WordPressとは? 人気の理由とメリット・デメリットを解説 | キャリコネニュース
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WordPressとは? 人気の理由とメリット・デメリットを解説

ブログから高機能なサイトまで作ることができるオープンソースのソフトウェア「WordPress (ワードプレス) 」。オーストラリアの調査会社Q-Successによると、2020年5月時点のCMSのシェア率はWordPressが63.4%を占めて1位となっています。WordPressはなぜこんなにも人気が高いのか。その理由を、初心者のWordPress立ち上げを支援する「Toshi Seito」さんが解説します。

目次

 WordPressとは?
 WordPressが人気の理由
 WordPressには人気の高さゆえのデメリットも
 WordPressの利用をおすすめしない人
ビジネスでHPやブログを運営したい人にはWordPressがおすすめ

Toshi Seitoさんのプロフィール

埼玉在住でフリーランスWEBエンジニアをしています。主にWordPressテーマ制作、WEBアプリ制をしています。ワードプレス初心者やワードプレスでお悩みがある方のお手伝いが出来たらと思い登録しました。WordPressの立ち上げから、カスタマイズなどWordPressに関する事ならなんでもご相談下さい。その他WordPress1日立ち上げ講座、集客につながるSEOアドバイス、ウェブ解析アドバイスも承っています。

WordPressとは?

WordPressとは、ブログから高機能なウェブサイトまで作ることができるオープンソースのソフトウェアで、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の1つです。

通常、ホームページを更新するには、HTMLなどWeb制作に関する知識が必要となります。しかし、WordPressを使えば、Web制作の専門知識がない人でもホームページの作成やコンテンツの管理をすることができます。

新着ニュースやブログなど、こまめにホームページを更新したい人にとって、特別な知識が必要ないWordPressはとても便利です。

コーポレートサイトやブログサイト、メディアサイトだけでなく、会員制サイトやECサイトまで、カスタマイズとプラグインを駆使すれば基本的にどんなサイトでもWordPressで作ることができます

初心者のWordPress立ち上げをサポートしているWebエンジニア「Toshi Seito」さんは、そう説明します。

WordPressが人気の理由

数あるCMSツールの中で、WordPressはなぜ人気が高いのでしょうか。Seitoさんは次のような理由を挙げます。

特別な知識が不要でホームページ運用のハードルが低い

WordPressはHTMLなどホームページを作るための専門知識が不要なため、立ち上げから運用まで、やろうと思えばすべて自分ひとりですることもできます。


「マニュアルを見ながら作業すれば、自分でサイトの中身やブログを更新することができます。慣れは必要ですが、自分で作ったホームページを自分で運用できることがWordPressの最大のメリットだといえます

世界中にユーザーがいるから情報を集めやすい

オーストラリアの調査会社Q-Successによると、2020年5月時点のCMSのシェア率はWordPressが63.4%を占めて1位となっています。2位のShopifyは4.2%。WordPressが圧倒的なシェアを持っていることがわかります。 「ユーザー数が多い分、インターネット上にはWordPressについての情報があふれています」とSeitoさん。

書籍も多く出版されているため、WordPressの使い方やバグ情報、新機能の開発などの情報を得やすいのも特徴です。

WordPressはSEOに強い

Web集客の観点から、ホームページを作る際にSEO対策を念頭に置く人も多いことでしょう。WordPressはSEOに強いといわれています。

「SEOは知識がないとできませんが、WordPressを使えばプラグイン機能で自動的にSEO対策をしてくれます。Googleの検索エンジンに最適化しやすいことは、Googleの開発者も認めています」

Seitoさんが指摘するように、サンフランシスコで2009年に行われたWordPressの公式イベントで、当時のGoogleの検索エンジンの開発責任者が「WordPressはSEOに効果的である」と発表しています。

「このように、WordPressは自分でホームページを作って管理し、集客もできるという点で、世界で人気を博しているのだと思います。 WordPressは導入コストも高くなく、やろうと思えば自分で調べて運用できるという手軽さがあります」

WordPressには人気の高さゆえのデメリットも

一方で、WordPressには人気の高さゆえのデメリットもあるとSeitoさんは指摘します。

セキュリティ対策をしっかりしていないとハッキングされるリスク

ユーザー数が多いということは、それだけハッキングの対象になりやすいというデメリットがあります。WordPressはそうした脆弱性が指摘されています」 WordPressでは脆弱性がみつかるたびにアップデートの通知が届きます。小まめにアップデートをしないとセキュリティリスクが上がるため、メンテナンスをしっかりしなければいけません。

自分でアップデートをしなければいけない

こうしたセキュリティホールを埋めるため、WordPressでは頻繁にアップデートを行っています。 アップデートが行われるたび、WordPressで作ったホームページや組み込まれているプラグインも、その都度アップデートをしなければいけません。


本来、アップデートの通知がきたらすぐにアップデートをするのが基本ですが、WordPress本体と利用しているテーマやプラグインとの相性次第では、アップデートをすると機能が停まってしまうものもあります。

更新情報と一緒に、使っているテーマやプラグインの情報を自分で調べて更新するという作業が必要になります。WordPressを使ったサイト運用で注意したい点の1つです」

WordPressの利用をおすすめしない人

基本的にはどんなサイトも作れるWordPressですが、作りたいサイトの内容によっては向き・不向きがあります。

Webアプリケーション・プラットフォームを作りたい人

Webアプリケーション・プラットフォームとしてサービスを提供するようなサイトを作りたい人には、WordPressはおすすめしないとSeitoさん。 「Webアプリケーションとして必要でない機能がWordPressに実装されているために、セキュリティの脆弱性がでてくるリスクや、WordPressの更新のたびにテンプレートのアップデートに気を遣わなければいけないからです」

名刺代わりになる更新頻度の低いサイトがほしい人

また、ポートフォリオを紹介するためのサイトを持ちたいデザイナーや、名刺代わりとして使うサイトで、ブログやニュース記事を作らない更新頻度が低いものには、WordPressはおすすめしていません

構築の簡単さや、デザイン性を重視する場合は「Wix」のようなサービスを使うほうが効率よくサイトを作ることができます。

プライベートな投稿を楽しみたい人は無料ブログが便利

ブログサイトを制作するなら、「Amebaブログ」や「はてなブログ」といった無料ブログサービスもあります。 無料ブログサービスでは、テンプレートを選んでブログを投稿するだけといったように、誰でも簡単に使える工夫がされています。

「その点、WordPressはテーマも含めて何もかも自分で設定しなければいけません。マニュアルがあっても、どのメニューで何ができるのか、覚えて使い慣れるまでは時間がかかります」(Seitoさん)

また、無料ブログサービスにはアクセスランキングや新着記事の通知機能があります。そのため、SEO対策をしていなくてもある程度のアクセス数が集まります。

一方のWordPressは「大海へ漕ぎ出すようなもの」とSeitoさん。SEOの知識がなければ集客はできません。個人での投稿を楽しむなら、無料ブログが便利です。

ビジネスでHPやブログを運営したい人にはWordPressがおすすめ

デメリットや向き・不向きがあるWordPressですが、WordPressで制作したコンテンツは半永久的に自分の「資産」になります。

そのため、ビジネスとして自社サイトやブログを運営したいに人は、WordPressがおすすめです。 WordPressの立ち上げサポートをするかたわら、初心者向けにWordPressの使い方講座を開いているSeitoさん。

これまでSeitoさんの初心者向け講座に参加した人の中には、Web制作の知識がゼロでも自分で調べて立派なホームページを作りあげた人もいるそう。 WordPressのよさは誰でもホームページ運用ができるところ。

しかし、中には設定が難しいものもあります。そんなときは、Seitoさんに相談してみるとよいかもしれません

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