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自分の仕事に誇りを!「好きを仕事に」より、大切にしたい私の仕事観

大好きなインテリア雑貨に携わる仕事に就いたものの、仕事自体を楽しめなくなり、転職を決意したという勝間田 貴会。リクルートスタッフィングの社風や環境に惹かれ、未経験から人材営業にチャレンジしました。彼女が大切にする仕事観、派遣事業に対する想いとは?【talentbookで読む】

好きなことを仕事にする難しさを思い知った、前職時代の苦い経験

幼少期を振り返ると、母にいろんな場所に連れて行ってもらった記憶があります。私の母は、私が物心ついた時から食器に絵を描く仕事をしており、その関連の展示会や美術館に行くことが多かったですね。そのせいか、私も自然と食器やインテリアに興味を持つようになりました。

学生になると、ある大手のインテリア雑貨ショップに惚れ込みました。お店に行くたびに「ここに住みたい!」って言っていたほどの大ファン。だから、就職活動では真っ先にその会社にエントリーしました。

念願叶って就職すると、最初の2年間の研修期間中は、ほとんどの時間、店舗で販売を経験。研修終了後も私は店舗勤務を継続し、最終的には店長を任されました。

店舗業務はとにかく多忙。日々の接客業務に加えて、季節ごとに本社から降りてくる販売戦略を元に、お店の立地や特性を生かした商品構成、売り場デザインを考え、実行していきます。あわせて従業員の採用、育成や収益アップのための施策立案も行い、毎日があっという間に過ぎていきましたね。

大好きなお店で働けるのは、たしかに幸せなこと。とくに新商品が出ると、テンションがあがりました。でも、ここで働くことが楽しいかと言われると、正直それを感じる余裕もない………。自分の中でギャップを感じていることに気づき、好きなことを仕事にする難しさを改めて考えさせられました。

一番身近な存在である母は、まさに好きなことを仕事にした人。小さいころは「1日中お絵描きをして、楽しそうでいいね」なんて思っていました。でも、好きなことを生業にし、しかも長く続けていくのってほんとうに難しい。たくさんの厳しい状況を母は乗り越えてきたんだろうなと、社会人になってようやく分かりました。

将来のキャリアパスを考え、営業職にチャレンジ。成長機会を求めてRSへ

母のように、好きなことを仕事としてずっと続けていくのは無理かもしれない。そう感じた私は、転職を決意しました。

実は前職でも、いずれは人事やPR、広告の仕事がしたいと思っていたので、最初はそうした業界や職種を探していました。人事に興味を持ったのは、働くうえで自分の仕事に誇りを持てたり、自分の会社やそのサービスを好きになれたりすることって、すごく重要だと思ったからです。

私の場合、前社の商品自体は大好きだったけど、仕事内容や会社も大好き、と言えるまでにはなれなかった。だから、「この会社で働いてみたい」「この人と一緒に働きたい」と思えるような職場環境を自分の介在によって作りたいと思ったんです。そこから人材業界に興味を広げ、今に至ります。

営業職にチャレンジしてみようと思ったのは、長期的なキャリアを考えた結果です。「営業」というととにかく契約を取り続けるというイメージが当初はあったのですが、リクルートスタッフィングの営業の印象は少し違いました。企業と働く人の間に入り、きっかけを作ったりキャリアを応援できたりする仕事だと感じました。また営業の経験があれば、その後いろんなキャリアパスが広がると考えたんです。

そのなかでもリクルートスタッフィングを選んだ決め手は、社員の皆さんの人柄の良さでした。大らかで成長意識が高く、ここなら自分も成長できそうだと感じたんです。それに、「らしさの数だけ、働き方のある社会」を創るというビジョンに賛同する人が集まり、そこに向けて皆が共通認識を持って動いている──会社説明を受けたときにそんな風に感じて、それってすごく強いこと、素敵なことだなと感じたのも大きかったですね。

接客業で培った「相手の真意をつかむスキル」が、営業にも活きている

派遣営業の仕事は、クライアントと派遣スタッフの間に立って話をする機会がとても多いのが特徴。双方の事情を汲みながら、代弁者になってさまざまな調整をします。

今まで長らく接客業をしてきた私は、お客様と自分という一対一のコミュニケーションには慣れていましたが、二者の間に立つというのはとても新鮮に感じました。当然接客のような一対一のラリーでは完結せず、もう一方でも一対一のラリーを繰り返す必要があり、最初は間に挟まれる状況を難しく感じました。そんなときに意識していたのは、入社時に強調された「介在価値」の大切さ。自分が間に入ることで、相手に価値を提供しようという意味の言葉です。

「介在価値」の意味を実感したのは、ある派遣先企業から「フルタイムで人材を探してほしい」というご依頼をいただいたときのこと。人選時の経験やスキル、処遇などを何度も細かく調整したのですが、なかなかお応えするのが難しく、難航していました。いろいろと考えた結果、私は「フルタイムスタッフ1人ではなく、時短勤務×2人で対応してみませんか?」とご提案しました。クライアントが承諾してくださり、2人の派遣スタッフを起用してもらうことができました。そして実際にご就業いただいた2人の派遣スタッフの方も、それぞれプライベートと両立しながら働くことができて、とても満足いただくことができました。

介在価値を提供するという意味では、前職の経験が活きていると感じます。接客業では、常にお客様の行動を見て「今何をしてほしいのかな?」と考えることが重要です。

世の中にはいろんな考え方の人がいるので、接客の正解もワンパターンではない。「この人はこういう人だから、こういう接客をしたら喜ぶかな?」と自分で仮説を立て、少しずつ軌道修正するというやり方で、人の真意をつかめるようになりました。今の仕事でも毎日たくさんの人と接するので、このスキルはかなり役に立っています。

選択肢があるのは、とても豊かなこと。派遣という働き方をもっと多くの人に知ってほしい

これからやりたいことのひとつは、派遣という働き方を、世の中の人たちにもっと知ってもらうこと。実は派遣という働き方は日本で雇用されている人数のうちわずか2.5%。まだまだ知らない方も多いし、理解されていないと思うんです。

実際私の友だちの中にも、派遣スタッフの働き方について知らない人は少なくありません。派遣だと産休育休は取れないんでしょ?とか、リモートワークの仕事って少ないのかな?などよく聞かれることがあります。実際産休育休も条件により取得していただくことができますし、リモートワークについてはコロナ禍で推進が進み、今でもご就業いただいている派遣スタッフの方の約半分が月に1度以上リモートでお仕事をされています。

詳しく知らないからこそ、「派遣では働けない」と決めてしまっている人が多いんですよね。もしそれを知っていれば、仕事の選択肢に「派遣」が増えるかもしれません。その選択肢を使うか使わないかは置いておいて、まずは一人でも多くの方に派遣という働き方を知っていただきたいなと思っています。

仕事って、ほんとうに環境次第です。人と人との関係や、社内がどんな雰囲気なのかが、仕事の楽しさに直結します。いい環境に身を置いていれば、仕事が楽しいなと本気で思えるもの。だから自分の働く環境も大事にしたいし、自分が担当する派遣スタッフの方の働く環境も整えてあげたいと思っています。

自分の仕事に誇りを持ちたい。1日の大半を過ごす会社を好きでいられたらいいな──そんな想いが根幹にあって、選んだこの仕事とリクルートスタッフィングという会社。これからも多様な働き方を創るために介在し続けていきたいと思っています。

株式会社リクルートスタッフィング

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