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エンジニアとして、レベルの高い環境でさらなる成長を求めて

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2019年5月、JDDにエンジニアとして入社した渡邉 有希。保険共済系SIer、モバイルコンテンツ会社、ウェブ制作会社でキャリアを積んだ後、JDDを選びました。入社1ヶ月後には、産休・育休を経て、2020年4月に復帰。母としての顔も併せ持つ渡邉のキャリアの変遷と今後の展望をご紹介します。【talentbookで読む】

「動くものをつくる」を最優先し、スピード感を持って開発に臨む

2020年現在、エンジニア・デザイナーが所属するTDDのインフラチームにてCloudTrail監視環境などの構築をしながら、メインとしてはOnline Merges with Offline(*注1)戦略プロジェクト(以下、OMO)にてインフラ構築、バックエンド開発をしています。

OMOプロジェクトは、主に三菱UFJ銀行の営業担当者向けに日々の業務の隠れた課題を整理し解決するためのアプリケーション開発を行っています。チームメンバーはエンジニア・デザイナー・ビジネスから成っており、バックエンド開発は私ともう1名の2名で担当しています。

開発はプロトタイプ段階で動いているというのもあり、スモールスタートでやっています。プロトタイプということもあり、途中でつくり直しとなる可能性もありますので、まずはシンプルに動くものをつくることを最優先にスピード感を意識して作業していますね。また、今まで使ったことのない技術もあるので、学びながら実践しています。

*注1:オンラインとオフラインの融合を意味する。

エンジニアの世界に足を踏み入れ、築いてきたキャリア

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もともと、学生時代はエンジニアになることを考えていたわけではありませんでした。しかし就職氷河期の大変な時期だったため、就職を考えて高専の情報工学科に入ったのがきっかけで開発の世界に足を踏み入れました。

小さいころから、器用ではないかもしれないですが、とにかくものづくりが好きでした。

PCに初めて触れたのは中学生のころでしたが、先生が独自に勉強会のクラスを開いてくれていて、それがきっかけで好きになったんです。当時はMS-DOSにBASICのコードを打ち込むなどしていました。なので、今振り返ってみると、エンジニアとしての道を選んだのも自然な流れだったのかもしれません。

高専を卒業後、新卒で入社した保険共済系SIerで9年ほど働き、その後データベース専任のエンジニアとしてスタートアップのモバイルコンテンツ会社へ派遣で就職しました。

その会社は1社目のSIerの環境とは社風が180度違う会社で、みんな若く勢いがありワイワイしていて、カルチャーショックを受けたのを覚えていますね。いろんな会社があるんだなということを知り、物事はひとつに捉われない方がいいということを学びました。

若い人ばかりのスタートアップの会社で、技術的に習熟しているというよりも、エンジニア各自の技術力で成り立っている状態でしたので、後々大変にならないようにリファクタリングやDBの変更、レビューのフローを整える作業などをやっていました。

その後は、ウェブ制作会社に転職して10年間働きました。入社したときにはまだ10名くらいの小規模の会社で、ホームページ制作がメインの事業で、私は入力フォームやビルダーのツールの開発を担当していました。当初はまだ動的なサイトは少なかったのですが、次第に世の中はどんどんリッチにシステム化されていき、私はその開発を担っていました。

しかし年月を経る毎に、社内では今までのやり方や開発手法で通用するものの、外の世界にはどんどん置いていかれているような感覚を持つようになります。

あるとき、自分ひとりしか開発メンバーがいなかった頃があったんです。自分で決めて自分でやるものの、忙しいので以前つくったものを流用するしかないという時期がありまして。同じ仕組みでしかなく、世の中に出てきている新しい技術を使いこなせない、試す余裕もない状況に危機感を持つようになりました。

それがきっかけで、技術力を磨くという視点で転職を考えるようになったんです。

JDDの選考途中で妊娠が発覚。それでも「問題ない」と受け入れてくれた

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JDDのことはもともとプレスリリースやエンジニア向けの勉強会の告知などをウェブサイトなどで見ていたため、なんとなく気になってはいました。

その後、実際に会社訪問をして社員の方からお話を聞いたとき、技術力が高い人が集まっている印象を受けて、率直にすごいなと思い選考に進みました。

実はそんな中、選考途中に妊娠が発覚。さすがに無理かなと思い、辞退しようと相談したら「選考を進めるのは問題ないですよ」と言われたんです。そこでとても驚いてしまい、グッと心を掴まれてさらに入社したくなりましたね。

選考過程で、週4日勤務かつ時短で働く女性エンジニアの平さんとお会いしてお話を聞けたこともありがたかったです。まさか本当に採用していただけると思わなかったので、内定の連絡をいただいたときは本当に嬉しかったですね。

その後、2019年5月に入社。1ヶ月後にすぐ産休・育休を経て、2020年4月に復帰しました。

そのため働いている期間はまだ1年も経っていないのですが、短い時間の中でもやはり日々、他のメンバーのレベルの高さを感じています。

どんどん新しいことを取り入れてそれを使っていくスピードがとても刺激になるし、自分も頑張らなきゃと思います。たとえばミーティング中にわからないことがあって質問をしたら、絶対に知っている人がいるんです。「いったい、いつ勉強しているんだろう?」思うくらいみんな知識が豊富で。さらに知りたいことはいつでも聞きやすい雰囲気があると思います。

また、「新しい技術を使ってみよう」という際には割とすぐに実現する環境があります。たとえば新しいことをやろうとして、費用がかかる場合、途端にスピードが落ちてしまうという経験が過去にはあったのですが、JDDは「まずはやってみよう」というスタンスですので、他の会社と比較してもスムーズにいくイメージです。技術への投資は惜しまないという雰囲気を肌で感じていますね。

温かく、スピード感のある環境。目指すのは新たなサービス開発に携わること

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2020年4月に育休から復帰してすぐに、コロナの影響で保育園が閉鎖となってしまい、ずっとリモートで業務を行っていたのですが、先日、1年ぶりに出社しました。久しぶりで戸惑ったのですが、皆さんが気にかけてくれて、一人の社員として温かく迎えていただけてとても嬉しかったですね。一緒に作業しているメンバーをはじめ、皆いい方ばかりなので、とても楽しく働けています。

今後についてですが、業務としてまずはひとりで回せるようになり、周りのハイレベルなメンバーと肩を並べることを目指したいです。

長期的なキャリアとして、開発の仕事もこの業界も好きなのでずっとこの世界でやっていきたいと思っています。やっぱり、幼少期からものづくりが好きなので(笑)。

今後携わりたい案件としては、身近で使えるツールをつくれるといいなと思っています。生活する中で不便さを感じること、特に子どもの周りの事情はアナログすぎるところがあり、ショックを受けることが多いです。そういったところに何かしら助けになるようなことができるといいなと、なんとなく思っています。それがJDDの案件として成り立つといいですね。

普段の生活では、デジタルに弱い人も一定数いて、使い方に関して相談を受けることが多いのですが、こちらが想像しているのとまったく違う操作をしていることがあります。

そこで感じることは、デジタルに強い人は慣れがある分、ユーザーも自分たちと同じように操作しているであろうと思い込みがあるということです。そうしたデジタルに慣れてない方や消費者目線での発想やフィードバックを、私自身は提供できる気がしています。

「エンジニア」と「母」という両方の視点を持つ私だからこそ、気づくことがあると思っているので、そうした視点を今後のサービス開発に生かしていきたいと考えています。

Japan Digital Design 株式会社

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