ここは誰もがその力を発揮できるような職場。仲間とともにさらなる挑戦へ | キャリコネニュース
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ここは誰もがその力を発揮できるような職場。仲間とともにさらなる挑戦へ

「次の担当は吉田さんにお願いしたい」。クライアントからの言葉に耳を疑った。周りを見渡すと、仲間たちの頼もしい顔が見えた。「この人たちと一緒ならできる気がする」。ひとりじゃない。そう思うとぐっと力が湧いてきた。仕事と育児の中で築かれたNTTデータ ウェーブへの想いをiSS事業部の吉田 泉が語ります。【talentbookで読む】

自分の存在を必要としてくれる仲間たち。応えたい気持ちがやる気の原動力

産休、育休明けの職場、急な子どもの発熱でミーティングを途中退席することも多々あった。「ごめんなさい。娘のお迎えにいくね」と同僚に告げると足早にオフィスを出た。本当はみんなの仕事の邪魔になっているんじゃない?心の中の自分から問いかけられる。そうかもしれない……。戸惑いながら育児と仕事に向きあっていた。

入社後に任されたのはサーバー構築の業務だった。トラブルが起きれば夜中でも会社に駆けつけて解決に当たった。経験を重ねていくことで技術とノウハウが蓄積されていくことに楽しさを覚えた。できることが増えていく、そのことにやりがいを感じた。産休や育休を経て、その後はクライアントのIT業務支援やシステムの運用の業務に関わった。

「仕事が好き、仕事が楽しい」という想いは変わらなかった。だからこそ深く関われないことが辛かった。

「それなら吉田さんの動きやすいこの時間帯にミーティングしましょう」

思い悩む姿に、同僚から提案の声が上がった。

「えっ、良いの?そんなことできるの!?」

クライアント側も打ち合わせ時間の変更に同意してくれた。カチッ、カチッと少しずつ歯車がかみ合いだす。

「吉田さんの知識と経験がなければ、このプロジェクトはうまくいきません」

メンバーの一言に心が熱くなった。自分を必要としてくれる仲間がいる。

「そうだ、やらなきゃ!」心に灯がともった瞬間だった。

ミーティング時間やスケジュールを見直して1年が過ぎた。メンバーやクライアントの理解と支えもあり、プロジェクトは予想以上の結果が出ていた。次の担当は吉田さんに──その言葉に驚きとともに喜びが込み上げた。この気持ちを分かち合える仲間がいる。そのことが何よりも嬉しかった。

もてる力を最大に。試みから生まれた新たな可能性

その後も次から次へと、新たなチャレンジが待っていた。「“あえて”子育て中の女性社員だけでプロジェクトをやってみないか」と、信頼する上司から聞いたこともないような提案が言い渡された。時短による勤務制限、急なトラブルで出社できないこともある。限られた範囲の中でも、しっかりと業務をマネジメントできればきっと結果は出せるはず。

“この先も、この会社であらゆる社員が持てる力を発揮できる職場をつくるために”

試みの先にある会社の想いを感じた。その礎を目指して挑戦が始まった。

同じく育休明けの後輩社員とともに、システム障害に関する情報をデータベース化する業務を任された。前任者のいないプロジェクトは、手探りの中で一から情報を集めた。仕事、家事、育児、自分たちのペースを守りながら一つひとつ目標をクリアしていく。設定した納期までにプロジェクトは完了した。データベースを維持管理していくためのマニュアルや運用メンバーの育成にも着手できた。

「女性だから、時短だから無理。当時の社内にはまだそんな雰囲気もありましたが、このプロジェクトを機に流れは変わったと思います」

ともに汗を流した後輩社員はその後、主要なプロジェクトに抜擢されその才能を開花させた。「誰もがその力を発揮できるような職場に、ちょっと近づけたかな」。そう思うと心が達成感で満たされる。

やる気を引き出す、環境こそがモチベーション

支えてくれた仲間たち、懐の深いクライアント、挑戦的な上司の試み。いつも周りに活かされて輝いてきた。ご縁の糸が結びつき、また新たなチャレンジや出会いへと自分をいざなう。

近頃では海外のメンバーとも英語でミーティングする機会が増えた。英語でのやり取りはいつもより緊張するが、その緊張感が仕事へのやりがいにもなっている。「もっとうまく内容を伝えたい」。そう思うとまたやる気がわいてくる。今はiSS(Innovative Service & Support)事業部でクライアントのIT業務をサポートしている。

娘が大きくなるにつれ、同僚とは仕事の関係性だけではなく家族ぐるみでスタンプラリーや遊園地などにも出かけるようになった。

「私にとって会社は温かい実家のような存在であり、仲間たちがいる場所なんです」

コロナ禍ではリモートワークが増え、出社する機会は減った。それでも昔と変わらない関係性があるからこそ、今まで通り仕事が楽しいと感じる。

これからも私らしさを活かして。紡がれていく仲間たちとの関係性を大切に

▲産休中に始めた趣味の編み物

仕事と家庭のバランスを保つことで、自分の時間も作れるようになった。産休中に始めた編み物は今も大好きな趣味として続けている。最初は小さなベビーニットを作るのにも一苦労だった。「一度始めるとのめり込むタイプ。編み始めると何時間でも続けちゃう」と笑う。海外の編み物雑誌を取り寄せて、編み方を研究したこともあった。毎年、冬になると両親のためにニット帽を編むのが楽しみの一つ。新作の柄を考えて毛糸を選び、編み方も毎年工夫する。

「私のこういうのめり込む性格を上司や同僚はよく見ているんですよね。私がどうすれば力を発揮するのか、本当にうまいなって。だから私は私らしく生き生きと働けているんです。それはすごく幸せなことだと今実感しています」

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