TikTok で“部活キッズ”に大人気!のソフトテニスプレイヤー「井上翔」のアスリート的配信スタイル | キャリコネニュース
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TikTok で“部活キッズ”に大人気!のソフトテニスプレイヤー「井上翔」のアスリート的配信スタイル

ソフトテニスのプロ選手として活躍しながら、コーチ、そしてTikTok LIVEクリエイターとしても存在感を広げている井上翔さん。日々のライブ配信では、中高生リスナーたちと語り合い、ソフトテニスの魅力を配信し続けている。プロ選手になるまでの歩みと未来への思いについて熱く語っていただいた――。

〇プロフィール〇

井上翔――いのうえ・しょう 1995年4月18日生まれ。千葉県柏市出身。プロのソフトテニスプレイヤー。テニス一家に生まれ幼少期より硬式テニスを習う。中学、高校とソフトテニス部、東海大学体育学部卒。大学卒業後人材紹介会社に入社。退社後ソフトテニスのコーチに。2024年4月プロ宣言。2025年「井上ソフトテニススクール」を千葉県市原市で開校。TikTok LIVEクリエイターとしても活躍中。【ソフトテニス実績】(高校)インターハイ予選、個人3位、団体2位 (大学)東インカレシングルス3位、インカレシングルスベスト16 (社会人)、千葉県選手権大会優勝、天皇杯出場、全日本クラブ選手権大会ベスト16)

〇プロフィール〇
井上翔――いのうえ・しょう 1995年4月18日生まれ。千葉県柏市出身。プロのソフトテニスプレイヤー。テニス一家に生まれ幼少期より硬式テニスを習う。中学、高校とソフトテニス部、東海大学体育学部卒。大学卒業後人材紹介会社に入社。退社後ソフトテニスのコーチに。2024年4月プロ宣言。2025年「井上ソフトテニススクール」を千葉県市原市で開校。TikTok LIVEクリエイターとしても活躍中。【ソフトテニス実績】(高校)インターハイ予選、個人3位、団体2位 (大学)東インカレシングルス3位、インカレシングルスベスト16 (社会人)、千葉県選手権大会優勝、天皇杯出場、全日本クラブ選手権大会ベスト16)

「ソフトテニス愛」に導かれ

――自己紹介をお願いします。

井上翔と申します。僕はプロのソフトテニスプレイヤーです。その他にも兼任でソフトテニスのコーチをやっています。また、最近、ライバーとしても活動していて、ソフトテニス関連の雑談枠をやっています。

――ソフトテニスとはどんなスポーツですか?

いわゆる「軟式テニス」で、実は日本発祥のスポーツで、中学生、高校生の部活動の人気ランキングの上位に必ずあるのがこのソフトテニスです。やわらかいゴム製ボールと軽いラケットを使って行うスポーツなので、小学生ぐらいから楽しめます。ルールは硬式テニスほとんど変わりませんが、試合のセット数や点数の数え方が少し異なり、試合が短いのが特徴です。その分戦略を張り巡らせる面白さがあります。

――ソフトテニスとの出会いはいつですか?

両親がどちらも硬式テニスをやっていまして、2歳ぐらいからテニスボールで遊びはじめて、スタートは硬式テニスからでした。その後、小6でサッカーがやってみたのですが、自分には合わなかったため、中学になって部活を選ぶときにソフトテニスを迷わず選びました。それからずっとソフトテニスを続けています。

――硬式テニスに転向しようと思ったことはありますか?

そこはまったく考えてなかったです。ソフトテニスが楽しかったというのが一番の理由です。僕の場合、当時から部活一筋で勉強が好きではなかったので、テニスの推薦入学で進学していきましたので、とにかくテニスをがんばらなきゃって思っていました。高校、大学と大きな大会に出場できるようになって、硬式テニスに戻るよりそのまま上位ランキングをめざすことに魅力を感じていました。

――なるほど、どちらの大学へ進学されたのでしょうか?

東海大学体育学部競技スポーツ学科です。そんなことから、大学でもテニス中心の毎日を送っていました。とにかく4年間ソフトテニスで結果を出すことを考えていました。またその一方で、教員免許を取得したり、企業のインターシップにも参加していました。

――えっ? ソフトテニスで忙しかったのにインターシップまでされてたのですか?

人材紹介会社でインターンになりまして、結果的に卒業後その会社に就職しました。就職活動をしている学生さんに向けたマッチングイベントなどをやっている会社です。また、取引先企業に学生さんに紹介する仕事もあって、学生さんを面接したりする就職活動のアドバイザーのような仕事もやっていました。しかし、将来のことをいろいろ考えて1年で辞めることになりました。

――退職した理由について教えてください。

実際に社会人になってみて、サラリーマンの仕事はちょっと違うなと感じていました。何でも自分で考えて1人で取り組みたいと思うタイプだったり、人に頼るのが苦手だったりすることが仕事を通して分かって、もう一度仕切り直した方がいいなと思い、退職することに決めました。

――そして、ソフトテニスに戻られたわけですね。

そうですね。最初はバイトをし、自分の人生を見つめ直しながら、また、ソフトテニスに傾いていくことになりました。ソフトテニスに戻ってきたことを聞きつけた、テニススクールのコーチをやっていた後輩の1人がそれを聞きつけて、声を掛けてくれたのがきっかけで、再スタートをすることができました。そして、2年経過し、プロとして、活動するようになりました。

雑談配信がオンラインレッスンに!

――TikTokでライブ配信をはじめたきっかけについて教えてください。

動画をSNSに掲載するのが面白そうだなと思ったのが最初で、5年ほど前からです。筋トレの動画とかトレーニング系で面白い動画がいっぱいあったので、自分もちょっとやってみたいなと思ったのがきっかけです。その時で1500人ぐらいまでフォロワーが増えたので、ライブ配信もやってみようかということになりました。

――実際にライブ配信をやってみていかがでしたか?

初期の段階からかなり楽しめていたと思います。ただ、その頃はソフトテニスのプロ活動と重なってしまい、本格的には取り組めていませんでした。そして1年前、タイムチケットから声を掛けていただいたことがきっかけで、ライバーとして本格的に配信活動をはじめました。

――ライブ配信の内容はすべてソフトテニス関連ですか?

そうですね。「ソフトテニスの雑談配信」というタイトルでやっています。配信内容は、雑談がメインなのですが、リスナーさんからは、テニスの技術的な内容についての質問が多いので、1つひとつコメントしていくと、オンラインレッスンのようなムードになっています。また、昔ソフトテニスをやっていたけど、もう一度やってみたいと相談されるケースも多いです。

――ライブ配信でオンラインレッスンができる時代なのですね。

オンラインレッスンについてはまだ試行錯誤ですが、自分も興味がある分野です。これから広げていけたらいいなと考えています。

ソフトテニスの振興のために

――雑談時にどんな話題が多いですか?

「どんなテニスラケットを選んだらいいですか?」というのは、やはり多いですね。実際に僕が持っているものを見てもらったりもしながら解説しています。ラケットを持ちながら雑談していることも多いです。

――なかなか「テニス好き」テゴリーに絞って、リスナーさんを集めるのは大変ではないですか?

僕の枠の場合は今のところそれがうまくいっていると思います。ライブ配信をしていると、僕の顔を見て、動画で見たことあると言ってきてくださる方もいます。テニス好きがのぞきに来てくださる場合がほとんどで、みなさん僕よりもソフトテニスに詳しかったりします。もちろん枠ではテニスをやったことがない方も歓迎です。できるだけたくさんの方がわかる共通の話題で話していければと思っています。

――配信時間について教えてください。

ライブ配信ですが、月〜金は昼間の時間帯、特に火水は夜の9時から11頃までの配信です。

――リスナーとのコミュニケーションで大切に思っていることはありますか?

僕はソフトテニスの振興のためにTikTok LIVEやっているというスタンスで、リスナーさんとの交流を深めています。たまに大きなギフトをいただけて、すごくうれしいこともあります。しかしながら、現在のリスナー層は、18歳以下がメインで、中学生などの子供たちがたくさん来てくれているので、収益につなげようという気持ちはありません。それよりもソフトテニスのことやソフトテニスプレイヤーとしての僕の試合などについて知ってもらいたいと思っています。

――TikTokではバトルやコラボはされていますか?

ちょっとやってみたことはあります。その時はこんな機能もあるのかと面白かったですが、僕の枠のリスナー層は未成年なので、投げ銭ををしたりする必要のあるバトル配信は、楽しめなかったりするので、今はやっていません。未成年でもできるゲームなどがあれば、取り入れていきたいと思います。

――リアルにレッスンにいらっしゃるリスナーさんはいますか?

過去に数名はいらっしゃいました。その他にも、同じソフトテニスのプレイヤーが僕の動画を見て実際に来てくれたりもしました。

――ライバーになってよかったことはありますか?

人とのつながりが増え、どんどん広がりを見せているところは、想像以上に良かったと思っています。

――ライブ配信で難しい点はありますか?

リスナーさんたちの顔を見ることができない点は難しいと思っています。リスナーさんに中高生が多いということもありますが、コメント文だけではなかなか属性がわからないことが多いです。そんな中、コメントの意図を「想像力」を膨らませて理解する力が必要だと感じています。僕の場合「ソフトテニス何年目?」などの質問を投げると、「今年部活始めたばかり」とか「入部して3年目」と書いてくれる人が多く、「君は中学3年生かな?」とイメージできる感じです。

――配信を休みたいと思うこととかありますか?

普段の仕事や練習で、疲れていることはたまにありますが、ライブ配信を休みたいなと思ったことは、ほとんどありません。練習と同じでルーティンになっています。

――継続するために大切にしていらっしゃることはありますか?

楽しむことは大前提だと思っています。努力をしようと思わない方が、実は継続できるんじゃないかなと思っています。そしてやりたいことは、普段の生活の中の一部に取り入れるようにしています。朝起きて椅子に座ってご飯を食べるのと同じようにライブ配信もやるのが理想だと考えています。

――TikTokで参考にしているライバーさんはいますか?

スポーツ系ライバーというよりは、別ジャンルの色んなタイプのライバーさんから日々影響を受けています。例えばダンサーの女性ライバーの配信を見て音楽が入ると枠のムードがいいなとか、DJライバーのトーク力のすごさに圧倒されたりしていますね。

ライブ配信で同接500人が夢

――ライブ配信での目標はありますか?

フォロワーを増やすとか、ギフトを集めたいとかそういう目標はまったく設定していません。雑談配信ですので、これからも僕と一緒にソフトテニスについて、話してくれる人がたくさん集まってくれればいいなと思っています。

「日本一の左利きのプレイヤー」をめざして

――今後の目標について教えてください。

ライブ配信では、ソフトテニス好きが集まって、同接500人越えで配信するのが夢です。コメントも全部読み切れないぐらい、いただけるようになったら、僕的には成功だと思っています。また、ソフトテニスのプロとしては「日本一の左利きのプレイヤー」になるってことを目指して活動していくつもりです。

――2026年はどんな年になりますか?

2026年は、千葉県市原市で「井上ソフトテニススクール」を開校したばかりですのでそちらに注力していきます。スクールではソフトテニスのテクニックばかりでなく「心技一体」をテーマに、アスリートに必要な強いメンタルを鍛えていくことに取り組んでいきます。チャンスとのバランスを取りつつ、結果を出せる選手の育成を目指してがんばっていこうと考えています。

――最後にリスナーさんに一言お願いします。

ソフトテニスは、硬式テニスからくらべるとマイナーですが、大人も子供も関係なく、楽しめるスポーツです。みんなと一緒にわいわい話ができたらうれしいなと思っていますので、ぜひ配信に遊びに来てください!これからも応援よろしくお願いします!

――貴重なお話をありがとうございました。

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