現役慶應生による慶應のあるある12選 「三田祭でナンパするのは他大生?」「早慶戦じゃなくて慶早戦」 | キャリコネニュース
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現役慶應生による慶應のあるある12選 「三田祭でナンパするのは他大生?」「早慶戦じゃなくて慶早戦」

三田キャンパスの東門

三田キャンパスの東門

慶應義塾大学、1万円札の顔である福沢諭吉が創立した大学だ。その名前を聞けば「慶應ボーイ」や「早慶戦」といったワードが浮かんだり、櫻井翔さんをはじめとした多くの芸能人が卒業生にいることを思い浮かべたりする人が多いのではないだろうか。

そのイメージは果たして一致しているのか、そして慶應生の実態はどのようなものなのか、現役慶應生が紹介する。(文:塾生タロウ)

慶應生は「モテる」「お金持ち」というのはホント?

「慶應ボーイ」は、幼稚舎から慶應に通う人たちのことを指す

慶應生をもてはやすとき巷では「慶應ボーイ」なんて言葉が使われる。地方から上京した筆者も地元でよくそう呼ばれる。だが、学内では真の慶應ボーイは幼稚舎から慶應に通う人のことを指す。大学から慶應に進学した人は、勉強は多少できても、普通の家庭出身であることが多く、「慶應ボーイ」と自認している人は少ないだろう。よくある間違いだが、幼稚舎は幼稚園でなく小学校だ。

三田祭でナンパするのはほぼ慶應生ではない

慶應の学園祭である三田祭は、4日間で約20万人が来場する規模でいえば最大級の学祭だ。これだけたくさんの他大の人が来るのだから、起きうるのは「ナンパ」。開催期間中はキャンパスの一部が”ナンパロード”と呼ばれるほどだ。

だが、三田祭期間の慶應生は、サークルの出し物や出店、ゼミの発表に追われている人がほとんどで、ナンパをしている他大生や社会人を横目に見ているのが実情だ。そもそも「どこかで友達が見ているかもしれない」状況でナンパする度胸がある人は稀だろう。また、慶應生と偽り逆ナンを狙う男性も少なくないので注意が必要だ。

在学している芸能人は多いがキャンパスで見かけることは少ない

女優の葵わかなさん(21歳)やモデルのトラウデン直美さん(20歳)など、在学中の芸能人も多いが、見かけたことがあるという人のほうが少ないだろう。学生数が多い慶應では出席を取らない授業も多いので、仕事で忙しくて授業に出れなくても何とかなる。一方で、芸能人学生がボディーガードらしき人を引き連れて授業に出ていたという話も聞く。

多くの人がイメージする慶應大学についてエピソードを紹介した。ここからは、知られざる学校生活について解明する。

学生ではなく「塾生」

学校法人慶應義「塾」ともあるように、慶應大学生のことを「塾生」と呼ぶのが一般的だ。ちなみに卒業すると「塾員」になる。飲み会では挨拶するときは「塾生注目!」と呼びかけ言われたら「なんだー!」と返す。このようにして母校への愛が育まれるのだ。

三田に行っても取り残した日吉の授業を取ることを「来日」と呼ぶ

慶應大学の文系学部では、文学部は1年生で日吉キャンパス(神奈川県横浜市)、2年からは三田キャンパス(東京都港区)で授業を受ける。また、法・経済・商学部では1・2年時は日吉に、3・4年時は三田に通う。学年でキャンパスが変わるため、日吉で必修等を取り残した場合、三田に行ってからも日吉の授業に出なければいけない。このことを日吉に来ることにちなんで「来日」と呼ぶ。同様に留年して日吉に残る場合は「在日」と呼ぶ。

教授は「君付け」 先生という呼称は「福沢諭吉先生」だけ 

慶應では、先生とされるのは創設者の福沢諭吉のみ。教授をはじめとする教職員や学生はすべて福沢諭吉の門下生ということなので、平等に「君付け」で呼ぶ風習が残っている。そのため、テストの問題用紙でも「担当 ○○君」と教授の名前が君付けになっている。

福沢諭吉はもはや神のような存在

毎年、新入生全員に入学関連の書類とともに福沢諭吉の自叙伝である「福翁自伝」が送付される。日吉記念館で行われる入学式では上に巨大な福沢諭吉の肖像画が飾られ、新入生は早々から”独立自尊”の慶應スピリットに触れることになる。日吉や三田、SFCの各キャンパスには福沢諭吉の銅像が置かれ、愛校心の足りない塾生が台座に乗ると留年するというジンクスも。

日吉のイチョウの葉が落ちきる前に恋人ができないと……

自己紹介での「私、法政だよ」は「法政大学」ではない

法政といえば「法学部政治学科」のこと。法政大学のことではない。慶應大学の法学部には政治学科と法律学科の二つが存在しており、同じ法学部でも学ぶことが全然違う。法学部法律学科は法法と呼んでいる。慶應生に「法学部です」と言われたらどっちなのか聞いてみるといいかもしれない。

早慶戦ではなく「慶早戦」

「早慶戦」という言葉を聞いたことがある人は多いだろう。しかし、慶應大学内では、「慶早戦」と呼ぶ。ただ、どちらでもいいと思っている慶應生が大半だ。

「学校が休みになる」慶早戦では、1勝1敗状態を期待

慶早戦をはじめとする東京六大学リーグ戦は、基本土、日に行われて先に二勝したほうが勝ち点を獲得する。慶應大学では、慶早戦が1勝1敗状態などによって、月曜日まで試合が伸びた際に、2限以降の授業が休講になる(SFCは異なる場合あり)。そのため、一部の慶應生は慶應の勝利を願いつつも3戦目まで勝負が持ち越されることを祈っている。

日吉駅の待ち合わせスポット「銀玉」

慶應生でも知らない人が多いが正式名称は「虚球自像(こきゅうじぞう)」。GANTZではない。「銀玉」の愛称で親しまれており、2017年には人気漫画「銀魂」とコラボしたほどだ。夜になると酔った慶應生が登るとか登らないとか。

日吉のイチョウの葉が落ちきる前に彼氏・彼女ができないと大学四年間は独り身、というジンクス

日吉の銀杏並木

日吉の銀杏並木

最後に日吉キャンパスにまつわる伝説を紹介する。日吉キャンパスの正門を抜けると、きれいな銀杏の並木道がある。秋にはきれいな並木道となるのだが、少し変わったジンクスが存在する。大学1年次に、この銀杏の葉が落ちるまでに彼女ができなければ大学生活の4年間に恋人ができないというものだ。入学した当初に話題になり気にする学生が多いが、学年が上がれば忘れ去られる。

意外と知られていない慶應義塾大学の実態。周りにいる「塾生」、「塾員」にも話を聞いてみると面白いかもしれない。

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