多面的な視点から街づくりに貢献。J.フロント リテイリンググループが取り組む不動産事業の若き挑戦者 | キャリコネニュース
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多面的な視点から街づくりに貢献。J.フロント リテイリンググループが取り組む不動産事業の若き挑戦者

畑 佑紀は、株式会社パルコの不動産戦略グループに所属。百貨店という枠を超え、不動産事業から街づくりに貢献しています。未知なる領域に挑戦する畑が考える、これからの百貨店の姿とはどのようなものなのか。仕事にかける想い、そして今後の展望を語ります。【talentbookで読む】

未知の領域に向けて資格を取得。不動産証券化スキームに対する社内理解を深めたい

2022年現在、JFRグループのデベロッパー戦略を担うパルコのアセットソリューション部に所属。大丸松坂屋百貨店の不動産事業部がパルコへ移管されたため、出向というかたちで在籍しています。

畑 「不動産事業を着実に成長させていくのが私たちの部門のミッションです。その中でも、不動産取引には購入資金の調達が不可欠ですので、不動産証券化というスキームを活用して外部の投資家様からも資金を調達しながら、魅力的な不動産の開発に繋げていくことが私の仕事です。主な業務は、不動産証券化スキームの活用に向けた検討、及び、不動産開発に関する各種取引契約書の調整・協議、スケジュール管理、事業計画の立案などです」

不動産証券化スキームの本格的な活用については、小売業がメインの大丸松坂屋百貨店やパルコにとって新たな取り組みであり、社内への浸透にも相応の手続きと、それにかかる時間が必要だと畑はいいます。

畑 「不動産証券化スキームなどの不動産と金融分野が融合した不動産金融と言われる分野は、専門性が高く、当社としても本格的な活用は新たな領域への挑戦になるため、社内で取り組みへの理解を深めていくことが必要です。そのために、不動産証券化スキームのストラクチャー(構造)などを調査・分析して、経営陣への説明資料に分かりやすく落とし込むことも私の仕事です」

アセットソリューション部のメンバーは現在7名。不動産の活用方法やその事業性について、収益性の観点から検証するため、畑は毎日数字と向き合っています。

畑 「もちろん、当初は私自身にも不動産金融に関する知見があったわけではないので、外部企業から当社へ出向で来ていただいている専門の方に教えていただいたり、その他にも勉強会やセミナーなどに積極的に参加したりすることで、理解を深めています」

JFRグループにおいて重要なデベロッパー戦略で中核的な役割を担っていくには、専門的な知識が必要です。畑は社内の資格補助制度を利用して、資格取得にも励んでいます。

畑 「入社後に宅地建物取引士(宅建)の資格をまず取得しました。現在は、不動産証券化協会認定マスターという資格に挑戦中です。この資格は社内でも有資格者があまりいないのですが、不動産金融業界で働く多くの人が保有している資格で、当社の不動産事業で様々な仕事にチャレンジするためにもぜひ取得したいと思います」

日々、数字と向き合う仕事ではあるが、そんな中でも畑には大事にしていることがあります。

畑 「不動産事業では、やはり収益性が大きな判断材料の1つにされます。ですが、単に収益性だけでなく街づくりに自分が貢献しているという視点を忘れずに、社会的意義を意識することも大切にしています。どのような不動産を開発して、どのように街に貢献することが良いのか、当社やJFRグループにとって最も価値のあることなのか、という視点を持って仕事をしています」

街の開発をしたいなら発祥の地で学べ──面接で話したことが入社半年で実現

▲学生時代 大学祭の実行委員の仲間と

畑は2018年、新卒で大丸松坂屋百貨店に入社しました。そんな畑が百貨店業界に関心を持った理由について、次のように語ります。

畑 「就職の合同説明会に行った際の説明を聞いて、『百貨店の催事や企画関連の仕事はおもしろい』と感じました。大学時代は、大学祭の実行委員会でステージ企画を担当していたこともあり、もともとイベント企画に関心があったんです。そこから百貨店の催事やイベントに関わってみたいと思うようになりました」

また、大学時代を名古屋で過ごした畑は、松坂屋名古屋店前の公園で毎週末に開催されていたイベントが深く心に残っているといいます。

畑 「松坂屋名古屋店の前には大きな公園があります。そこでは毎週末、ドイツのオクトーバーフェスト(ビール祭)や中国の春節祭など、さまざまなイベントが開かれていました。公園に行けば毎週のように何か楽しいイベントをやっている、そういった雰囲気にも魅力を感じて、何か松坂屋名古屋店とコラボしたイベントができたらいいなと思っていたんです」

畑は就職説明会で、大丸松坂屋百貨店が名古屋で「アーバンドミナント戦略」の取り組みを進めていることを知ります。これは、JFRグループが百貨店やパルコを核にエリア全体を面的に不動産開発し、街全体を盛り上げていくというプロジェクトです。

畑 「百貨店事業だけだと思っていたのですが、それだけではないんだと驚きました。百貨店が中心となって街の開発をすることに魅力を感じ、自分も携わりたいと思ったことが入社の決め手となりました。また、名古屋で暮らしていたこともあり、地域と企業である百貨店が連携して面的な開発を行い、街づくりに貢献するという話にも非常に興味を持ちました。松坂屋名古屋店の周辺では将来的にも開発の可能性があると聞き、ぜひその開発に関わりたいと思い面接のときからアピールしていました」

地域と連携した不動産開発に携わり、開発後のイベントなども企画してみたい。その想いが大丸松坂屋百貨店への入社の決め手となったといいます。そんな畑は入社後、まず大丸松坂屋百貨店の「アーバンドミナント戦略」や街づくり視点の発祥の地といわれている大丸神戸店に配属されます。

畑 「大丸神戸店は、地域一体で街のブランディングや魅力アップをはかるために取り組んでいる、アーバンドミナント戦略の発祥の地です。大丸神戸店のある旧居留地エリアには、百貨店と親和性のある高級ブランド店が立ち並び、百貨店が路面ブランド店を誘致したり、カード提携したりするなど、大丸松坂屋百貨店が中心となって街づくりをしています。まずは『場所を見て学んで来なさい』という会社の意向もあってなのか、そこでは半年間、販売業務に従事しました」

その後、畑は東京にある不動産事業部の企画部へ異動となります。企画部では、不動産物件でどのようなことができるか、既存の保有不動産をどのように活かすのか、といった開発の初期構想から携わっていました。

畑 「当初、不動産事業にはそれほど興味がありませんでした。ですが、企画部へ行って、実際に不動産事業に関わってみると、入社前の『街づくりに関わる仕事がしたい』という想いにつながっていることに気づいたんです。街づくりや地域の活性化に対してこういう関わり方もあるんだと、新しい発見がありました」

パルコで新卒採用にも挑戦。不動産戦略を考えるには現場の声を聞くのが一番

企画部で不動産事業に携わることになった畑。とくに印象深かった案件について、当時のことをこう振り返ります。

畑 「企画部には2年間在籍していました。その中で、とくに印象に残っているのは、私が入社後に配属された大丸神戸店のある旧居留地エリアでの路面ブランド店の誘致です。このエリアは、高級ブランド店が立派な門構えで並んでいます。街の雰囲気に合ったブランド店を誘致しようと、他部署とも協力して話を進めました。

百貨店がブランド企業様と不動産オーナー様との間に立ち、交渉を進めていました。経済条件面での交渉に時間がかかりましたが、街づくりにも資する計画であることを理解していただき、実現させることができました。自社内には高級ブランド店との取引を専門としている部署もあり、百貨店内に区画されている店舗として誘致するのでなく、街の顔にもなる路面型の店舗として出店いただくことについて一緒に調整・交渉しました」

その後、畑は2020年9月に同じJ.フロントリテイリングの子会社であるパルコに出向。そこで新しい領域である不動産金融に携わることになります。この未知の分野に取り組む中で、畑は百貨店の可能性、そして強化すべき点が見えてきたといいます。

畑 「百貨店にはコンテンツなどソフト面に興味がある人が多く、この方面では非常に強い集団です。ですが、それを活かすようなハード面や館作りなど、安定的な経営・事業基盤をどう作るのかという意識がまだまだ弱いのが実情です。そこを強化する必要があり、大丸と松坂屋という店舗の強みを伸ばしていきながら、課題に取り組んでいます」

意識を高めるためには現場の声を聞くのが一番、と畑は考えます。パルコには業務の20%を他部署への協業(協力)に当てられる「20%協業ルール」という仕組みがあり、畑はその制度を利用して、新卒採用に関わっています。

畑 「新卒採用では、インターンシップの企画に関わったり、『パルコが本当に欲しい人材とはどんな人なんだろう』と話し合ったり、人事とコアな部分から関わっています。また新卒採用では、パルコで実際に活躍している人と会えるといった魅力もあります。この制度を利用しようと思ったのは、出向という立場から見たパルコの魅力や課題を考え、伝えたいという想いがあったからです」

他部署での経験は、現在の仕事にも活かされているといいます。

畑 「不動産戦略は数字が大きな判断要素となる仕事です。ただ大事なのは、どのようなコンテンツにして、どのような価値を提供するか、ということ。そのため、最前線で活躍している現場の人とのコミュニケーションは非常に重要だと思っています」

今後はコンテンツ開発にも携わりたい。やりたいことに挑戦できる環境が魅力

「街づくりに貢献したい」という熱い想いを持って、大丸松坂屋百貨店に入社した畑。この先のキャリアビジョンについて次のように語ります。

畑 「まだ詳しくは言えないのですが、私がメインとして担当を任されている仕事で、直近で不動産証券化スキームも活用してローンチしそうなプロジェクトがあります。まずはそれをしっかりやり遂げるのが最重要課題。そこで実績とノウハウを積んだ上で、次のステップに進みたいですね」

さらに今後は、コンテンツを考える仕事にも携わりたいと話します。

畑 「個人的には、不動産事業だけでなく、他の分野にも挑戦してみたいと思っています。不動産というハード面を検討する仕事をやってきて感じたことは、結局『どのようなコンテンツを入れるか』『どういった価値を提供するか』が重要なのだとわかりました。ですから、今は主にハード面の仕事なんですが、今後はコンテンツを考える仕事もしていきたいですね。そこが当社の強みですし、そこで差別性をつけないと、他のデベロッパーとも戦っていけないと考えています」

こうした目標に向けて、畑は現在デジタル関連の勉強にも励んでいます。

畑 「VRやARといったデジタル機器を用いたエンタメコンテンツ事業を、大丸・松坂屋やパルコで展開できないかと検討しています。そのためにデジタル系の勉強も個人的に進めているんです。次のステップとして、新たな領域にもチャレンジしたいと考えています」

そして、その先には大学時代に過ごした名古屋の開発プロジェクトに関わりたい、という想いがあるといいます。

畑 「長期ビジョンでいえば、将来的に名古屋の開発プロジェクトに携わってみたいです。今はまだ具体化されていませんが、将来的に不動産開発などを検討する場合にはぜひ加わりたいですね。そこで街づくりや松坂屋名古屋店とコラボしたイベントなどの仕掛けづくりにも取り組んでみたいです。そのためにも、不動産開発のノウハウだけでなく、どういった魅力的なコンテンツを作っていくか、という知識もつけていかなければならないと思っています」

百貨店で働きながら、本業の小売以外でキャリアを積んできた畑。そんな畑は、大丸松坂屋百貨店の魅力をこのように語ります。

畑 「私は新卒入社から半年で神戸から本社に異動になり、不動産戦略の中核の部署に行かせてもらいました。新卒採用活動もそうですが、自分のやりたいことにチャレンジさせてもらえることが、この会社の魅力だと思っています。自ら手を挙げて社内公募制度に応募している同期も少なくありません。もちろん責任も伴い大変ですが、若手のうちからいろんな分野に挑戦できる環境が大丸松坂屋百貨店にはあります」

何百年もの歴史を紡いできた大丸と松坂屋。その歴史の重みを感じながら、畑はさらなる成長を遂げていきます。

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