男女差別に苦しむ人からの体験談も相次いだ。
「部屋の掃除は女だけ。男だって使うくせに」
「毎朝の掃除が女子事務員のみ。お茶くみも女子事務員のみ。年末の大掃除もそう」
「掃除・雑務は女性の仕事」と捉える企業も存在するようだ。中には、「灰皿の片付けを女性社員がする。タバコ吸わないのになんで?」と仕事とは一切関係ない業務に駆り出されることもあるという。
「サビ残。あと、そこまで行かなくても、ギリギリで残業つかないキリの悪い時間に退社するのがむしろ美徳みたいな考え方。たとえば15分刻みで13分まで働いてるのにあえてそこから急いでタイムカード切るとか」
「飲み会は暗黙の了解でよっぽどの理由がない限り基本参加しなければならない。歓送迎会ぐらいならまだいいけど、とにかく頻度が多い。参加率悪い人は飲み会の席で悪口言われてる」
従業員のプライベートを平気で蝕む企業も残念ながら未だに健在だ。ただ、労働時間に関する悪しき習慣といえば定時後のイメージもあるが、「朝礼の1分間スピーチ。何の意味があるんだよ」という人も。
「裏でコツコツ仕事して目立たない人は昇格の権利がもらえない」
ある習慣が出世に影響することも少なくない。
「裏でコツコツ仕事して目立たない人は昇格の権利がもらえない」
「仕事が出来る人が他の人より多くの見えない仕事をこなすのに、それが年功序列っていうシステムと相まって、表に数字や形として表れにくいから、誰がこなしたかっていう事がわかりにくいようになってるんだよ」
どれだけ仕事を頑張っても、立ち振る舞いが上手な人のほうが出世しやすい職場に不満を持つ人も結構いる。他にも、「出世したければ、男性社員は草野球チームに入らなければならないのが暗黙の了解」というコメントも見られた。
「出る杭は打たれる。だからやり手はみんな退社、他の会社で出世」
悪しき習慣が根強いせいで、優秀な人材を取り逃してしまった企業は非常に多そうだ。時代に合わせて定期的に精査していく必要があるだろう。