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Webマーケティングとは?Web担当者が知っておくべき基礎知識

スマートフォンやパソコンから手軽に情報を取得できるようになった昨今。インターネット上の広告は重要度が高く、多くの企業がWebマーケティングを実施しています。そもそもWebマーケティングは今までのマーケティングと何が違うのでしょうか。数多くの企業でWebマーケティングを実施してきた岡田幸夫さんが、Webマーケティングの初心者に向けて解説します。

目次

 Webマーケティングとは?
 Webマーケティングの基本ステップと注意点
 コミュニケーションを意識することが成功のカギ

これまでたくさんのGoogle広告(浮気経験もあり)と戯れて来ました。 相談は完全紹介制のみでやってましたが、Timeticket限定(堅苦しさ0)でご相談受付中。 これまでメルマガを使ったリストマーケティングはもちろん、プロダクトローンチも行っていました。 SNS広告・コンテンツマーケティング・Web集客全般を幅広い視野からお手伝いします。

 

Webマーケティングとは?

――商品やサービスの販売促進の活動であるマーケティングですが、最近はスマホの普及もあり、インターネット上での広告宣伝の重要性が高まっています。Webマーケティングにはどんな特徴があるのでしょうか。

Webマーケティングは、インターネットを通じて時間や場所にとらわれずに顧客にアプローチできるのが最大の特徴です。

会社が営業していない時間帯や、営業に行くことができない場所にアプローチするための方法として、Webマーケティングを利用する人が多くなりました。

――会社のウェブサイトを作って、自社製品を紹介している会社もありますが、ただ単にウェブサイトを作成するだけではダメなのでしょうか。

マーケットを意識せずにウェブサイトを立ち上げている場合、自分たちがいいと思った商品の強みやおすすめの点を並べた「情報のオンパレード」になってしまいがちです。

何かのキーワードで検索をしてウェブサイトを訪れる人は、何か悩みを持って検索している場合が多いです。その悩みを解決できるようにウェブサイトを変えていくことが重要です。

また、Webマーケティングは「BtoCに必要であり、BtoBには関係ないのでは?」と言われることがありますが、基本的にはどちらも変わりません。

BtoBの商品やサービスであっても、企業の担当者に向けて、マーケティング戦略をする必要があるのです。

Webマーケティングの基本ステップと注意点

――Webマーケティングはどのように行うのでしょうか。基本的な考え方を教えてください。

Webマーケティングは、(1)マーケティング戦略を立て、(2)集客の施策を行い、(3)ウェブサイトを訪れた人にとって最適なページを作成します。そして(4)施策の効果を分析する、という4つのステップに分けられます。

――それぞれのステップについてお聞きします。注意してほしいポイントはどんなところでしょうか。

1.マーケティング戦略を立てる

基本的なフレームワークを用いて、会社の内外の環境を分析します。自社(Company)と競合(competitor)と顧客(Customer)を分析する3C分析が基本です。また、市場を分析し、顧客がどういうものを欲しているのかを調査します。

今はマーケティングで活用すべき媒体が増えてきています。特にFacebookやInstagramなどのSNSを活用したアプローチは効果がありますが、それができていない企業は多いと感じています。

2.自社に適した集客施策をする

集客の施策には、一般的に次のような種類があります。

SEO対策・リスティング広告・動画広告・バナー広告 
メールマガジン・SNS(FacebookやInstagramなど)

さまざまな方法がありますが、自社がターゲットにしている顧客によって、どんな施策を実施してアプローチするかを考える必要があります。

手軽に始められるGoogle広告や、若年層に人気の高いTikTokなどの動画アプリに対応する動画広告などが最近のトレンドですが、すべての会社にとって適したマーケティング手法だとは言えません。

3.最適なLP(ランディングページ)や入力フォームを作成する

集客した人に対して離脱をせずに登録、購入などにつなげるための施策として、主にLPO(ランディングページ最適化)とEFO(入力フォーム最適化)を行います。

LPはヘッダー部分が重要ですが、見ている側の欲しているものを把握できていないために、最適なヘッダーをしっかりと作ることができていない企業が多く見られます。具体的には、文字数が少なかったり、情報量が少なかったりすることが、離脱を招いてしまいます。

入力フォームは必要な情報を必要なだけ取ることが重要です。フォームの入力が多すぎると離脱に繋がります。

一方で、企業によっては顧客情報のメールアドレス欄について、フリーアドレスのドメイン(Gmailなど)を拒否するところもありますが、自営業者などがフリーアドレスを利用していることも少なくない昨今、間口を広げることも必要です。

4.アクセス解析で施策を改善する(GAの活用)

 
アクセス解析にはGoogleアナリティクスを活用するところが多いと思いますが、ただセットアップしただけで活用していないという場合も多いようです。施策がどのような効果を発揮しているのかを分析できるため、ぜひ活用しましょう。
 
Googleアナリティクスを上手く活用する方法は、スマートゴールを設定することです。
CV(コンバージョン)の設定については、「会員登録をした」「購入した」といった大きな目標のほかに、「ページの滞在時間が何分だった」「何ページのページ数を見た」などの小さな目標もCVにして計測するのです。
 
そうしたCVを計測することは、自社のホームページがどれくらい見やすいのか、興味を持ってもらえているかという指標になります。また、Google広告を出すときにも、そうした小さな数値をもとにして「どんな客層に向けて広告を打つと効果的か」を分析できます。

小さなゴールを設定しておくことは、そうしたことにも役に立つのです。

コミュニケーションを意識することが成功のカギ

――Webマーケティングはどのようにして勉強するとよいでしょうか。

マーケティングは、勉強するというよりも実際にマーケティングに関わってみないと身につかないと感じています。

自社で何かを売りたいとなったとき、「どうやったらこの商品が売れるんだろう」と具体的な策を考えると思います。そうしたところから考えを巡らせ、競合を見てどんなアプローチをしているのかを分析する。そういう思考をくり返すことで、だんだんマーケティング感覚が養われると思います。

マーケティングを知りたいという人には、この本がおすすめです。

マーケットの根本が分かる一冊です。

マーケット感覚を身につけよう—「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法 | ちきりん

――岡田さんは普段どのようにWebマーケティングに関わっているのでしょうか。

Webマーケティングのコンサルティングをしています。独立して2年目を迎えました。

会社員時代はリストマーケティングを中心にマーケティングに携わっていました。幅広いWebマーケティング手法に加え、メーリングリストをどう活用していくか、そこからどういったアプローチをしていくかというところまでフォローしています。

――Webマーケティングにおいて、最重要ポイントはなんでしょうか。

Webマーケティングでは、自社の商品やサービスが、誰の、どんな問題を解決できるのかを徹底的に理解して、インターネットで適切にアプローチすることが重要です。

そして、一番大切なのはコミュニケーションです。

コミュニケーションを意識した基盤をつくれば、見てくれる人は必ず見てくれます。適切なコミュニケーションをWebを通して行うことが大切だと考えています。

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