20代の頃は大手芸能事務所に所属し、タレント活動やグラビアモデルとして活躍していたさとゆりさん。現在はYouTuberとして美容やファッション、子育てに関するコンテンツなど、リアルな40代女性の姿を配信しています。

結婚を機に芸能界を引退し、長らく専業主婦をしていたさとゆりさんが、表に出る仕事に復帰しようと決意したきっかけは、専業主婦をする中で自分を失っていく感覚があったと話します。

「芸能活動を始めてから10年ほどで引退してからは子育てに力を注いでいたのですが、子どもたちも成長して少し手が離れてきたところでふと立ち止まって思うことがあったんです。

家庭が一番優先なのはずっと変わらないとはいえ、このまま自分というものがなくなっていく、何もできない人になってしまいそうで怖い、と感じるようになったんですね」

自分のことを何か始めよう、仕事に就こうと考えたさとゆりさん。とはいえ、社会人としての経験がないさとゆりさんには「一般的な仕事」に就くことにもハードルを感じたといいます。

「社会人としての一般的な知識や経験…たとえばパソコンの事務系ソフトの使い方やメールやお手紙の書き方も知らず、普通にお勤めするには難しいと思ったんですね。そこで、これまでやってきた芸能活動の経験を活かせることをやろうと思い、YouTubeで動画を配信してみようと思い立ったんです」

さとゆりさんのチャンネルでは、特に年齢が気になる女性に向けた美容やファッションのコンテンツのほか、働く女性との座談会なども提供しています。

中には美容外科とのコラボレーションで、アンチエイジングの美容整形を実際に施術し、経過を配信するものもあります。施術後のダウンタイムで浮腫んだ素顔も配信してアンチエイジングの効果を赤裸々に表現するという、体を張った企画にもチャレンジしています。

「なかなか勇気のいる企画ではあったのですが、視聴者の方から『自分も同じ施術をして、ダウンタイムを経て落ち着いていく経過が見られて安心しました』というコメントをいただいたときには、やって良かったなと思いました。

今後もアンチエイジングの施術をビフォーアフターで伝えていって、同じような悩みを持つ人に元気や安心を与えることができたらいいなと思います」

雑談を楽しむサービス提供は「時間があっという間」と感じるほど有意義

チャレンジ精神旺盛なさとゆりさん。動画配信のみならず、スキルシェアのプラットフォーム「タイムチケット」では雑談をはじめとした対話の時間を提供しています。

オンライン環境で30分の自由なおしゃべりの時間は、さとゆりさんにとっても「普段の生活の中では得られないような出会いや体験ができる時間」だと話します。

「これまでチケットを利用してくださった方とは、終始話が弾んでコミュニケーションを楽しんでいただけていたようで、私も楽しい時間でした。

中には、カメラマンをしていてタイムチケットでサービスを出されているという方もいらっしゃったり。私がグラビアをやっていたこともあって話も弾みましたし、チケットの販売者としての繋がりができたのも嬉しかったです」

実際にチケットを利用したゲストからは「楽しくて時間があっという間に過ぎていくように感じた」「親身に話を聞いていただけた」と好感触のコメントが。そうしたゲストの反応は、さとゆりさんの自信を育てることにもつながっています。

「正直、タイムチケットに登録してみたはいいけれど私には特別なスキルはないしどうしよう…と思っていたのですが、ゲストに喜んでいただけたこと、元気になってもらえたことで、『私にもできることがあるんだな』と前向きな気持ちになれました」

同世代の女性に「40代って楽しい」と思ってもらえる、そんなコンテンツを提供していきたい

家事育児に加え、今後も体当たりな動画配信にチャレンジしていくというさとゆりさん。これからもポジティブに年齢を重ねていく姿を配信していきたいと話します。

「今後も、まずはコツコツと動画配信の活動を止めずに続けていきたいですね。そして私と同じ年代の方に年齢を重ねるのって悪くないなと思ってもらいたい。40代って楽しい！と思えるような、そんなコンテンツを作っていきたいと思います」

さらに旅行先の紹介動画など、YouTuberとしてまだまだいろんなことにチャレンジしていきたいと意気込みを語るさとゆりさん。自身の得意を活かせるYouTubeやタイムチケットという場所で、さらなる飛躍が期待されます。

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