SNSマーケティングの基本とは? 各SNSの特徴と活用法を解説 | キャリコネニュース
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SNSマーケティングの基本とは? 各SNSの特徴と活用法を解説

TwitterやInstagramなどSNSの利用者は2020年末に7975万人に達する見込みです(ICT総研調査)。これは、インターネットユーザー全体の約80%にあたります。この数字からわかるように、SNSはマーケティングに欠かせないツールとなっています。SNSマーケティングがなぜ注目されているのか、FacebookやTwitter、InstagramなどさまざまなSNSの中で、どれを選べばよいのか。自らもインスタグラマーとして活動し、SNSマーケティングの支援を行っているAkiRa Oさんがわかりやすく解説します。

目次

 SNSマーケティングとは?
 なぜSNSマーケティングが注目されているか
 主なSNSの種類と特徴
 SNSマーケティングに必要なのは「共感」を引き出すこと

Akira Oさんのプロフィール

カウンセラー兼インフルエンサーで活動中。 介護・探偵業を経て150名以上の対人ヒアリングを実施。 構築された「傾聴力」とクライアント先から事業のブランディングを開始。 弱みから自信につなげる 、翼を授けるようなプロデュース力で、 出逢ったその日に一歩踏み出せるような時間を提供。 SNSでは「人は変われる」をテーマに、感性を揺さぶる投稿を謳い中

SNSマーケティングとは?

SNSマーケティングとは、FacebookやTwitterといったSNSを使って行うマーケティング手法をいいます。 従来のマーケティング手法と比べ、「SNSマーケティングは歩み寄りのマーケティング手法」と話すのは、企業や個人のSNSマーケティングを支援しているAkiRa Oさんです。 「テレビや新聞しかなかった時代には、企業側から一方的な発信しかできませんでした。しかし、近年スマホが普及したことで、誰もがきれいなカメラで写真が撮れるようになり、情報を発信できるようになりました。 テレビやCMなどでお金をかけて広告しなければ自分を見つけてもらえなかった時代から、消費者の口コミなどで情報が広がる時代になったのです。

また、消費者が発信する内容から、マーケットにあふれる生の声を集められるようになりました」

なぜSNSマーケティングが注目されているか

いま、なぜSNSマーケティングが注目されているのでしょうか。AkiRaさんはその理由として次のような時代背景があると分析します。

マス向けの広告から等身大の情報の時代へ

1つは、消費者がマス向けの広告から等身大の情報に触れる機会が多くなったことです。 以前は、情報を得る媒体はテレビや新聞などが主流でした。テレビCMなどでよく見かける商品は自然と消費者の意識に刷り込まれます。

売り場に成分や効能が似通った商品が並んでいる場合、多くの消費者はテレビや新聞で大々的に広告されているものを手に取ります。

しかし、個人がSNSなどで自由に情報を発信できるようになったいま、インターネット上には「美味しいラーメン屋」「使用感がいい化粧水」といった口コミが無数に流れています。

その中から、友だちなど信頼がおける人が発信した情報にもとづいて「何を買うか選ぶ」という流れが起こっています。

対面からオンラインでモノを買う時代へ

もう1つは、消費行動の変化です。 スマホが普及し、どこからでもインターネットにアクセスできるようになったことから、それまで対面でモノを買っていた人たちがオンラインで買い物することも多くなりました。 オンラインショッピングでは、商品の質感や手触りがわかりません。そんなとき、SNSの口コミや動画レビューはとても参考になります。 SNS上の友だちや人気インフルエンサーが商品の外観や実際の使用感を発信することで、手に取ったことのない商品を信用して購入することができます。

主なSNSの種類と特徴

現在、SNSにはさまざまな種類があります。中でもユーザー数が多い5つのSNSについて、それぞれの特徴を聞きました。

Facebook

Facebookは実名での登録が原則とされています。そのため、ほかのSNSに比べて信頼性の高いつながりが特徴です。 「ユーザーの年齢層が比較的高く、属性がつかみやすいFacebookでは、車など高額なもの、高級な商品と相性がよいと言えます」(AkiRaさん)

Twitter

Twitterは圧倒的な拡散力が強みです。匿名で利用できることから気軽に他人をフォローしやすく、「好きなこと」や「興味」でつながるコミュニティができています。

Twitterをうまく利用すれば、いわゆる「バズる」状態を作り出すことができ、エンゲージ率は上がります。一方で、「炎上」も起こりやすく、諸刃の剣といえるでしょう。

「140文字という短いテキストでの投稿ができるので、心のはけ口として利用される傾向があるのも特徴です」

Instagram

「ほかのSNSと比較して喜怒哀楽の多いTwitterに比べ、ポジティブな拡散が多いのがInstagramの特徴」とAkiRaさん。

その理由として、文字だけでなく画像を一緒に投稿するというひと手間が存在するため、「自分のInstagramに投稿することが本当に好きという素直なユーザーが多いという点を指摘します。

Twitterのような拡散力はありませんが、ハッシュタグで特定のコミュニティが形成されています。

LINE

日本国内ではユーザー数1位のLINE

ほかのSNSと比べ、ユーザーの年齢層も幅広いのが特徴です。

LINEについて「ポスティングやメルマガに近い感覚でのマーケティングができる」とAkiRaさん。

ショップのLINEグループに入ってもらうことで、店舗や商品の最新情報、お得情報を届けるといった使い方ができます。また、ほかのSNSと同様にタイムラインを活用することで、不特定多数のユーザーに自然な形で告知やシェアをすることができます。

YouTube

いま、SNSマーケティングの激戦区と化しているのがYouTubeです。なぜなら、消費者の不安を解決するツールとしては、動画が一番優秀だからです。

たとえば、小さな子どもを持つ親は、おもちゃに安全性を求めています。「口に入れても大丈夫か」「遊んでいるときに怪我をしないか」。商品のホームページやECサイトではわからない情報を、YouTube動画に求めます。

YouTuberはそんな親の不安を解消するために、子どもが実際におもちゃで遊んでいる動画をアップロードします

。 「こうした商品情報だけでなく、最近では車の助手席にカメラを据え付け、ひたすらドライブする画像をアップしているチャンネルも存在します。YouTubeを視聴する人たちは、SNSに『体験』を求めるようになってきています」

このように、さまざまなSNSが存在する中、AkiRaさんは「これからは動画の時代になる」と予想しています。

「たとえば、ある商品について消費者からリアルタイムで質問を受け付け、不安を解消できれば強みになります。ライブ配信はトーク力や段取りの力が試されます。それが苦手な人は、動画の編集力を身につけるとよいでしょう」

SNSマーケティングに必要なのは「共感」を引き出すこと

 

AkiRaさんは、SNSマーケティングに必要なのは共感を引き出すことだと言います。

「YouTuberやインスタグラマーが紹介する懐かしいゲームやおもちゃを見て、ユーザーは『懐かしい!』『自分も小さい頃これで遊んだ!』という共感を呼び起こされます。

『この人は自分の感性に近いな』と感じると、その人を信用するようになります。

こうしてインフルエンサーになっていきます」 こうした「わかる!」という共感の気持ちをどれだけたくさん集められるかが、SNSマーケティングのキーとなります。

また、人は何かしら不安や悩みを抱えているものです。SNSマーケティングでは、ユーザーがどんな悩みを抱えているかを熟考し、それに対する答えを提示していきます。

「このとき、『嘘』をつかないようにしましょう。『これはみんなに伝えたい』『こんないいものは知らせなければ』という感動を大切にします。それが、等身大の投稿につながります」

着飾らず、相手に寄り添った投稿が共感を誘うSNS。 SNSを使ったマーケティングをやってみたいと考えている人は、AkiRaさんに相談してみるとよいかもしれません。

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