憧れの先に見つけた“本当になりたい社会人像”──新米採用担当からすべての新卒者へ | キャリコネニュース
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憧れの先に見つけた“本当になりたい社会人像”──新米採用担当からすべての新卒者へ

▲新卒イベントでの一枚

子会社7社を擁し、人材事業を展開する株式会社エスプール。2019年に東証一部上場を果たし、さらなる躍進を続ける同社で、長野 太郎は新卒採用を担当している。幼少期より抱いていた父への憧れから、就職活動時は日系大手を志望していたという長野。自身を見つめ直す過程で、その憧れの向こう側に見つけたものとは?【talentbookで読む】

父に憧れた、目立ちたがり屋の少年。演劇部で価値観が一変するまで

幼少期の性格を一言でいうなら、“目立ちたがり”。いつもクラスの中心にいるような子どもだった長野の夢は、一級建築士だった。

長野 「子どものころは、ずっと一級建築士になりたいと思っていました。たまたまテレビ番組で見かけて存在を知り、言葉の響きが気に入ったのと、家を建てる仕事がかっこいいと思ったのが理由です」

大きくなるにつれて、その想いは影を潜め、やがて父親を強く尊敬するようになったという長野。

長野 「何不自由なく暮らせていることへの感謝の気持ちもありますが、ふとしたときに社会人らしい仕草を見かけたりして、“働く父親像”のようなものへの憧れを漠然と抱くようになって。次第に、『父のような社会人になりたい』と思うようになったんです」

中学では、指導方針の厳しいバスケットボール部に所属し、難関校への受験勉強との両立に全力を注いだ長野。高校に進学し、友人からのすすめで演劇部に入ったことが、初めての転機になった。

長野 「中学では部活と勉強の両立に励んでいたことが自分にとってのすべて。努力して、結果を出し、周囲から評価もされて充実していました。今思えば、視野が狭く、お山の大将のようなところがあったかもしれません。ところが、高校で演劇部に入ったことで、世の中にはいろいろな人がいて、多様な考え方があることを肌で感じました。中学までの価値観がまるで通用しない世界があると知ったんです。

たとえば、“喜ぶ”という動作ひとつとっても、表現のアプローチは人それぞれ。僕が『元気に喜んでほしい』と思ったとしても、想定外の演技が返ってくる。起点が同じでも、出力するものがまるで違うんです。演技の世界を通じて、人によって言葉の伝わり方も異なれば、感情の発露の仕方もそれぞれなのだと学びました」

自分自身を取り戻すきっかけになった1dayインターンシップ

長野が就職活動を本格的に始めたのは、大学3年生のサマーインターンシップの時期。当時は父親や、先に社会人になっていた3つ年上の兄への憧れから、知名度のある大手企業を中心に見ていたと振り返る。

長野 「雰囲気がよさそうなところや、いかにも安定しているように見えるところなど、いわゆる安定志向の企業選びをしていて、日系大手企業のインターンに積極的に参加していました。インターンシップ自体はとても楽しかったですし、体験した仕事もおもしろいと感じました」

ところが、インターンシップに参加したことで、得体の知れないモヤモヤが自分のなかに芽生えているのを感じたという長野。

長野 「日系大手企業のインターンシップでは、どこか組織のパーツのひとつになって働くような印象があって。同時に、父や兄を尊敬する反面、ふたりが共に土日のために平日の5日間、我慢して働いているように見えることへの違和感も募っていきました。休日よりも仕事をしている時間の方が長いのに、仕事を楽しめないなんて、そんなもったいない人生ってあるだろうかと思ったんです」

そんな中、長野が目を止めたのが、ナビサイトに掲載されていたエスプールの1dayインターンシップだった。

長野 「『参加して価値観を分析してみませんか』という文言をたまたま見つけて。ちょうど迷いを感じているときだったので、当時抱いていた葛藤をうまく言語化できるかもしれないと考え、参加してみようと思ったんです。

実際にインターンシップに参加し、自分自身を掘り下げていく過程で、『どんな社会人になりたいんだろう』と自分に問いかけてみました。すると、『そもそも安定志向って、果たして自分が求めていたことなんだっけ?』という疑問が生まれてきて。これをきっかけに、就活の軸を根本から見直すことになりました」

日系大手企業と自分が目指す社会人像が相容れないことに気づいた長野。いわゆるメガベンチャーに就職活動の的を絞り、最終的に就職先として選んだのが、1dayインターンシップへの参加を機に興味を持ったエスプールだった。

長野 「最初は、『尖ったことをやっているな』と思う程度でしたが、選考が進むにつれ、会わせてもらった社員が皆仕事を楽しんでいるように感じたんです。ひとつ質問すると十倍になって返ってくるような、面接らしくない面接からも、自由な社風が伺える気がして、志望度が上がっていきました」

2年弱で採用担当に。“失敗を恐れずチャレンジする”というバリューを体現

2020年4月に、エスプールに入社した長野。2022年1月には、新卒採用担当に抜擢されることに。採用計画から採用手法の設計、実際の面接まで、新卒採用のほぼすべての中核を担っている。

長野 「後輩の面倒見が良いと自負するところがあって、自分が採用の仕事に向いているのではないかと漠然と思っていました。というのも、同期が先に23卒採用の責任者をしていて、以前から人事の業務の話を聞いては、おもしろそうだと思っていたんです。だから、辞令を受けたときは、いろいろな学生さんと触れ合えることが楽しみで、とにかくワクワクしました」

入社2年目や3年目の若手社員が、新卒採用など重要な業務の責任者を任せられることは珍しいことでなく、グループ全体の傾向だと長野はいう。

長野 「これは新卒採用責任者に限った話ではなくてグループ全体でいえることなんですが、若手のうちから重要なポジションを任せられることが本当に多いです。さまざまな経験を積ませて幹部候補としてスピード感を持って育成することで、それぞれのフィールドで活躍できる人材を育成する。

僕自身も3年目で責任のあるポジションに就いて、圧倒的な成長機会があると実感しました。こういった風土があるので会社自体も急成長してきたんだと思います。根底にあるのは、“失敗を恐れずチャレンジする”というバリュー。自分の思うようにやって失敗したからといって、死ぬわけではありません。もちろん、自由には責任をともないますが、『任命した上司にも責任があるのだから、あなたはどんどんやっていい』という言葉をもらっています。

そんなカルチャーがあるからこそ、やりがいある仕事を任せてもらえるんです。僕も後輩にどんどん重要な仕事を任せられるような先輩になりたいと思っています」

数年前までは自身も就活生だった長野。実際に採用担当を経験したことで、かつて抱いていたイメージがガラリと変わったと話す。

長野 「採用に関わる業務は、意外とアナログなところがあって、いい意味で人間味がある部分が多いと感じています。学生さん一人ひとりと顔を突き合わせてじっくり話をしながら、エスプールのことを理解してもらい、こちらも学生さんのことを理解していくというか。

自分が学生時代に抱いていた採用活動のイメージは、明確な基準を設けて学歴やES(エントリシート)で振り分けていくというものだったんです。ところが、エスプールには書類選考がありません。実際には、やりたいことを本人に聞いて、それがここで叶えられるかどうかを一緒になって考えていくのが、エスプールの基本的な採用プロセスです」

共感し合える仲間とともに、楽しみながら挑戦を繰り返し、成長していく

新卒採用の選考にあたって、学生が“会社のミッションやバリューに共感できているかどうか”を大切にしていると長野はいう。

長野 「僕自身、新しいことにチャレンジしてみたい気持ちがありますし、実際に社内を見渡しても、“失敗を恐れずチャレンジする”、“仕事を楽しむ”というバリューを体現している人が多いと感じていて。双方の幸せのためにも、企業文化に適合して、我々の価値観に共感してくれるかどうかはしっかり見極めるようにしています」

採用の仕事に大きなやりがいを感じていると話す長野。さらに次のように続ける。

長野 「第一にあるのは、『相手のことを理解したい』という気持ちです。およそ70人とかなりの採用規模ですが、それぞれが抱える人生選択やストーリーを間近で見ながら、一人ひとりときちんと向き合うようにしています。

この会社の良いところも悪いところも、いろんなことを理解した上で『エスプールに入社したいです』といってくれる学生さんが最終面接まで進み、内定が出される場面に立ち会えると、やっていてよかったなと思いますね」

そんな長野の今の目標は、役員になること。そしてゆくゆくは、事業会社のトップを目指したいと話す。

長野 「エスプールの採用計画として、新卒を幹部候補生として採用し、事業会社の社長や執行役員になることを目的とした教育制度があるんです。すべての新卒はそんな将来的な価値を見出されて採用されていますし、僕に限らず会社が社員に寄せる期待はとても大きいと感じています。その期待を超えるように成長していきたいですね」

数年前は、自身も就活生だった長野。社会人の先輩として、すべての新卒者に伝えたいことがあるという。

長野 「『後悔のない就活をしてほしい』と思っています。そのためにも、自分のやりたいことはなんなのかを、とことん考え続けてほしいです。エスプールには、東証プライム上場企業としての安定した基盤と、失敗を恐れず挑戦できる土壌、その両軸があります。そこに親和性を感じ、おもしろそうだと感じる人と出会えるのを楽しみにしています」

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