借金1000万円、「もう死ぬしかない」と思っていた20代のころ | キャリコネニュース - Page 2
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借金1000万円、「もう死ぬしかない」と思っていた20代のころ

「お金がない」と一括りに言っても、その人によって様々です。お金がない状況でも「助けて欲しい」と言う勇気さえあれば簡単に乗り越えられる環境の人もいます。

それでも、「お金がない状況は恥ずかしい」「きちんとしなければ」という思い込んで援助の申し出ができない人もいるんです。

僕自身、自業自得とはいえ借金のことを誰にも言えず、言えないからこそさらに状況が悪化して自殺未遂したこともあります。それくらい、”お金のない状況”では右往左往するものです。

「首が回らないな、死ぬしかないかないかな」と思ってから

そして、お金がないときについやってしまいがちなのが”現実から逃げること”です。支払えないと言えずに放置したり、誰にも相談できずに抱え込んだり、祈ったり。残念ながら、現実から逃げれば逃げるほど状況は確実に悪化します。僕自身も経験しました。口座を差し押さえられたこともあります。お金は躊躇すればするほど損失になります。

状況が大きく改善したきっかけは、「もうこれ以上いくと破産かな。首が回らないな、死ぬしかないかないかな」と思った21、22歳の頃。その時はじめて、羞恥心を捨てて相談しました。

親や、知り合いの経営者など人生の先輩に相談したり、自治体の無料の弁護士相談に行ったりしました。その後、お金の勉強をとことんして、精神的余裕を得ることができました。知らないことに対して不安になるのは人間誰しも同じこと。

まずは状況や原因を把握し、改善策を知ろうとする努力が必要です。どんな状況だろうと必ず相談窓口があり、アドバイスをくれる人がどこかにいます。その行為は決して恥ずかしいことではなく、勇敢なる行動です。完璧な人などいないじゃないですか。みな失敗を経て今があります。

先日、コロナ禍で仕事を失い、生活費もままならず税金も滞納している方が相談にいらっしゃったのですが、やはり状況のすべてを放置していました。税金だって、しっかり事情を話したら分割払いや猶予などの対応してくれることがほとんどです。

さまざまな理由で陥る”お金がない”状態。そんな時こそ勇敢に手をあげることをお勧めします。お財布振っても、祈りを捧げても、目の前にお札は降ってきませんから。

著者近影

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【筆者プロフィール】ちばつかさ

合同会社komichi代表。柔道整復師、こころと体のコーディネーター、元プロ野球独立リーグ選手。東京と福井で投げ銭制の接骨院を運営しのべ10万人近くの心と体に向き合ってきた。野球経験とコーチングの経験を活かし都内で”野球を教えない野球レッスン”を運営。レッスン卒業生がU12侍ジャパンの代表に選出された。現在、心理学を学ぶため、アラフォーで大学在学中。【公式サイト】

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