「売りたい」というモチベーションが達成感に──営業と育児の両立を目指す | キャリコネニュース
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「売りたい」というモチベーションが達成感に──営業と育児の両立を目指す

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2020年10月現在、ビーモーション株式会社のキャリアアドバイザーとして働く松尾 久美子。入社希望者の対応だけでなく、チームやスタッフの管理も行っています。そんな松尾はPHSの販売のアルバイトがきっかけで入社し、販売業務を行ってきました。育児との両立への苦労や仕事への想いをひも解きます。【talentbookで読む】

折衝や交渉ごとは自分に合っている。始めたのはPHSの販売のアルバイト

2020年10月現在は、キャリアアドバイザーとして求人経由で応募してきた方に対して当社の業務内容や条件面を伝えて、入社希望者に社内のトレーナーに引き渡す部分を担当しています。チームの案件調整やスタッフごとの業務状況の管理も行っています。

学生時代はこういった仕事に就くとは、まったく思っていませんでした。実家は自営業なので、サラリーマンとして働くことは想像もしていませんでした。

かろうじて当時考えていたことは「営業職には向いているかな」と思っていた程度。折衝や交渉ごとの方が自分にも合っているし、成長につながると考えていたんです。昔から長時間、椅子に座っていることが本当に苦手なので、「事務職はないな…」と。消去法ですね。

私はビーモーションに入社する前、PHSの販売のアルバイトをしていました。

1998年当時は、PHSが世の中に出回りはじめたころ。盛り上がっていたし、時給も他のアルバイトより高かったことがPHSの販売のアルバイトを始めた理由です。

その後、知人の紹介でビーモーションに出会い、友人紹介として入社しました。

「ありがとう」を大切に──苦労の末感じた営業の楽しさ

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私が携わっていたPHSメーカーは国内のシェアは大きくなく、ほとんど大手通信メーカーがシェアを占めていたので販売する難しさがありました。自分自身で売り方を工夫しないと売れなかったのです。

ただ、その点が自分にとってやりがいでもありました。最終的に接客した人から「ありがとう」という言葉をもらった時に、「今日はいい1日だった」と感じるんです。そういう感情を大切にしながら仕事をしていましたね。

その後はラベルプリンターの営業業務に関わります。まだ雑貨専門店などに製品が並んでいないころで、大手の雑貨専門店が全国展開に合わせて販路拡大を狙っていました。

最初はなかなか売れなかったんです。しかし、某メーカーが有名なキャラクターの版権を持っていたことで、キャラクターのライセンスを用いた切り口からアプローチすることに。その結果、全国へ拡大させることができました。こういったところが楽しさを感じる部分でしたね。

その後しばらくして、大手メーカーのデジタルカメラ部門で、営業活動のお手伝いをすることになりました。取引のあった某家電量販店での販路拡大のため、店舗の巡回業務を行いました。80店舗1都6県を担当させて頂きました。

当時、そのメーカーがカメラを扱っていることの認知度が低かったので、売り場に行ってもまず、商品の陳列が目立たない場所にありました。

何度も店舗に足を運び、売り場の方々に名前と顔を売ることから始まり、商品の露出が獲得できると売上が少しずつ上がっていきました。特出した機能として、わかりやすい「接写」や、「広角」を売りにしてアプローチしていきました。

営業活動をする中で、売り場のカメラコーナーの人に商品の特徴をわかりやすく簡単にお伝えすると、迷われているこだわりのあまりないお客様に進めてくださることがわかりました。

地道な営業活動が、結果、大きな成果につながることを、この営業活動を通じてたくさん得ることが出来ました。

産休に入ってからわずか7カ月で復帰。仕事への想いと育児の大変さ

その後の2008年、私は第一子の出産を迎えます。しかし、出産直後から産休に入ったのですが、保育園の入園のタイミングもあり、合計7カ月くらいで復帰しました。

復帰して働き始めましたが、急な子どもの病気で休んだり早退しなければならなくて自分が想像していたことよりも非常に多く、大変さを感じていました。

当時は今ほど、「女性が結婚や出産をしても仕事を続けられる」ということが当たり前になってはいませんでしたが、私は「働き続けるだろうな」という確信がありました。

それは私自身家事が嫌いなのと、自宅で夫の帰りを待つといった暮らし方はできないと感じていたから。だからこそ、育児をしながらでも働き続けることが自分にとって大切なことだと感じているんです。

当時担当していたSCの仕事(各店舗の販売戦略の立案・在庫確認など)では、これまでよりも広範囲のエリアを担当していました。ただ、店舗への巡回業務はペースを自分で管理できる仕事なので、自身の予定に合わせてうまく分散させながらなんとか業務をこなしていきました。

第二子の出産後は時短勤務に変わり、現在のリクルーティングを担当するようになりました。私自身のこれまでの経験を誰かに伝えていける仕事はとてもありがたいことだと感じながら働いています。

現在では時短勤務になってからしばらく経ちますが、会社や周囲のメンバーからの理解があるからこそできることでもあると感じていますね。本当に恵まれています。

リモートワークは仕事の幅を広げるチャンス

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2020年10月現在の仕事では、毎回お会いする候補者の方が変わるので新鮮に感じながら仕事ができています。

求職者と接する中で、自分自身の経験から目的意識がはっきりしている方よりも、迷っていて明確でない方が「とりあえずやってみよう」と後押しできると感じていますね。なかなか将来のことを鮮明に描ける人の方が、少ないと感じます。

ビーモーションは成果を追求するという部分では30年こだわってやり続けている会社です。

「売りたい」というモチベーションがある人には達成感を味わってもらいやすい、中毒性がある環境だと思いますね。現在の販売員も、それを楽しいと思っている人が多いと思います。

また、目標達成に向けたプロセスも含めて自由に取り組めるので、型にはめられるのが苦手な人には合っていると感じています。

私自身は、現状は、大きな目標を持つことはあまりしていません。どうしても家庭や子どもによって変化することが多いので、そちらに意識を置くようにしています。与えられた仕事は迷惑をかけずにできればと考えていますね。

ただ、将来的には営業職に復帰したいという想いは持っています。その点、リモートワークが今後より常識的になってくればチャンスもあると思うし、できる仕事の幅も広がっているように感じています。

また、子どもを夜間まで預けることができず、働き方を変更させなければならない時期ではありますが、時短だけでなくリモートワークができれば、その問題にもうまく対応できるのではないかと思っていますね。

育児と仕事の両立は、これまで私が石橋をたたきながら渡ってきてやりやすくなった面も多少あると思います。だから、他のメンバーも安心して気にせずどんどんチャレンジしていってほしいですね。

ビーモーション株式会社

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