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製品を通して人のためになることを──生産管理の若手社員が「工場の要」になるまで

東洋製罐の横浜工場に勤務する高野 大夢は入社10年目。生産管理課SCMグループで、お客様からの注文に応じて生産計画の立案から資材調達、製品供給と幅広い業務に携わっています。工場の要(かなめ)となった若手社員が、仕事の「やりがい」を語ります。【talentbookで読む】

調達・生産計画・物流を効率化や最適化するSCM部門は「製品供給の要」

高野が所属する「生産管理課SCM(サプライチェーンマネジメント)グループ」は、総勢4人の少数精鋭部門です。お客様の注文に応じて生産計画の立案から材料の手配、完成品の輸送手配や在庫管理までを担っています。

高野「生産管理課は、製造課のサポート・フォローをしていく部門です。SCMグループの業務は大きく分けて『調達』『生産計画』『物流』の3つ。自社製品をお客様へ供給するなかで、効率化・最適化を考えながら業務を行う部署です。私は主に生産計画の担当者として業務に携わっています」

「いつまでに、どんなものが欲しい」という販売部門からの情報がトリガーになり、ものづくりの生産計画に合わせて調達(原料調達)を行います。そして、製造課でのものづくりからお客様へのお届け、そのすべての製造過程に関わり、フローを管理するのが高野の仕事です。

SCMグループは、まさに「製品供給の要」ともいえる役割を果たしているのです。

高野「たとえば生産できる設備が10ライン以上あるとすると、材料などいろいろな仕様が違うものを含めると、生産している製品は実に20以上になることもあります。そのすべてを生産計画として管理しているわけです。

すべてのラインが違う動き方をしているので、タイミング良く予定を入れていくのがなかなか難しいところ。稼働状況や製造課の出勤状況など変化する要素を加味したうえで、『いかに生産予定を入れるか』を製造課と交渉しながら進めています。

計画を立てて終わりではなく、日々軌道修正を行いながら、取り組むことがほとんどですが、お客様に届ける納期もありますので、お互い妥協点を見つけながら、その時点での効率化・最適化を直接話し会って考えなければいけません」

立てた計画を実行していくには、個人の力ではできないと語る高野。日々変化する状況に合わせて計画を修正し、交渉を進める中では、現場で働く製造課のメンバーとの密なコミュニケーションや信頼関係の構築も欠かせません。

工場内で最も他部署との連絡を密にする必要があるのが、高野が行う生産計画の部門です。さらに、全国にある他工場のSCM部門とも情報を共有して横のつながりも密にしているといいます。

高野「ひとつの工場でものを考えると、どうしてもそこだけの内容にとどまってしまいがちです。そこで、同じ製品を作っている他工場の情報を得ることによって、考える幅や知識を広げていく必要があるのです。各工場のSCM部門との強い連携は仕事において、良い影響を与えてくれています。そうした背景もあり、SCM部門は担当する工場は違えども仲の良い部門だなと感じますね」

インフラの役割を担う商品を通して「人のためになること」がしたい

▲後輩と談笑

高校ではサッカー部に所属していた高野。コミュニケーションを大事にした部活動が仕事に活きているといいます。

高野「全学年で16人と少ない部員数で活動していました。人数が少ない中、下の学年でも上の学年でも、勝利という目標は同じ。目標を達成するためには、しっかり言い合える関係を築くことが必要でした。

具体的には、高い目標設定を達成できるように、日々コミュニケーションを欠かしません。チームワークを良くすることによって目標達成確率は上がっていくと信じています。おかげさまで、目標も達成できました。

高校サッカー選手権の予選大会では、一次予選の4回戦を勝ち二次予選出場を目指した結果、6回戦まで進めました。ベスト16には一歩及びませんでしたが、それでも経験したことは確かに今へつながっていると考えています」

サッカーに明け暮れた高校卒業後、東洋製罐に入社した高野。入社の出会いは進路指導の先生に勧められたことでした。

高野「東洋製罐が包装容器を作る会社と知って、日常生活のなかで自分たちが触れている製品を作っている会社なんだ、人の役に立つインフラの役割を果たす存在かもと思い、『ここで仕事ができれば、製品を通して人のためになることができかも』と考え、入社試験を受けることにしました」

高校では簿記や情報処理を履修していた高野ですが、勉強したことが仕事に役立ったと語ります。

高野「生産計画の仕事に携わるなかで、予定を作成する際に使用するツールは主にExcelです。Excelは学校の情報処理の授業で学んでいたので、それほど苦になりませんでした。入社後に、高校で勉強していて良かったとほっとした部分ですね」

「どうすれば楽しく仕事ができる?」参考にしたのは先輩の“スマイル”

入社年度の7月から現在の部署に配属された高野は、SCM部門の「調達」「生産計画」「物流」のうち、最初は生産計画という仕事から入りました。年々携わる業務を増やしていき、いまでは生産計画を主に工場で使う原料の調達を行いながら、さらには包装資材などの手配も同時にこなすなど、幅広く活躍しています。そんな彼も新人時代には「壁」に直面した経験がありました。

高野「入社当時、生産計画を立てるなかで一番苦労したのは、『この予定で行けそうだ』という断定がなかなかできず、決めきれなかったことでした」

乗り越えられたのは、周囲のサポートと高野の観察眼があったからです。

高野「1、2年目は、バディ制という形で同部署の先輩に仕事を教わりました。あるとき製造課に予定の提出で先輩と同行した際、『この予定ではできないよ』と突き返されたりすることがあって。これは大変な仕事だぞ、と感じていたのですが、それでも先輩は笑顔で対応していたのがすごく印象的だったんです。その様子を目の当たりにして、私自身『どうやったら楽しく仕事ができるのだろう?』と考えるようになりました。

参考になったのは、やはり先輩の仕事のスタイル。製造課や関係部署とのコミュニケーションを欠かさない姿を間近で見たのは大きかったですね。仕事の話はもちろん、ときにはアイスブレーク的なプライベート話も織り交ぜながら楽しく仕事ができている方だったんです。そこで、私もそのスタイルをマネするようになったわけですが……それが私自身のターニングポイントになりましたね」

新人でも臆することなく自分から声をかけていった高野。ときには仕事の枠を越えたコミュニケーションをとろうとする姿勢が、徐々に製造課との垣根を取り払っていきました。同時に、高野の仕事に対する考え方にも変化が訪れます。

高野「入社当初は、すべてひとりで考えないといけない、決めないといけないと思っていましたが、それは私の思い込みでした。関係する方たちからいろいろな情報をもらいながら組み立てていく。それが生産計画だと考えるに至ったんです。いまはIT化やAI化も進んでいますが、仕事は基本的に人と人がするもの。だからこそコミュニケーションは非常に大切ですし、コミュニケーションをうまくとれれば、どんな課題でも乗り越えられると信じています」

入社時に比べて「交渉力」が格段に向上したとこれまでを振り返る高野。少しでも前進しようと取り組む意気込みと、培った経験は確かにカタチになっています。

日常生活で自社製品に出会うことが誇りに繋がる

やりがいを感じるのは、チームで目標達成できたとき──。生産計画をひとりで任されるようになった現在でも、高野はコミュニケーションの重要性を忘れません。

高野「私ひとりに任されているとはいえ、やはり生産計画を組むのは難しい内容です。しかし、納期に合わせなくてはいけませんから、生産計画は重要な『軸』。私が提案した計画内容が変更になることもありますが、最終的に製造課と折り合いをつけて納期に間に合わせることに、大きなやりがいを感じていますね。日々のプロジェクトで発生する課題や目標に対して、みんなで解決して遂行する。その繰り返しで達成感を得ることができるんです」

入社10年目。若手から中堅社員となろうとしている高野は、仕事にどのような未来像を描いているのでしょうか。そこには、入社時に会社に抱いた思いがありました。

高野「将来的には生産計画だけでなく、もっともっと視野を広くして、社内や他工場の状況も見ながら、より良い計画を組みたいですね。入社の決め手となった『社会に良い形でモノをお届けして、貢献できる人間になりたい』というスタンスは忘れませんし、変わっていません。

うまく製造課につないで作られた製品が、消費者のみなさんに手に取っていただけることで、社会の役に立つポジションになりたいんです。包装容器を通じて、インフラとして絶えることなく貢献していきたいですし、それが私の変わらないミッションですね」

高野には、日常で誇れる瞬間があるといいます。それは、コンビニエンスストアやスーパーに並んでいる商品に、東洋製罐の包装容器が頻繁に使われていること、そしてそれを目にする瞬間です。

高野「ついつい私も自社の包装容器が使われている商品を買ってしまいますね(笑)。新しい商品が出たときに、仲の良い知り合いから『これ、高野の会社の容器?』と聞かれることがあるんです。『そうだよ!ありがとう』と返答しているのですが、やはり嬉しいですし、心の中でガッツポーズしています」

友人の反響を誇らしく感じるのは、自社製品の品質に絶対の自信があるからにほかなりません。部署間をまたいで周囲を巻き込むだけでなく、他工場の横のつながりを活かして業務を遂行。高野はその真摯な姿勢によって、今後も東洋製罐を支えていきます。

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