挑戦と成長を諦めない。フレクトだからこそ叶えられる「仕事」と「子育て」の相乗効果 | キャリコネニュース - Page 2
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挑戦と成長を諦めない。フレクトだからこそ叶えられる「仕事」と「子育て」の相乗効果

先端のクラウドテクノロジーによるシステム開発を手掛けるフレクトには、自分らしく働きながら自身のさらなる成長に貪欲な社員が多く在籍しています。CI事業部の陳睿(ちんえい)もそのひとり。仕事と家庭の両立に加えて、目標であるPMに向けて毎晩資格試験の勉強にも取り組む陳が、やりがいや今後の展望を語ります。【talentbookで読む】

チャレンジの気持ちで新卒入社、来日。待ち受けていたのは思わぬ試練

陳は、2019年にフレクトへ入社して以来、CI事業部でSalesforce製品の一つであるExperience Cloudを使用したシステムの開発に携わってきました。今は、大規模イベントに関連する複数のアプリに紐づくシステムの構築やデータの管理などを手がけています。

陳 「2021年現在は、イベントに関する予約、関連する備品や場所の事前申請など、管理周りのシステムに携わっています。関連するアプリが多くあるだけでなく、追加のアプリ開発が急遽発生することもあり、状況は日々変化しています。

また、さまざまな関係者がログインして申請・処理できる、またレンタル品などの管理ができるといったことも含めて、機能は多岐にわたります」

利用者の要望に合わせて開発・カスタマイズし、多くのことを一元管理できるのがSalesforceの強み。そこに携わるチームの体制は、開発時と保守・運用時などフェーズに合わせて人数を変えて対応しています。

メンバーのひとりである陳は、2019年の秋から産休を取得後、約半年で復職。今は時短で勤務中です。中国で生まれ育った陳がフレクトに入社することになった経緯は、社会人として歩み出した頃に遡ります。

陳が大学で専攻したのはコンピューター科学技術。当時は日本のほうがIT分野で先行していたため、日系企業に勤めたり、日本向けの仕事に就いたりする人も多かったといいます。

そういった環境もあり、陳は日本企業に興味を持ち始めました。

たまたま参加した会社説明会を経て、「チャレンジしたい」という気持ちで日系企業へ入社を決めた陳ですが、思いもよらず、大きな試練に直面することになります。

陳 「新卒で入った会社はグローバル展開をしている日本の企業でした。中国にも支社があり、日本語やビジネスに関する研修を受けてから来日しました。日本のさまざまな企業に常駐して仕事をする予定でしたが、2009年にリーマンショックの影響で業績が悪化。私のいた部門が解散することになってしまい、時代の波にのまれました」

入社の決め手は「心の若さ」。ここでなら、全力で走っていける

入社した会社の所属部門が解散となってしまった陳は、そのまま中国に帰るべきか悩んだ末、日本の大学院への進学を決意します。

陳 「せっかく日本に来たのにまともに日本で働いた経験も積めないという現実。それに当時は拙い日本語だったので、転職先を探すのは難しい状態でした。

でも、そのまま帰国したくはなく、どうしても日本でチャレンジしたいという想いがありました。そこで、きちんと勉強してから就職しようと、筑波大学の大学院に進学することにしました。

大学院では図書館情報メディア科学を専攻し、大学時代の経験を活かして貸出履歴データ分析をして、『こういう人がこういう本に興味がある』といった解析ができる図書館検索システムの構築などを研究しました」

このような経験から、次なる就職先として教育関連企業に興味を抱いた陳。オンライン受験システムなどに関するシステムを手がける会社に入社を決め、システムの保守・運用の担当者となりました。

陳 「私はシステムの保守・運用の担当だったので、実際に開発に携わることはほとんどありませんでした。開発自体はインドや中国、ベトナムといった海外の子会社に発注する形。私はそうした海外メンバーとの窓口役で、オフショア開発の管理をしていました。

コミュニケーション力や調整力といった仕事に必要な基礎力はつきましたし、さまざまな国の人と連携していく面白さもありました。しかし、自分の技術的なスキルの成長が見えないことに気付き、5年ほど勤めたところで転職を考え始めました」

転職先を探す中で、面接を通じて陳が感じたフレクトの雰囲気は「とても若い」ということ。社員の年齢などではなく、会社の雰囲気や心が若い──そういうところがとても好きだ、と陳は語ります。

陳 「自分が興味を持っていることや新しいことへの取り組みに対して、『全力で走っている』。しかも、楽しみながら取り組んでいる人が多いな、と感じました。

そういう雰囲気に魅力を感じて、2019年の3月に入社を決めたのですが、1カ月くらい経ったころに妊娠がわかったのです。入社したばかりでしたし、どうしたらいいのかとても不安でした。そこで、当時の部長に相談したら『すごくいいことですね』と温かい言葉をいただけたのです。心の底からほっとしました」

子どもの成長スピードは驚くほど速い。自分も負けないように成長したい

▲雪初体験の子どもとスキー場に行った時の様子です。

現在、復職してほぼ1年が経つ陳。やりがいを感じる瞬間は、開発に携わったシステムの完成やリリースが成功したときだと言います。

陳 「開発に集中していますから、完成してリリースできたときの喜びはとても大きいです。ただ、私は前職で実際のプログラミングの経験がなく、Salesforceもどんどん更新されていくので、キャッチアップするための勉強が大変でもあります。しかし、社内の勉強会には、産休前も復職後も積極的に参加して、今は資格取得の勉強も並行してやっています」

仕事と子育てに奮闘する陳ですが、モチベーションの源は「子どもの成長に負けないように自分も成長したい」という想い。子どもの成長は驚くほど速く、陳自身も「もっと成長しなきゃ」とよい刺激を受けています。

陳 「私の子どもは、家では中国語を話し、保育園では日本語を使います。家で話をしているときにも、保育園で覚えた私が知らない単語を使うこともあります。そんな姿を見ると、子どもって本当にすごいなと思うのです。

子どもの成長スピードには負けるかもしれませんが、子どもが大きくなって『お母さんはあまり変わっていないな』と思われたら寂しいので、私自身も一生懸命頑張ろうと思います」

子どもと競争をするほど前向きな陳の入社時からの目標は、PM(プロジェクトマネージャー)になること。そのために必要な知識や経験を補うために資格試験を受け、上長とも相談しながらステップアップの準備をしています。

陳 「これまでの経験から、お客様の課題を解決できるシステムを構築したいという想いが根底にあります。開発などいろいろな経験を積んで、どうすればシステムがもっとよくなるか、お客様とコミュニケーションを取りながらマネジメントできるようになりたいと考えています」

成長意欲の強い人にとって、フレクトはとてもいい環境だ、という陳。社員同士のコミュニケーションもフラットで、わからないことは聞けばすぐに教えてもらえます。

陳 「『○○さんなら多分わかるから、聞いてみましょう』と、人と人との柔軟な繋がりがフレクトにはあります。そうした開かれたムードによって、私自身も一人で考え込むのではなく『わからないことは聞く』姿勢に変化してきました」

キャリアを諦めずに挑戦していける環境で、年齢に関係なく成長を重ねたい

子どもの成長スピードに刺激を受けて、仕事を頑張ろうという気概が生まれる。仕事を頑張ることで、子どもも母である陳からいい刺激を受ける。こうした良いループが、親子の成長に大きな相乗効果を生んでいるかもしれない、と陳は語ります。

陳 「やりがいとか成功とか、自分がやりきったという自信をつけることで、子育てにも自信が持てるかな、と思っています。Salesforceの資格試験を取って、これからもどんどん勉強したことを活かして、いずれはPMになりたいです」

ほかにも、陳には今後のキャリアの中で目標とすることがあります。それは、いくつになっても成長し続けること──

陳 「いくつになったらこれをしたい、というような目標はありません。年齢に関係なくどんどん成長したいです。興味の対象もどんどん変わると思うので、自分が好きなことをやる、勉強することを継続していきたいです。フレクトのメンバーは、みんな能動的に勉強して成長し続けている人ばかりなので、社内の雰囲気にも後押しされています」

そんな陳が気になっているのは、女性のエンジニアが社内に少ないこと。働く女性にとって結婚や妊娠、子育てをキャリアとどう両立していくは大きな課題です。

陳 「女性のエンジニアをもっと増やしたいな、と思っています。私自身、産休・育休を経験していますし、何よりもすぐに相談できる上長がいてくれることが一番の安心材料ですから、チャンスは十分にあります。

仕事に復帰したばかりのとき、子どもの病気などで休まなくてはならなくなるかもと不安はありましたが、『そのときはチームや仕事内容も調整します』と言っていただけて、私自身とても安心しました。仕事と家庭、子育てとの両立を不安に思っている女性は世の中にたくさんいる。そういう人にも、安心してフレクトに来てください、と伝えたいです」

フレクトの“年齢に関係のない若い空気感”と“多様な働き方に対応する制度”が、陳をはじめ、メンバーの貪欲な成長意欲をかき立てています。

PMという目標もひとつの通過点。仕事と家庭の両方で刺激を受けながら、モチベーション高く成長を続ける陳の今後に注目です。

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