橋本さん：　NISSAY ITは、日本生命やグループ各社の情報システム構築により培った高い技術力と業務ノウハウを活かし、金融機関全般、公共団体など、一般市場にも幅広く事業を展開しています。

現在は、「保険・共済」、「年金」、「ヘルスケア」の３つの領域を事業の柱に据え、事業展開をしていますが、金融システムの高度化、DX（デジタルトランスフォーメーション）市場の拡大など、さまざまな社会変遷を背景に関連領域も大きく広がっています。

「IT技術や市場環境の変化スピードが加速する中、コンサルティングへのニーズが高まっています」と橋本さん

安達さん：　NISSAY ITといえば、ユーザー系SIer企業のイメージが強いと思います。
しかし、お客様からは、「システムを発注する前の業務要件を検討段階から一緒に参画してほしい」「最適なソリューションがわからないので一緒に考えてほしい」「DXを活用した中期計画を立てたいが、一緒に考えてほしい」といったシステム開発だけでは解決できないニーズも多かったため、そのニーズに応えるべくコンサルティング事業にも注力してきました。そんな中、コンサルティング事業は、現在も大きな成長を続けています。

橋本さんも私も、当社でコンサルティング事業を専門に行っている「コンサルティング事業本部」に所属しています。

――コンサルティング事業本部について教えてください。

橋本さん：　私たちの所属するコンサルティング事業本部は、東京都港区赤坂（溜池山王）にあり、現在は約150名のメンバーが在籍しています。

NISSAY ITがコンサルティング事業に本格的に取り組み始めたのは17年ほど前です。当時は10名程度の小さなチームからのスタートでしたが、そこから比べると飛躍的な成長を遂げています。

IT という揺るぎない基盤がある中、コンサルティング事業本部での売上は全体の 1 割を占めており年々拡大しています。

事業本部の中には領域別にコンサルティング事業部、公共年金事業部の2つの事業部があります。

安達さん：コンサルティング事業部では、主に保険・共済関連、公共年金事業部では年金関連のコンサルティング業務を行っており、「保険・共済」「年金」領域において、業務設計・事務開発、DX企画支援（業務コンサルティング）、システム化計画策定、システム機器導入支援（ITコンサルティング）、プロジェクトマネジメント支援（PMOコンサルティング）を提供しています。

――どのような人たちがコンサルタントとして活躍されていますか？

橋本さん：　コンサルティング事業本部はキャリア採用で入社したメンバーが結構多いのが特徴です。

安達さん：　前職は多岐にわたりますが、大手コンサル企業でバリバリやっていたという人よりは、金融系SIer企業で経験を積み、もう一歩ステップアップをしたいと考え、コンサルタントになったメンバーが多いです。

充実したキャリア入社者のサポート体制とオープンな職場環境

──そういえばお二人もキャリア入社でいらっしゃいますね。お二人の転職のきっかけと、NISSAY ITを選んだ決め手を教えてください。

橋本さん：　前職では、金融系事業会社で営業事務や関連会社の業務支援を担当していました。その時に、業務改善支援を通じてお客様から感謝の言葉をいただいたことで「もっと業務改善に特化した仕事がしたい」「より多くのお客様の支援ができる仕事はないか」と思うようになり、事業会社からコンサルティング会社への転職を検討しました。

数あるコンサルティング会社のなかで当社に決めたのは、なじみのある金融業界に特化した業務コンサルティングに携われること、そして風通しの良いオープンな組織風土に魅力を感じたからです。

加えて、入社当時はコンサルティング事業本部の前進であるコンサルティング室に配属されたのですが、設立されてまだ2年ほどの若い組織で、組織づくりにも関わっていける点に惹かれました。日本生命グループという重厚な基盤のもと、新しいことにチャレンジできる、そう確信し入社を決意しました。

安達さん：　私は新卒でSEとしてITベンダーに入社し、金融業界のシステム開発を5年ほど担当していました。

キャリアチェンジをするか悩んでいた時、あるプロジェクトでNISSAY IT のコンサルタントと出会いました。その方はお客様のお悩みを引き出し、言語化・可視化し、課題提起をしていました。

それまで、IT業界での働き方には「開発する立場 ( ベンダー ) 」「開発を依頼する立場 ( 事業会社 ) 」しかないと思っていたのですが、「要望を引き出し、整理・改善提案する立場 ( コンサル ) 」があることを知り興味を持ちました。

私の経験を活かして働くことができる会社が「NISSAY IT」と感じたため、当社への入社を志しました。

面接の中で、NISSAY IT は、お客様の事業ドメイン (「保険・共済」「年金」)を絞って専門的な視点でコンサルを行う強みがあることを知り、自分の働き方にマッチしそうだと思い、入社を決意しました。

「キャリアチェンジで悩んでいた時NISSAY ITのコンサルタントに出会ったのがきっかけで入社を決意しました」と安達さん

──実際に働いてみて感じた仕事の魅力や醍醐味を教えてください。

安達さん：　入社したばかりの頃は、ITベンダーからのキャリアチェンジでコンサルタントとしての仕事に不安を感じていましたが、周りの人は気さくに声をかけてくれ、話をしやすい環境を準備してくれました。

入社後担当したのは、生命保険会社の事務企画領域におけるデータ分析を活用した施策立案支援です。初めての分野での業務でしたが、前職で培ったデータベースの操作や集計処理等の経験に加え、NISSAY IT には、データ分析など最新技術に関する研修も多く準備されていたため、お客さまの期待に応えることができたと思います。

NISSAY IT では前職での経験を考慮した配置や、新しい取り組みへのチャレンジ、それをサポートする仕組みができているため、個人に合わせた案件配置が可能となっているところが、大変魅力的だと感じました。

――ワークライフバランスはいかがですか？

安達さん：　現在はお客様のオフィスに駐在しており、駐在先での業務がないときは適宜リモートワークも利用しています。

担当しているプロジェクトの進捗状況によっては、残業をすることもありますが、順調に進められているときは、メリハリをつけて早く帰るようにしています。休暇制度も充実しているので、週末前後に休暇を取得し、3連休などを作って趣味の旅行を楽しんでいます。

橋本さん：　私は週に2～3日リモートワークを利用しています。Web会議システムや情報共有の仕組みが拡充されたこともあり、自宅でも作業効率を落とすことなく業務を行うことができるのでワークライフバランスはとてもいい状態です。趣味は食べ歩きなので、仕事終わりには美味しいお店を探して楽しんでいます。

「ワークライフバランスが良い職場環境に満足しています」と橋本さん

――同僚や上司との職場での人間関係はいかがですか。

安達さん：　実は私がNISSAY ITに感じた魅力の一つです。同僚や上司は面倒見の良い人が多く、中途入社でチームに参画した際にもいろいろと相談に乗ってもらいました。コンサルタントはお客様のオフィスに駐在して業務を行うことが多いのですが、そういった環境で社内の人間関係が良好であるということはとても重要だと思っています。駐在業務はどうしても緊張するものですが、社員同士の仲が良く、和やかな雰囲気があるため、メンバーを信頼して前向きに仕事に取り組むことができます。

橋本さん：　私もNISSAY ITに入社して以来、一人一人を見てくれる上司とお互いを認め合う同僚たちに支えられてきました。また、自分のチームのメンバーは悩んでいることがあれば、すぐに相談してくれるので必要なフォローを一緒に考えることができます。

多様な働き方が可能な環境な一方で、直接コミュニケーションを取る機会も大切にしているので、対面でのミーティングを開催することもあります。良好な人間関係は働きがいの向上にもつながるので、チームを運営する上でとても大切にしています。

お客様との一体感と仲間との切磋琢磨

――仕事をされる中で心がけていることはありますか。

橋本さん：　コンサルティングで心掛けていることの一つに、プロジェクトの中でお客様の要望をそのままお受けするのではなく、お客様と一緒に「本質的な課題やニーズは何か」を見極め、その課題解決や実現に向けた提案を行うようにしています。

お客様と同じ目線で業務の中身に踏み込み本質的な課題を見つけること、お客様に寄り添った具体的な最善策を提案できること、そして、その実行まで責任をもって支援できることは、当社の業務コンサルタントならではの醍醐味だと思います。

――コンサルティング事業本部でもコンサルタント募集されていますが、どのような人が仕事に向いていると思いますか？

安達さん：　向上心や好奇心がある人が向いていると思います。コンサルタントは、最新技術や市場のトレンド等、変化の速い環境変化に対して常にアンテナをはり、日常の業務に取り込んでいく必要があります。そのためには、専門性の向上に向けた自己研鑽や、広い視野での情報収集が欠かせないため、新しいことに臆さず前向きに取り組むことができる人が向いているのではと思います。

「お客様のオフィスに駐在することも多い中、社内の人間関係が良好であるということはとても重要だと思っています」と安達さん

橋本さん：　そうですね、みんなで一緒に切磋琢磨できる環境がNISSAY ITにはあります。
お客様は「保険・共済」をはじめ金融機関全般、公共団体など幅広いので、コンサルティング経験がなくてもこれまで培った経験をもとに「「保険・共済」「年金」などの領域で新しいことにチャレンジしたい」といった意欲のある方は、大歓迎です。

――本日はありがとうございました。