしても、管理表とチェックシートの記載が必要になり、補足部分まで細かく記入しないといけなくなった。またテレワーク用に臨時で与えられたマシンが古く、ブラウザの位置やタブの切り替えだけで1分以上かかることも」
さらにコミュニケーション面でも、時間がかかるようになったという。
「複数人でやり取りをしていると各自の理解に齟齬があり、すり合わせに時間を取られる。自宅作業は快適に感じているが、とにかく進行とマシンの遅さがストレス」
その負担の度合について「出社すれば在宅3日分の仕事が1日で終わる」と綴っている。
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