インターンシップの選考の応募社数と参加社数に差がある背景には、インターンシップの参加者を選考する企業が増えたことが考えられる。選考を受けた経験がある学生は61.1%で前年より10.7ポイント増加した。
選考に落ちたことのある学生については50.8%で、こちらも前年比12.1ポイント増。2社以上を受けてすべて通過した学生は1割程度にとどまった。だが、選考に落ちた企業に対しても「志望度は変わらない」(71.7%)と考える学生が多いようだ。
参加目的のうち、最多は「特定の企業のことをよく知るため」(75.2%)だった。「自分が何をやりたいのか見つけるため」(63.4%)、「志望企業や脂肪業界で働くことを経験するため」(57%)と答えた人も多く、これから就職活動を始めるにあたり、志望業界などの見極めたい人が多いようだった。
一方、約4割は「就職活動に有利と考えたため」(43.4%)と回答。早期選考や本選考を見越して、早めに動きだそうという考えの学生も一定数いるようだ。
今後参加したいと考えるプログラムについては「実際の現場での仕事体験」(33.5%)、「実施の仕事のシミュレーション体験」(18.6%)、「会社見学・工場見学・職場見学」(14.5%)が上位に挙がった。