1位は10年連続「NTTデータ」(通信系)。安定した雇用形態や福利厚生の充実度などが志望理由として多く挙がった。2位は「楽天」(WEBサービス)で前回4位からランクアップ。一方、3位「富士通」(ITメーカー)は前回2位からランクダウンとなった。
4位以降、「グーグル」(WEBサービス)、「SCSK」(ユーザー系・商社系)、「ヤフー」(WEBサービス)、「伊藤忠テクノソリューションズ」(ユーザー系・商社系)、「アクセンチュア」(コンサル/総研)、「LINE」(WEBサービス)、「日立製作所」(ITメーカー)がトップ10に入る。
グーグル・楽天・ヤフー・LINEといったWEBサービス企業が上位10社中4社を占めた。同社は「売り手市場による大手志向の表れか、社名やサービス名自体の知名度が高い企業に人気が集まる傾向」「成長性が高そう」などの理由で支持された。
11位以降、「野村総合研究所」(コンサル/総研)、「Sky」(独立系)、「NEC」(ITメーカー)、「日本IBM」(ITメーカー)、「TIS」(独立系)、「アマゾン ウェブ サービス ジャパン」(その他)、「日鉄ソリューションズ」(通信系)、「アビームコンサルティング」(コンサル)、「オービック」(独立系)と続く。
ITコンサルの人気が低下傾向?
コンサル・ITメーカー系の企業がトップ20に多くランクインしているものの、アクセンチュア(6→8位)、野村総合研究所(NRI)(9→11位)、アビームコンサルティング(17→19位)が順位を落とした。
一方で情報通信企業のSkyは、「成長性」や「専門スキルが身につきそう」という理由で支持され15位から12位へランクアップ。3年連続で順位を上げた。同分類企業では、TISも16位から15位へ順位を上げている。
インターネットの社会インフラとしての重要性が高まっている背景から、専門スキルややりがいのある仕事内容に魅力を感じる学生が増えているようだ。