タイムチケットでプロ写真家としてプロフィール写真撮影を提供している元木ヒデさん。普段は会社員として勤め、プロ写真家としても活動しているというパラレルワーカーです。

元木さんが写真を撮り始めたのは約4年半前のこと。趣味としてカメラに触れてみると「その楽しさにどんどんハマっていった」という元木さんは、技術を学ぼうと写真家のまるやゆういち氏が主催するカメラのプロ養成講座を受講しました。

「写真家としてプロを目指すことになった大きなきっかけは、まるやゆういち先生に師事したことですね。レベルの高い技術を学ばせてもらえているのと共に、先生の考える写真への想いに共感して、写真家への道を歩み出したという感じです。

また、当時は直接的にお客様と関わらないBtoBの仕事をやっていたこともあって、ポートレート撮影したことによって直接『ありがとう』と言ってもらえたりですとか、喜んでくださる様子を見ることが新鮮で、すごく嬉しくて。

そういった体験を重ねるごとに、ポートレート撮影への思い入れが非常に強くなっていきました。喜んでもらえるような写真をもっと撮りたい、そういう活動をやっていきたいという思いが強くなりました」

プロとしての活動を始めて約半年になる元木さん。タイムチケットに限らずさまざまなプラットフォームを活用してポートレート撮影を実施しています。

「ロケーションや時間帯を限定しているのには理由があるんです。撮影場所の丸の内近辺は、撮影に適したロケーションが非常に豊富にあるんですね。オフィス街の洗練された都会的な雰囲気もあれば、皇居や三菱庭園の自然に溢れる景色、東京駅のレンガ壁や石壁などもあります。

そうした撮影ロケーションを何通りもシミュレーションしているので、依頼者の目的やイメージに合わせることができるというわけです。

また、休日の午前中に30分という短い時間で集中して写真を撮影するのですが、丸の内近辺の休日午前中って思いのほか人が少ないんですよ。撮影に慣れていない方は、人目が多いと恥ずかしいと思う方も多いので。人通りが少ない時間帯に撮影しようというのも理由の一つです」

「まず最初に、写真を撮る目的やどんな雰囲気に写りたいのか、といったことを雑談を交えながらお聞きしてから撮影に入ります。

カメラを向けられると最初は誰でも緊張しますよね。そんな様子でも、まず1枚シャッターを切って、撮った写真をモニターで見せるとほとんどみなさんが驚いてくれるんです、『こんなふうに写るんですか？』と。そうするとちょっと自信が湧いてくるんです。

『もっといい表情できますよ！』なんて声をかけながら気持ちを盛り上げていくと、簡単なポージングも自らしてくれるようになって。みるみるいい表情をしてくれるようになるんです」

撮影の様子が目に浮かぶように楽しく語る元木さん。依頼者と同様かそれ以上に、撮影を楽しんでいるのが感じられるほどです。

「短い時間でどんどん変化していく様子に嬉しくなります。それから、気持ちがほぐれてくると、依頼者の方も自分のことを話してくれるようになるんですね。恋活や仕事に悩む若者がポロポロとそういった話もしてくれて、そういう時間を共有できるのも楽しみの一つですね」

持ち前のコミュニケーション力と明るいパワーで依頼者のベストショットを引き出す元木さん。タイムチケットで依頼した方のレビューには、「会話で笑顔を引き出していただき、自然な写真を撮っていただくことができました！」「30分という時間に無駄がなく、多くのカット数を納品してもらえました」「撮影に関する知識が豊富 ・日常を切り取ったような写真を撮ってくれる すべてにおいて非の打ち所がないと感じます」など、絶賛の声が数多く届いています。

「2008年頃に癌が見つかったんです。当時は仕事をすごく頑張っていましたし、まさか自分が癌になるとは思いませんから、大変な衝撃を受けました。

癌を患ったことで、自分でコントロールできることとできないことがあるんだなと気がついて。それからは、何事にも思い詰めずにケセラセラで、自然体でやっていきたいなと思うようになりました。

前に進むために頑張ろうとしている人を応援したい気持ちになるのは、そういった経験が影響しているのかもしれません。

僕の撮った写真が、人の人生の一場面で役に立ったら嬉しいです。未来への前進に役に立つ、そんな写真を撮り続けていきたいですね。いつかは兼業の写真家ではなく、写真一本でやっていきたいと思っています」

都内でプロフィール写真撮影を検討している方は、周囲を明るく照らす人柄の元木さんによる写真撮影をぜひ体験してみてください。和やかな空気感とプロの撮影技術で、自分史上最高のベストショットを切り取ってくれるでしょう。