育児・介護離職を防ぐ!社員が安心して長く働ける職場環境とは【石光商事の働き方改革】
いつまでも社会に必要とされ続ける企業、愛され続ける企業であるために、「ともに考え、ともに働き、ともに栄えよう」の経営理念のもと、「世界の食の幸せに貢献する」ことをミッションとして掲げている石光商事株式会社様。ライフイベント(結婚・育児・介護等)と仕事を両立できる職場環境を整え、社員が長期的に安心して働ける環境づくりに尽力し、2020年9月にホワイト企業認定 ゴールドを取得。今回は管理部門総務・人事チームの浅見さんにお話をお伺いしました。
長く働いてほしいという想いから生まれた制度
――自社の特徴的な取り組み・制度の概要を教えてください。
・積立休暇制度…育児・介護・傷病時に年次有給休暇残日数を気にすることなく安心して休める自社独自の有給休暇制度
・スーパーフレックスタイム制度…柔軟な働き方を実現するため、フレックスタイム制度のコアタイムを撤廃
・育児支援…お子様が小学校卒業まで有給扱いの看護休暇、時短勤務適用
・人間ドック補助金制度…社員の健康のため年齢関係なく受診希望者へ全額費用支援
主にこのような取り組みをしています。経営理念を実現し、200年続く企業になるためには人財力とその多様性が重要と考えているので、社員にとって働きやすい環境を整備しております。
――取り組みを展開したことで社内・社外から感じられた効果はありますか?
上記はどれも育児や介護、傷病で離職する必要のないように、長く働いてほしいという想いが共通します。スーパーフレックスタイム制については、私自身もですが保育園送り迎えや通院など様々な状況に対して、かつコロナで在宅勤務もある中、柔軟に働くことができるという声が多いです。また積立休暇制度についても勤続年数が長くない方を中心に、有給を使い切ってしまった場合でも、体調不良など配慮ができるという点で良いという声もございます。
――上記取り組みを制度化し導入から実施、成果があがるまでに苦労したエピソードがあれば教えてください。
社員が長期的に安心して働ける環境づくりを進めている中でホワイト企業認定の取得に至ったので、特別苦労を感じる部分は少なかったです。ただ、スーパーフレックスタイム制については、現在のコロナの状況下では在宅勤務が通常の勤務環境となったので、労務管理については様々な議論がありました。
ホワイト企業の認定の取得について
――ホワイト企業の認定取得を目指したきっかけや目的を教えてください。
社員が長期的に安心して働ける環境づくりを進める中で、私たちの取り組みの成果を目に見える形で表すことが重要だと考えました。また、同時に認定調査の中で私たちの改善すべき課題も明確になると考え、より一層の取り組みをと考えております。
――ホワイト企業認定取得後に、社内外から得られた効果はありましたか?
取引先様や入社者等から働く環境整備に積極的に取り組んでいる企業スタンスをご評価いただいております。また採用における応募数も増加傾向にあり、応募者のコメントから増加要因の一つになっていると感じております。
――コロナ禍で新設した制度や取り組みや今後課題としていらっしゃる点について教えてください。
・社内喫煙室の利用人数制限
コロナ感染拡大防止を目的に社内喫煙室の利用人数を常時1名のみにルール変更しました。更にその先に社員の健康のため2022年4月より就業時間中の禁煙に制度変更予定です。・テレワーク手当の導入
テレワークを更に推奨すべくテレワーク手当を導入しました。また、脱ハンコ・ペーパーレスも推進しています。・出勤時間や勤務場所について
時差通勤の推奨やサテライトオフィスの活用もしております。
――今後注力していく取り組みがあれば教えてください。
・健康経営
禁煙治療支援、健康診断後のフォローアップ強化、テレワーク環境下でのメンタルヘルスケア、不妊治療・妊娠初期等への支援、肥満解消、その他各種業務パフォーマンス低下につながる健康問題への支援に取り組み予定です。・人権ポリシー制定および社内教育実施、人材多様性の推進
人財力とその多様性を重視しておりますので、女性活躍や障がい者の働く環境整備などにもさらに尽力したいです。
――最後にホワイト化を目指す企業様へ一言お願いします。
これからの企業経営において、人財の重要性はさらに高まるように思います。人材の人財化のためには社員のエンゲージメントを高めることが大切で、会社側からの誠意の示し方の1つとしてホワイト化はとても重要かつ効果的です。