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文系・未経験から ITエンジニアに。IT知識×語学力を武器に活躍できる人材を目指す

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文理問わず、未経験の人もIT技術をただ持っているだけではなく、身に付けたスキルを社会で生かすことができる市場価値の高いITエンジニアに育てる、旭化成アミダス独自の育成プログラム「FITCareer(フィットキャリア)」。その制度を利用し、文系・未経験からITエンジニアとなった東村は、入社7年目の今、どのような活躍を見せているのでしょうか。【talentbookで読む】

専門性を身につけたい。その思いで未経験可の旭化成アミダスへ

2014年に旭化成アミダスに入社し、人材ソリューション事業部キャリアサポートグループに所属する東村。「小学校のころから、英語圏の国に興味があった」東村は、大学で英文学を専攻していました。

東村 「子どものころから英語スクールに通っていたし、『ハリー・ポッター』のような英文学や映画が好きだったんです。高校生のときに初めて海外に行って、それがとても楽しくて。英語が話せたらもっと楽しいだろうなと思って、英文学科に進みました」

就職活動では、英文学科だけあって、周囲は商社や航空会社などを受ける人が多数でした。周囲と同様にさまざまな会社を見ていた東村ですが、その中である考えが生まれます。

東村 「私にとって英語は、人と話すための“ツール“のひとつだから、専門性を身につけるのは、別の分野がいいのではないかと思ったんです。

そしていろいろな会社を見ていく中で、一番興味があったのがIT系でした。すごく将来性があるし、今後ITと関わらないことはないだろうと思い、IT系の企業に的を絞りました」

いろいろな会社を見ていく中で、旭化成アミダスに出会います。

東村 「私は文系だったので、イチから学べる環境が良かったんです。他の会社は理系の大学院まで進んだ方が多いのですが、旭化成アミダスは文系の方も多いと聞いて。研修もたくさんあり、しっかりしているとのことだったので、文系で未経験の私でも大丈夫かなと感じました」

与えられた仕事で知識を吸収しつつ、英語を使うチャンスも探る

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旭化成アミダスでは、入社前に内定者研修を実施しています。内定者研修では、入社後すぐの4月に実施される基本情報技術者試験(国家資格)に合格するための研修を受けます。

東村 「最初の取り掛かりの段階は、かなり難しかったです。思った以上に何もわからなくて、やればやるほどわからなくなってしまう状態で……

しかし、育成担当の講師が非常に熱心で、親身になって教えてくださったんです。私が文系であることもご存じで、一つひとつ丁寧に指導してくださったおかげで、だんだんできるようになっていきました。一緒に学べる同期がいたことも支えになりましたね」

育成担当の社員と同期に支えられ、ITエンジニアとしての道を歩み始めた東村。最初の配属先は、総合商社の子会社であるIT企業でした。そこで2年間、社内システムの保守と運用の仕事を担います。

東村 「3年目からは、通信会社でネットワークの監視と保守の仕事に。ネットワーク機器が壊れたら解決したり、『通信が遅くてつながらない』と申告されたら対応するというのが主な仕事でした。

5年目は、同じ会社でセキュリティに特化したチームに異動になり、セキュリティインシデントが発生したら解決したり、怪しい通信を発生させないためにセキュリティの機器を設定したりしていました」

保守・運用やネットワーク監視などを中心に仕事をしていく中で、東村にはずっと「英語を使う機会がある仕事をしたい」という思いがありました。

東村 「3〜4年目の仕事は、海外の拠点とメールや電話のやり取りをしていたので、たまに英語を使う機会がありました。でも、5年目からはまったく使わなくなってしまって。『もし、英語を使う機会があるなら使いたいです』と旭化成アミダスの担当営業には話していました」

そんな東村にチャンスが訪れます。海外法人のITインフラを整備するプロジェクトに空きが出たのです。

東村 「『英語を使う仕事がしたい』と言い続けていたので、いろいろな方の耳に入っていたようで。

たまたま現在の派遣先の上長と営業が話している中で、『ちょうどいい人がいますよ』と紹介してもらえたんです。希望が通ったのは、配属先に空きがあったことが大きいと思いますが、発信し続けていたことがチャンスにつながったのではないでしょうか」

体当たりの海外出張。業務を通して英語力アップも

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2019年8月から異動になった企業は、海外企業のM&Aをたくさん行っている会社でした。東村が配属されたのは、その海外企業のITインフラを整備するプロジェクトです。

東村 「現地に行って、パソコンをすべて海外標準の新しいものに変えたり、ユーザーさんたちに新しくなったパソコンの使い方を説明したりといった、一連のサポートを行っています」

シンガポールやドイツ、タイなどの企業とやり取りをしつつ、プロジェクトには北米やフランスのメンバーもいる。そんな多国籍な環境の中、海外出張も非常に多くなっていきます。

東村 「最初の出張は、配属1週間後だったんです。行き先は、シンガポールでした。出張までにたくさん説明していただきましたが、行ってみないとわからないことだらけ。

でも、実際に現地を見たら、すぐ理解できたのでなんとかなりました。そうしたら、今度は2カ月後にもう一度行って、英語で説明会をすることになりまして。

まだ配属されて2カ月だし、『日本語でもよく分かってないのに、英語で説明するの?』と不安もいっぱいだったのですが、終わった後は、周りの方から褒めてもらったり感謝していただいたりして、うれしかったですね」

英文学科だけあって、読み書きは得意だった東村ですが、短期留学しか経験がなく、話すことは苦手意識があったのだそうです。

東村 「こんなに英語を使うのは、今の現場に来てからです。英会話を習っているわけでもないですし、専門分野によって使う言葉も違うので、業務を通じて身につけていっているところです。

ただ、今の仕事で重要なのは、きれいな英語で話すことよりも、相手とのコミュニケーションに齟齬がないことだと思っています。

国や人によってITリテラシーが全然違うので、伝えるべきことをきちんと伝えるとか、会議資料は認識の齟齬がないように、誤解のない資料をつくりあげるといったことを大事にしています」

ITの知識も、英語もまだまだ勉強

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海外法人を相手に、現地に行き、ITインフラを整備する現在の仕事。やりがいを尋ねると、東村は「現地法人に行き、一拠点ずつやり遂げていくことに達成感を覚えている」と答えてくれました。しかし、それは今の仕事だからというわけではありません。

東村 「入社当時から私がやってきた運用の仕事は、“ちゃんとできているのが当たり前“の仕事。でも、私は定常的な作業をひとつずつ片付けることも結構好きなんで、エラーが起きなくて良かったということに達成感を覚えています」

6年間3つの企業でさまざまな仕事に取り組んできた中で、今、東村が感じているのは、さらに土台になるIT知識を身につけることです。

東村 「知識を深めていくと、ただ言われたことをやるだけではなく、『なぜこの作業をするのか』といった根本的なことがわかってきます。そうすると、別の作業をするときに結びついてくることもあり、できることも増える。

だから、前提となる知識は、自分で深めていく必要があると感じています。3〜5年目は、配属先の方が研修に行かせてくださって、いろいろと資格を取ることができました。IT系はとくに、スキルが資格という形で目に見えるので、勉強は必要だと思っています」

IT未経験の文系出身ということで、スタート時はかなり苦労した東村ですが、学び続ける姿勢を持ち、今ではITエンジニアとしてさまざまな現場で活躍しています。ここまで頑張れたのはなぜでしょうか。

東村 「『FITCareer』は“3年間“と期限が区切られています(※)。その区切られた時間があるからこそ、その間に身に付けられるだけの知識を身につけようという思いが芽生えたのだと思います」

東村は、この先、どのようなエンジニアを目指すのでしょうか。

東村 「お客様のITリテラシーはさまざまですから、説明する力や伝えられる力がすごく大事だなと感じています。

私はもともと文系で、ITのことは何もわからないところからスタートしているので、本当にITのことがまったくわからない方の気持ちも理解できます。だから、ITの専門家としての知見を持ちつつ、わかりやすい説明ができるようになりたいですね」

常に学び、知識を深め続けようとする東村の姿勢は、他企業に配属され、いろいろな人と出会った経験も影響しているようです。

東村 「私は、英文学科で英語を学んできて、英語ができる人として今のプロジェクトに参加しています。

でも、今のプロジェクトには、全然英語ができないのに入った方もいる。そういった方が英語をすごく勉強されているのを見て、刺激を受けています。ITの知識だけでなく、英語力もどんどん高めていきたいですね」

ツールとして英語を使いながら、専門知識を身につける。そんな目標を胸に、東村は今日も一歩ずつ歩みを進めていきます。

※2020年までは旭化成アミダスでは契約社員という雇用形態で採用を行っていました。そのため、3年間という区切りがあり、3年間を終えると各自で進路を選ぶしくみとなっていました。しかし、2021年卒採用からは正社員雇用となっています。

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