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転職活動を成功に導く面接対策とは?やっておくべき3つの準備

転職活動で避けて通れない企業の採用担当者との「面接」。履歴書や職務経歴書などの選考書類をしっかり作成するだけでなく、面接にも入念な準備が必要です。どんな事前準備が必要なのか? 面接の本番に必要な心構えとは? 現役の職業相談員であるYokoさんに解説してもらいました。

yokoさんのプロフィール

職業相談員(キャリアカウンセラー)をしています。本人が未だ気がついてない魅力的な面を見つけ、表現に導いていくことにやりがいを感じていました。ただいま、50代~70代の第2の人生どう楽しくやりがいある働き方ができるのかも研究中!前進出来る何かを見つけてもらえるようお手伝いいたします。

転職面接で事前に準備すべき3つのこと

「転職の場合の面接では、前職までの経歴などを詳しく聞かれるなど、自分にとってネガティブなことが聞かれることも多くあります。面接を成功させるために、事前にしっかり準備をしましょう」

そう話すのは、神奈川県横須賀市で、幅広い層の就職相談を受けているYokoさんです。

面接に向けてどんな準備をしておくとよいのでしょうか。Yokoさんが特に重要と考えるポイントは「志望動機」「基本的なマナー」「最後の質問」の3つです。

志望動機はスラスラと言えるようにしよう

「志望動機は必ず聞かれることのひとつです。なぜ志望したのか、スラスラと話せるように練習しましょう。話すことがまとまっていないと、言葉に詰まって満足にアピールできなくて不採用、ということになりかねません。自分がなぜその会社に入りたいのかをアピールできる重要な場面ですので、明確に伝えられるとよいでしょう。

おすすめなのは、言いたいことを箇条書きにして準備することです。たとえば、その会社で働きたい理由を3つに分けておきます。そして、面接時に『御社を志望した理由は3つあります』とまず先に明確に伝えて話し始めれば、話しそびれてしまうこともありません。面接担当者も、3つすべてを聞く心構えをしますから、話を聞いてもらいやすくなります」

入退室の挨拶などの基本的なマナーを守って好印象を与えよう

「面接会場に入室する際にきちんと挨拶をすることや、面接後に『本日はありがとうございました』としっかりおじぎをして退室することなどの基本的なマナーも大切です。面接で緊張して、しどろもどろになってしまったとしても、最後にしっかりと挨拶をすることでいい印象で終えることができます。

また、昨今は新型コロナウイルスの影響で、マスク着用のまま面接をすることが多いようです。口元が隠れていることで、表情が見えにくく声がこもってしまうため、はきはきと聞き取りやすい話し方を心掛けるとよいでしょう」

面接の最後に聞かれる「質問はありますか?」に対する準備をしておく

「面接の最後に、面接担当者から『何か質問はありますか?』と聞かれることが多くあります。その質問は、実は会社に対する興味を測られています。

この質問に対して『特にありません』と答えるのは、『会社に興味はありません』と答えているのと同じです。面接の最中に質問を考えるのは難しいことですので、事前に質問を準備しておきましょう」

転職の面接でありがちな失敗と対策

転職の面接では、転職理由などの答えにくい質問も聞かれます。どのように回答するとよいのでしょうか。実際に聞かれやすい質問と、対策を聞きました。

 

・転職回数が多いことを聞かれたら

「転職回数の多さを指摘されたとき、困り顔になって話が詰まってしまえば、話しにくいことだと気付かれてしまい、あまりいい印象を与えられません。

転職回数の多さは、複数の会社を経験したことで『どこの職場でも高い順応性を発揮できる』という利点としてアピールできる場合もあります。見方を変えれば、転職回数の多さもポジティブな印象に変えることができます」

 

・前職を辞めた理由を聞かれたら

「退職理由はさまざまあるでしょうが、『上司が理不尽な人だった』などと前職の会社を悪く表現するのはマイナスの印象しか与えないため、おすすめできません。面接担当者に『この人はきっと我々の会社でも同じように会社を悪く言うだろう』と印象付けることにもつながります。

前職をネガティブな理由で退職している場合でも、やはり見方を変え、前向きな理由を準備しておくことが重要です」

ネガティブなことを上手に伝えるには「見方を変える」

それでは、面接担当者に対して、ネガティブな事実を悪い印象を与えずに伝えるにはどうしたらよいのでしょうか。「自分だけで考えると限界がある」とYokoさんは指摘します。

「前職をネガティブな理由で退職した場合、退職理由をどう説明すればいいのかと悩む人も少なくないでしょう。そんなときは、他人から客観的な視点のアドバイスをもらうことで、見方を変えることができます」

たとえば、Yokoさんが実際に受けた面接相談では、さまざまな職種に転職した経験があり、それがマイナスの印象を与えるのではないかと悩む女性がいました。

「話を聞いてみると、その女性は自分自身の希望で転職を繰り返していました。『いろいろな経験をしたかった』『豊かな感覚を持ちたい』という思いのもとで、さまざまな職に就いていたのです。

それは、転職経験が豊富な理由としてネガティブな印象は与えないし、むしろ「好奇心が旺盛」「感性が豊かで新しいアイデアを提供してくれるかもしれない」という、明るい印象に変えることができます。面接のときにその話をしましょうとアドバイスをしました」

このように、見方を変えることは重要です。しかし、自分ひとりで考えていても、新たな見方を見出すのは難しいもの。Yokoさんは「キャリアコンサルタントや職業安定所の相談員を活用してほしい」と話します。

転職の面接には「自己効力感」を持って挑もう

面接対策は万全でも、当日は不安がつきまとうもの。どういった心構えで挑むとよいでしょうか。Yokoさんは「自己効力感を持ってほしい」と話します。

「面接成功の秘訣は『自己効力感を持つこと』。自己効力感とは、『自分はできる・きっと達成する』というポジティブな感覚のことです。

面接に向けて、会社にアピールするための準備をしましょう。そして、『私を雇わないと損ですよ』というくらいの気持ちで挑んでほしいと思います」

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