「インターンシップ人気企業ランキング」の総合1位はニトリで昨年3位から2ランクアップした。商品開発やマーケティングなど、最大4つの仕事を体験できるプログラムが人気だ。
2位は昨年からワンランクダウンした全日本空輸、3位は昨年8位から人気が上昇した日本航空で、航空業界の根強い人気がうかがえる。4位は味の素、5位は資生堂、6位はアチーブメント、7位は伊藤忠商事、8位はアロージャパン、9位はサイバーエージェント、10位はLegaseedという結果だった。
金融業界では、昨年と比べ、三菱UFJ銀行は53位から19位、三井住友銀行は85位から42位と30位以上も順位がアップ。近年低調だったメガバンクに人気復活の兆候が見られた。
また、脱出ゲームを取り入れたユニークな選考プログラムが話題となったアロージャパンが8位にランクインし、学生の関心の高さがうかがえた。
IT業界版では2位にLINE、3位にNTTデータ
「IT業界インターンシップ人気企業ランキング」ではヤフーが総合ランキング1位に輝いた。2位にLINE、3位にNTTデータ、4位に富士通、5位に楽天、6位にアクセンチュア、7位に伊藤忠テクノソリューションズ、8位にアマゾンウェブサービスジャパン、9位にぐるなび、10位に野村総合研究所がランクインし、トップ10の中にWEBサービス企業が4社入った。
これらのWEBサービス企業では、職種やテーマ別に体験できる形式のインターンシップを行っており、幅広い層の学生が参加できるため、人気を集めているようだ。
志望理由別のランキングでは、「プログラムが実際の仕事内容と近い」という理由で、2位にデロイト トーマツ コンサルティング(総合31位)、5位にアビームコンサルティング(総合26位)、6位に大和総研ホールディングス(総合21位)がトップ10に入った。意欲の高い学生やインターンシップで力量を試したい学生から、実践型のインターンシップが高く評価をされていることがわかった。