2022年卒学生「1社1社の企業研究を丁寧に行う傾向」 企業を絞った就活も | キャリコネニュース
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2022年卒学生「1社1社の企業研究を丁寧に行う傾向」 企業を絞った就活も

早めに辞退したほうが、後ろめたさがない

学情は8月27日、「内々定辞退・選考辞退」に関する調査の結果を発表した。調査は7月にネット上で実施し、企業の採用担当者667人から回答を得た。

昨年より内々定辞退者数が増えたと回答した企業は「大幅に増えた」(8.3%)、「やや増えた」(26.1%)の計34.4%となり、昨年の調査と比べ20.6ポイント増加した。内々定辞退者数が「減った」(20%)という回答は2021年卒と比べ17.1ポイント減少した。

2022年卒学生アンケートでは「複数の内々定を保有することに抵抗がある」と回答した学生が38.3%となっており、

「自分が内々定を持っていることで、他の学生が採用されるチャンスを奪うことになってしまう」
「自分のせいで、本当に入社したかった誰かの席を奪っているという感じがしてしまう」
「入社する企業は1社なので、早めに辞退したほうが、後ろめたさがない」

などの声が寄せられた。他の就活生や企業への影響を考慮し、速やかに辞退の連絡をする学生が多いことも内定辞退者数の増加に影響を及ぼしていると考えられる。

内々定辞退だけでなく…

内々定獲得者の平均内々定数は、2021年6月時点で2社を超え、2.15社となった。

昨年と比べて選考辞退者数は「大幅に増えた」(6.0%)、「やや増えた」(29.1%)の計35.1%となり、2021年卒採用よりも20.7ポイント増加した。「昨年より減った」の回答は、2021年卒採用時よりも13.0ポイント減少した。内々定辞退だけでなく、選考段階での辞退も増加していることがわかった。

また2022年卒学生は、「1社1社の企業研究を丁寧に行う傾向」があり、セミナー参加後に選考に参加しなかったと回答した学生が約9割に上ったという。選考に参加する企業を絞っているということも、選考段階での辞退の増加に影響を及ぼしていそうだという。

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