地元・群馬でのフルリモートワークを実現──プラナーが描く自分らしい働き方 | キャリコネニュース
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地元・群馬でのフルリモートワークを実現──プラナーが描く自分らしい働き方

ソーシャルビジネス部で企業のSNS運用支援に携わる佐藤 那苗は、博報堂マーケティングシステムズのフリープレイス制度を利用し、地元・群馬にてフルリモートで働いています。東京を離れても寂しさを感じることはなく、むしろポジティブな影響があったという佐藤が、地方で生活しながらフルリモートで働く魅力を語ります。【talentbookで読む】

「企業SNSの活用を広めたい」“いち消費者”の視点でベストな企画を提案

2023年1月に博報堂マーケティングシステムズに入社した佐藤。ソーシャルビジネス部に所属し、プラナーとして企業のSNS運用支援に携わっています。

「ソーシャルビジネス部では、企業様がSNSを効果的に活用するためのサポートを行っております。具体的には、企画提案や運用支援、活用後の分析が中心です。私はプラナーなので、企画立案や改善提案が主な仕事です。ディレクションチームやデザインチームとも連携して、サービスの継続利用、新規獲得、既存ユーザーへの有効的なアプローチ を促すLINE施策やTwitterのキャンペーン施策などを打ち出しています」

SNS活用の需要の高さを肌で感じる佐藤は、大きなやりがいを感じていると言います。

「企業SNSは、使い方次第で、商品が売れたり、ファンが増えたり、サービス改善につながったりとさまざまなメリットをもたらしてくれます。消費者の反応を左右するからこそ、より良い発信をしたいと思っていますし、この仕事を通して企業SNSの活用をさらに広めていけたらと思っています」

彼女が担当しているクライアントは、幅広い業種に渡ります。それぞれにベストな提案をするため欠かせないのが、日常的なリサーチだと言います。

「SNSでの発信は『対生活者』になるため、ターゲット層の趣味嗜好やトレンドのリサーチが重要になってくるんです。そのため、自分自身が“いち生活者”として、日頃から市場の動向や流行にアンテナを立てて、SNSや実生活での情報収集を心がけています。日常生活でふと商品や広告が目に留まったときも、『私はどうしてこれが気になったんだろう?』と考えを巡らせることがリサーチのいい機会になりますね」

新卒入社で旅行代理店へ。EC事業で出会った「SNS運用」という仕事

現在、自身の地元である群馬県でリモートワークをしている佐藤。群馬県で生まれ育った彼女は大学進学を機に上京し、卒業後は旅行代理店に新卒で入社しました。

「国際関係学を研究していたことや海外ボランティアの経験から、学生時代は海外で働くことも視野に入れていたんです。でも、まずは日本で働くことで知見やノウハウを得られればという思いで、日本の旅行代理店で働くことに決めました」

しかし、働き始めて1年が経過したころにコロナ禍が到来。旅行代理店も深刻な打撃を受けました。そこで新たに立ち上げられたEC事業に、佐藤は自ら希望を出して異動します。ECサイト立ち上げの一貫でSNS運用に携わったことは、彼女のひとつの転機になりました。

「新規事業のECサイトは、コロナ禍で海外旅行に行けない日本の方向けに、海外から仕入れたモノを販売するというものでした。当時の仕事内容は、商品登録や在庫管理、検品、キャンペーン施策まで、本当に、なんでもしましたね(笑)。

いろいろな仕事を経験した中でもとくにおもしろさを感じたのが、SNSの運用でした。とくにInstagramの企画や投稿内容を考えるのは楽しかったですし、投稿を通して消費者の反応が目に見えてわかるのがすごくおもしろくて。より専門的にSNS運用の仕事をしたいと、転職を考えるようになりました」

転職活動をする中で当社への入社を決めた経緯について、佐藤は次のように振り返ります。

「最初のきっかけは、当社のコーポレートサイトに掲載されていたある社員のインタビュー記事です。記事を通して、新しいことにどんどん挑戦しながら周りの人を巻き込んでいくパワフルさを感じ、『この人のもとで、専門的な力をつけたい!』と強く思いました。

その後もカジュアル面談で社員の方とお話をする中で、メンバーの人柄や仕事への姿勢、チームの雰囲気に惹かれて入社を決めました。入社の一番の決め手は“人”ですね。当初抱いたイメージは入社後も変わらず、勉強会や事例共有の場を通してみんなで高め合っていける雰囲気を魅力に感じています」

群馬でフルリモートワークを開始。メンバーとの関係構築が不安解消のカギに

当社には、全国各地でのフルリモートワークを支援するフリープレイス制度があります。佐藤がこの制度を利用して群馬県で働き始めたのは、入社して3カ月が経った2023年3月のこと。利用を決めた経緯には、上司の心強い後押しがあったと言います。

「1on1ミーティングの際、上司との雑談で『賃貸契約の更新があるので引っ越しを考えているんです』と話したところ、フリープレイス制度を教えていただきました。

後押しになったのは、『東京以外の地域に住むことがいい刺激になって、企画やアイデアの発想力も高まるかもしれないね』という上司からの言葉です。身の回りに増えすぎたモノや生活スタイルを一旦リセットする意味でもいい機会になると思い、群馬に戻ることを決めました」

コロナ禍でリモートワーク自体は前職でも経験していたものの、東京から離れてのフルリモートワークは初めての経験。当初は不安もありましたが、メンバーとのコミュニケーションや関係構築によって、孤独を感じることなく働けていると話します。

「当社では、フリープレイス制度を利用する以前からリモートワークが中心でした。でも、ウェルカムランチや食事会を兼ねたカジュアルミーティングといった顔合わせの機会が設けられていたおかげで、すぐに馴染むことができました。今は、どのメンバーとも1対1で気兼ねなく話せるような関係構築ができています」

また、上司とのオンライン面談が週1の頻度で開催されていることも、今の環境で安心して働ける理由になっていると言います。

「現在はOJT面談と部長とのオンライン面談が週に1回30分ずつ設けられていて、東京にいなくても気軽に相談できる環境です。面談では『こんな企画に挑戦したいです』と業務の相談をすることもあれば、『部の食事会でこのお店を予約しようと思うのですが、いかがでしょう?』といった雑談をすることもあります(笑)。

リモートワークというと“ひとりで働いている感”のあるイメージかもしれませんが 、当社はカジュアルな事例共有会や勉強会など、コミュニケーションを取る機会が多いので、あまり寂しさを感じることはありません」

場所を選ばない自由な働き方が、“ポジティブな影響”をもたらした

実際に群馬県にてフルリモートワークで働き始めてから感じているメリットについて、佐藤は次のように語ります。

「東京で働いていたころはひとり暮らしの部屋で黙々と仕事をする生活をしていましたが、群馬に来てからは、家族とお喋りしたり、公共交通機関を使って友人に会いに行ったりと意識が外側へ向くようになりました。人と触れ合う機会が増え、外出先で生活者の暮らしや価値観をリアルに感じられるようになったことは、自分にとって大きかったですね」

日々入ってくる情報量が増し、企画やアイデアにポジティブな影響を受けている佐藤は、プライベートの過ごし方も変わったと言います。

「プライベート面でいえば、両親や祖父母と過ごす時間が増えたのを嬉しく思っています。休日は県内でアウトドアやドライブを楽しむこともあれば、東京にいる友人に会いに行く日もあり、土日の過ごし方の幅が広がりました」

フリープレイス制度をはじめ、個人の裁量に任せた自由な働き方ができることは、当社の魅力のひとつでもあります。

「リモートワーク以外にも業務時間内の中抜け制度など、当社は働く場所や時間を柔軟にアレンジできます。『病院に行くので中抜けします』と気軽に言える雰囲気があり、働きやすさに魅力を感じます。また、新しい案件にも手を挙げればすぐに挑戦させてもらえる社風なので、新たな経験を積みながら幅を広げていくことができます」

博報堂マーケティングシステムズのソーシャルビジネス部は、数あるSNSのなかでもLINEの運用を強みとしているのが特徴です。LINE運用の領域ではスペシャリストとも言えるメンバーが揃うチームで、佐藤は先輩たちの背中を追いかけています。

「ソーシャルビジネス部では今期の目標として 『博報堂マーケティングシステムズと言えばLINEだよね』と思っていただけるような位置づけをめざしています。私自身、まずはプラナーとしてLINEの運用を最大限に活かせるスキルを身につけていきたいです。

ただ、最終的にはTwitterやInstagramなど、さまざまなSNSで運用のプロになるのが目標です。ひとつのツールに特化するよりも、クライアントに応じたツールや課題解決を提案できる存在になりたいですね。

現在は、企画のデータ分析や提案など、クライアント案件の一部にのみ携わっている状態ですが、いずれは戦略立案、データ分析、改善提案と、案件に対して一貫してPDCAを回していける存在になりたいと思っています。そのためにも、引き続き市場の動向や流行を素早くキャッチする意識を大事にしつつ、お客様の反応やデータを読み取る力を鍛えてきたいです」

※ 記載内容は2023年7月時点のものです

株式会社博報堂マーケティングシステムズ

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