英語のライティング勉強法とは?思うままに英文が書けるようになるコツ | キャリコネニュース
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英語のライティング勉強法とは?思うままに英文が書けるようになるコツ

英語を外に向けてアウトプットする方法には「スピーキング」と「ライティング」があります。このうち、「スピーキング」は英会話スクールなどで磨くことができますが、「ライティング」のスキルを身につけるにはどうしたらいいのでしょうか。「思うままに英文を書けるようになりたい」。英語講師の「ゆうちゃん」が英語ライティングの勉強法をわかりやすく伝授します。

目次

 英語のライティングを勉強することのメリット
 なぜ英語のライティングでつまずくのか
 英語講師がおすすめする英語ライティングの勉強法
 英語のライティングを勉強するとき気をつけたいこと

ゆうちゃんのプロフィール

私は日本生まれ・日本育ちで、日本で英語を習得しました! 英語塾と英会話スクールにて12年の講師経験があり、ここ3年くらいは翻訳もしています。日本にいながらもたのしく効率的に英語を習得できる方法をお話しします♩英語レッスンもやってます★。

英語のライティングを勉強することのメリット

「英文ライティング」というと、英文メールや書類、論文など、少し難しいイメージがあるかもしれません。 英会話をしたいという人にとっては、ライティングは生活の中では使う機会が少ないと思われるでしょう。 そんな英語ライティングについて、英語講師のゆうちゃんは次のように指摘します。 「『ライティングが上手になりたいです』と相談に来る人は多くはいません。しかし最近では、SNSなどを使って英語で自分の経験や思いを発信したいという声を聞くこともあります。 英語で自分の思いを正確に伝えるためには、正しい文法や単語の知識が必要です。また、ライティングをすることによって養われる英作文の力は、スピーキングの力にもつながっていきます。 ライティングもほかの技能(単語力、文法力、スピーキング力)と密接な関係にあり、英語の力をつけるうえでは重要な要素です」

なぜ英語のライティングでつまずくのか

英語のライティングが苦手という人は、どんなところでつまずきやすいのでしょうか。ゆうちゃんは原因として、次の2つを挙げます。

日本語で伝えたいことをそのまま英語にしようとする

「スピーキングにもいえることですが、日本語で伝えたいと思う文章をそのまま英語で作文しようとすると、とても難しく感じてしまいます」 頭に浮かんだ日本語は、長文であったり、難しい単語を使ったりしていることが多いため、それを英語で作文していくのは大変です。 英作文をするときは「伝えたいことを簡単な文章や言葉にかみ砕くといい」と、ゆうちゃんはアドバイスします。 「自分が伝えたいことを小さな子どもに話すイメージで、文章を分解したり、単語を易しいものに置き換えたりしてみてください」

英語と日本語の文法の違いにとまどっている

英語と日本語の文法は大きく異なります。主語・動詞・目的語・補語の順番が違うのはもちろん、「日本語は主語を省略できるが英語は省略できない」といったルールの違いもあります。 英作文をするときは、文法を意識しなければ伝わる英語になりません。 「英作文のトレーニングで日記を書こうとしたときに、補助ツールとしてGoogle翻訳を使う人はたくさんいます。Google翻訳はうまく使えばすばらしいツールですが、使い方を誤ると間違った英語を覚えてしまう危険もあります」 Google翻訳では、正しい文法で日本語を入力すれば、正しい英語が返ってきます。 しかし、たとえば日本語文の「主語」を省略するなど、正しくない文法で日本語を入力すると、返ってくる英文に誤りが生じます。 このとき、英語の初心者は間違った翻訳に気づくことができず、そのまま覚えてしまうということが起こります。

英語講師がおすすめする英語ライティングの勉強法

ゆうちゃんに、英語のライティング力をアップさせるおすすめの勉強法を聞きました。

教材を利用する

ライティングの基礎力をつけたい人は、英語教材で反復的に英作文のトレーニングをするとよいでしょう。 数ある教材の中で、ゆうちゃんが推薦するのは次の教材です。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK) | 森沢 洋介

「瞬間英作文」とは、中学で習うレベルの文型で簡単な英語をスピーディに、大量に声に出して作るというものです。文型ごとに中1・中2・中3のレベルに分けて付属のCDと一緒にトレーニングしていきます。簡単な英文さえ反射的には口から出てこない、相手の話す英語は大体わかるのに自分が話すほうはからきしダメ、という行き詰まりを打破するのにとても効果的なトレーニング方法です。

 

「『瞬間英作文』では、中学校で学んだ文型ごとに日本語の文章が並んでいます。日本語の文章を見て、スピーディに英語に置き換えていくトレーニングができます」(ゆうちゃん)

日記を書く

自分が経験したことや思ったことを伝えるトレーニングには「日記を書くことがおすすめ」とゆうちゃん。 日記を書くときには、英語ライティングが苦手な人がやりがちな「日本語をそのまま英語に訳す」ことをしないよう注意しましょう。文章や単語をできるだけ易しい日本語に置き換えてから、英訳をしていきます。 このとき、悩ましいのが「自分が書いた英文が正しいかどうかわからない」という点です。 「そんなときは、自分が書いた英文をGoogle翻訳で日本語に訳してみてください。書いた英文が正しければ、自分が言いたかったことと同じ内容の日本語文が返ってくるはずです。Google翻訳を答え合わせに活用するのです」 Google翻訳はスマホがあれば即座に答え合わせができるため便利ですが、どこを、どんなふうに間違えているのかを把握するために、英語の先生に添削してもらえるとベターです。

英語のライティングを勉強するとき気をつけたいこと

英語ライティングを効果的に身につけるために、勉強をするときには次のようなことに気をつけましょう。

文法や時制を意識する

「日本語で話すとき、文法や時制のことを考える人はあまりいないと思います。だからこそ、英作文をするときは文法や時制がおろそかになりがちです」 慣れないうちは、日本語に対応する単語を並べるだけで精一杯かもしれません。しかし、「伝わる英語」を身につけるためには、文法や時制は避けて通れません。 英作文をするときは、主語や動詞などの文型や、過去形や完了形などの時制を意識するようにしましょう。

 

自分の体験したことを英語にしてみる

英語ライティングを習得するためには、継続して続けることが大切です。そのためには、「自分が興味のあることから始めていくといい」とゆうちゃんは言います。 「日記を書くときは、自分の体験したことや身近で感じたこと英語にしてみるとよいです。 言いたいことを英語にするのは、コミュニケーション力を磨くよいトレーニングにもなります」

書いた英文を声に出して読んでみる

同じアウトプットの技能であるライティングとスピーキング。その違いは、文字で書くか、声に出すかにあります。 英語を文字で書けても、発音ができなければ話すことはできません。 「英会話ができるようになりたい」という人は、ライティングの勉強するときに、その先にあるスピーキングも意識して、書いた英文を声に出して読むようにしましょう。発音がわからない場合は、Google翻訳の読み上げ機能を使うのも1つの手段です。 ライティングはスピーキングと違い、自分のペースで考えながら文章を作ることができます。積み重ねることで作文のスピードは上がります。 英語の4技能はすべてつながっているので、バランスよく勉強することが大切なのです。

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