プロダクトと一貫した組織カルチャー。私たちが立上げ期のNotionに参画した理由 | キャリコネニュース - Page 2
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プロダクトと一貫した組織カルチャー。私たちが立上げ期のNotionに参画した理由

2022年に日本法人Notion Labs Japan合同会社を設立したNotion Labs Inc.。同年10月には日本語ベータ版リリースから1年を迎え、国内およびAPAC領域へとNotionを広めるべく奮闘してきました。生垣 侑依、桐谷 圭介、小髙 蘭の3人が、プロダクトの強みだけでなく、同社の組織としての魅力を語ります。【talentbookで読む】

Notionを多くの人・チームのもとへ──国内の事業展開において各々が果たすロール

Notion Labs Inc.(以後、Notion)が提供するプロダクト『Notion』は、仕事の質とスピードを向上させるコネクテッドワークスペースです。ドキュメントの作成・共有、プロジェクトの管理、ナレッジの整理など、さまざまな機能をそなえています。

生垣と小髙は2022年、桐谷は2023年にNotionに入社。いずれも組織が新たなステージを迎えた時点で入社を決め、その成長を自らの手で推進したいと考えていました。

生垣 「Head of Salesとして、日本のフィールドセールスのチームをリードしています。フィールドセールスチームには、新規のお客様を獲得するアカウントエグゼクティブというポジションと、既存のお客様がNotionを活用してビジネスゴールを達成することをご支援するアカウントマネジャーというポジションがあります。

私は日本におけるそのふたつのチームを率い、日本と、韓国以外のAPAC領域の営業を管轄しています」

桐谷 「私はPartner Sales Lead、つまりパートナー企業の皆様の営業活動を推進する立場です。直営の営業とは別に、外部のパートナーさんにもNotionの価値を同じように理解してもらって、日本でのNotionの拡大に協力していただいています。

現在のパートナーの維持拡大はもちろん、Notionにフィットする新しいパートナーを開拓し、私たちと同じようにNotionの価値訴求ができるようなエコシステムをつくること、それが私の仕事です。

米国本社各部門や日本の営業チームとも連携・協力し、日本でNotionを普及させる上で、最適なセールスの形を模索しています」

小髙 「APAC全体をカバーするSales Developmentチームのリードを担当しています。具体的にはお客様からの新規の問い合わせ対応や、ターゲットアカウントへのアプローチ、お客様との関係構築、Notionの利用拡大支援などを行います。

いわゆるインサイドセールスという、非対面の営業ですね。商談を創出し営業に渡すまでの前工程を主に担っています。まだチーム自体が大きくないので、私も一緒に現場に入ってカスタマーフェイシングをしています」

日本法人立ち上げのタイミングで参画。Notionにいたる道程と、実現したかった想い

Notionは、2022年6月に日本法人を設立し、プロダクトのさらなる浸透に力を入れています。その中で、3人の取り組む課題は共通していますが、入社経緯は三者三様です。中でも生垣は日本における営業のひとりめ、日本の社員としては3番目にジョインしました。

生垣 「私は自身のキャリアにおいてパーソナルミッションを掲げています。それは、“世の中に良いインパクトを与えるすばらしいサービスを強いチームをつくって推進していくことによって、市場へ良いインパクトを”というもの。

Notionはすばらしいプロダクトですし、文化を醸成しながら組織を立ち上げていくというフェーズに、ぜひ携わりたいと考えていました」

桐谷にとってはNotionがSaaS企業として3社目。同社のミッションに強く共感したことが入社の決め手となりました。

桐谷 「私には、人のためになる、自分も使っていてすごく共感できる、自分と同一化して扱っていられる、そういうプロダクトに携わりたいという想いがあります。

Notionが掲げるミッションは、“誰もが思い描いたソフトウェアを自由自在に組み立てることができれば、世界はより多くを実現できる”というもの。非常に共感できるものですし、自分のスタンスを活かせるオポチュニティだと確信し入社しました」

一方、自分が働く組織を選ぶ上で譲れないこだわりを持つ小髙。Notionへの入社を決めた理由についてこう話します。

小髙 「私はインサイドセールスの仕事が大好きで、転職するときは『その会社のインサイドセールスメンバーの第1号として入る』と決めているんです。

Notionはとても魅力的なプロダクト。日本法人を構える前にも関わらず、圧倒的な数のユーザーに愛され、国内での導入も加速している。そんなNotionを日本だけでなくAPAC領域全体を対象にビジネス拡大していけるチャンスがあると知り『ぜひそのロールを担いたい』と思いました」

NotionをNotionたらしめる、組織を象徴する4つのバリュー

Notionが掲げている4つのバリュー。それらが隅々にまで浸透していると、生垣、桐谷、小髙は意見を同じくします。3人は、それぞれバリューをどう捉え、社内ではどう体感しているのでしょうか。

生垣 「私がとくに大事にしているのが、“私たちは真実の探求者である”というもの。私たちのミッションをかなえるためには、何よりもまずプロダクトが良いものでなければなりません。そのためには探求を続けることが不可欠です。

一般的に、プロダクトを良くしようとすると開発の人間が中心になるイメージがあります。しかし、Notionの場合は真ん中にプロダクトがあり、営業・人事・マーケティング・開発の誰もがアクセスし、当事者としてより良いものにしていくことができるんです」

そんなNotionの文化を象徴する、まさに“カルチャーショック”な出来事がありました。本社を訪問したときのことです。

生垣 「私たちがサンフランシスコにいると知るやいなや、現地のエンジニアやマーケティングなどのメンバーから『日本のお客さまのことを教えてほしい!』『日本のマーケットがどうなっているか聞きたい!』と、次々にミーティングの予約が入れられたんです。メンバーたちのプロダクトへの想いがこんなにも強いことに驚きました」

桐谷の場合、“私たちはミッションのオーナーである”というバリューを、“任されたからには自分が主人公になって組み立てていく”という意味に捉えています。そして実際に、それを体現しています。

桐谷 「今、パートナーシップのロールを務めるのはグローバルでも私ひとり。本国に先駆けてパートナーセールスを国内で進めているため、先日、Notion AIという新機能がリリースされた際も、パートナー様にどう売ってもらうべきか、私が売り方を考えなくてはなりませんでした。

リリース日が間近に迫る中、もともと本社が考えていたものとは違うシンプルな方法を思いつき、本社のオペレーションに相談したところ、ただちに協力が得られました。リーガルやファイナンスなども巻き込み、1週間ほどで決定が下りたんです。

きちんと根拠を立てて話せば主導権や裁量権が与えられ、インパクトのある仕事ができる。自らドライブしていけるポジションにいることを痛感しました。また、『より良い方法があるならそちらを実践してみよう。違ったら直していけばいい』という組織風土があるのを知ることができたのも収穫です」

そして小髙がとくに共感を寄せるのは、“私たちはペースセッターである”というバリュー。次のように続けます。

小髙 「完璧をめざすあまり、なかなか実行に移せなかったり、物事を進めるための準備に時間を費やしてしまったりするものです。考えばかりが先行し、行動がともなわない状況を回避するため、私たちが常に重視するのはスピード。『とにかくやってみよう』というマインドを全員が共有していると感じます。

生垣が挙げた“真実の探求者”、桐谷が挙げた“ミッションのオーナーである”、私が挙げた“ペースセッターである”という3つのバリュー。それらを支えるものについて3人で議論する中で話題に上ったのが、4つ目のバリューである“私たちは思いやりがあり率直である”でした。

何か起こったとき、事態をより良くするためにお互いが思ったことをポジティブに、かつ率直にフィードバックする。そんな温かい文化があることも、この組織の大きな魅力だと考えています」

あらゆる企業で、Notionが“当たり前”になっていく未来をめざして

今後、飛躍的な成長を見据えるNotionにおいて、3人はそれぞれ、個人の目標を組織としてめざす姿と重ね合わせます。

小髙 「Notionが企業のデファクト・スタンダードになっていく世界を、メンバー一丸となってつくり上げていきたいと思っています。ビジネスにおいて、「1日がNotionで始まりNotionで終わる」そんな世界観を日本やアジア全域に普及していきたい。今はそんな想いです。

これまでインサイドセールスの立ち上げに何度も関わりましたが、今回新しいチャレンジは国外もカバーしていること。他国のカルチャーも理解し顧客に寄り添いながら、日本以外でも成功する強いチームを構築していきたいと考えています」

桐谷 「Notionに“アクセスする”のではなく、“無意識に使う”存在にしていきたいですね。自分のロールはパートナーセールスですが、めざしているところはほかのメンバーと同じです。

前職での成功が、そのまま次につながるわけではないことはわかっています。私は英語の“humble”という言葉がすごく好きなんです。謙虚に新しいものを取り込み、自分も変わっていきたいと思っています」

生垣 「自分のパーソナルミッションを実現することが今の目標。日本のさまざまな企業の皆さん、教育機関の皆さんに向けて、働き方・学び方に圧倒的なインパクトを及ぼせるプロダクトを推進していきたいです。

そのためにも、各企業や団体の皆さんがどう変わっていきたいのか、どんな姿でありたいのかなど、それぞれの想いを正しく理解した上で、『Notionではそれをどう実現できるのか』を圧倒的熱量で考えられる人に、Notionへ来てもらえたらなと。

Notionを通じて世の中にインパクトを及ぼすことを軸として、顧客と対峙していくことが重要だと思います」

また生垣は、自身が強い興味と当事者意識を持って取り組む女性の活躍推進にも触れ、こう続けます。

生垣 「IT業界は、より便利に、働きやすくなるためのツールやサービスを提供する側。そこで働く社員がまず、自由度・柔軟性の高い働き方をすべきだと思います。

しかし、すべての女性が必ずしものびのびと活躍できていない実態も、今の日本やグローバルにはあると思っていて。自分がそのロールモデルになりたいと、前職時代からずっと女性活躍を推進してきています。

Notionはいろいろな企業の皆さんが非同期の働き方をしたり、多様性を持った人材が共に働いたりする組織に貢献するツールです。働き方の根本を変えて、それぞれが自走できるような組織へと成長するのを支援するプロダクトだと思っています。

Notionのようなプラットフォームが活用されることで、誰もがより輝き、働き続けられるような環境づくりが促進されると信じていますが、女性の活躍を推進するためには、手本となるような存在が欠かせません。

プロダクトを提供するだけでなく、私たち自身がロールモデルとなり、男女関わらず活躍できる会社にしていきたいと思います」

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