ヒューマネージは10月1日、2021年3月卒予定の大学生、大学院生の内定式について、企業動向の調査結果を発表した。調査は9月に実施し、21卒向けに採用管理システム「i-web」を利用している企業146社から回答を得た。
内定式の開催方法を聞くと、6割が「オンライン」(58.2%)と答えた。このほか、3社に1社は「対面」(34.2%)と回答。「併用」は7.5%だった。
中小・ベンチャー企業では「対面が4割」
企業群別では、大手・人気企業の70.6%が「オンライン開催」と回答。「併用」は11.8%、「対面」は17.6%だった。それぞれが自宅から近い支店に集まり、オンラインで内定式を行った会社もあったようだ。
一方、中小・ベンチャー企業では50.6%が「オンライン開催」。「対面」(43.7%)は4割を超え、大手企業より26.1ポイント高かった。
調査を実施した同社は、
「選考から内定式まで、内定者の方との接点がオンラインであること(リアルな接点が持てないこと)に対して、多くの採用ご担当者様が懸念を抱かれ、社員とのオンライン懇親会や、バーチャル工場見学など、新たな試みをされています」
などと紹介。例年以上に、内定者フォローに心を砕くシーズンになりそうだと分析している。