「私のために生きてるとか重いんだけど」 思春期の子どもに言われた衝撃の一言 | キャリコネニュース
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「私のために生きてるとか重いんだけど」 思春期の子どもに言われた衝撃の一言

ショックな一言ではありますが……

ショックな一言ではありますが……

今や共働き世帯が一般的なものと認識されていますが、女性が働くことは経済的な側面以外にもメリットがあります。そのうちの一つが「子育て後の自分の人生の準備になる」という点です。

小さい子どもは可愛くて、見ていて飽きませんよね。特にベビー期には自分がいなければ生きていけない存在です。乳幼児の間は、ごはんを食べさせたりオムツ交換したり、トイレトレーニングに付き合ったり、片付けや遊びに付き合ったりとしているうちに、あっという間に毎日が過ぎていきますよね。だから目の前の1日1日をこなすのに精いっぱいという方が多いのではないでしょうか?(文:時短ママ戦略活用アドバイザー谷平優美)

早く踏み出した経験が子育て終了後の自分を助けてくれる

我が家も毎朝、子どもに食器を投げられ(笑)、片付けても片付けても部屋が散乱! おまけに食事を作って掃除と洗濯をこなし、上の子と一緒にお風呂に入れて、明日の用意をして……と1つ1つのタスクをこなしている間にあっという間に1日が終わっていました。寝かしつけ時に自分も一緒に寝落ちです。

とてもじゃないけど、来週のことすら頭が整理できてないなんて気持ちもよくわかります。でもあえて、考えてみましょう。この子が15歳、20歳、となっていく将来。自分は何歳で、どんな時間の過ごし方をしてそうでしょうか?

好きな趣味をやっているかもしれないし、夫と2人で出かけることも増えるかもしれない。周りの友人も仕事の時間を増やしているかもしれない。ちょっと想像をしてみると、意外と自分の時間が増えますね。

そこではもちろん” 働く”という選択肢もあると思います。そうなると、早いうちに一歩踏み出した経験が、”子どもに手がかからなくなった時の自分を助けてくれる”ことになってきます。

「お母さんは働いてないけど、俺は何のために勉強して働くの?」

先輩ママの中には、思春期の子どもにこんなことを言われた、という人もいました。

「私のために生きてるとか重いんだけど」
「彼女と食うからメシいらない」
「お母さんは働いてないけど、俺は何のために勉強して働くの?」

みなさん、そこで初めてハッとして、自分の人生を楽しまなくちゃ、と感じたといいます。母親は子どものためにと思って時間とエネルギーを費やしてきても、子育ては子どもが自立することがゴールです。この相反する事実を受け入れて、子どもに過干渉にならず、そして自分が燃え尽きないように、自分の人生をしっかり生きるために無理なくできる一歩を早いうちに踏み出しておくことが重要です。

30歳で一歩踏み出した場合と、40歳で踏み出した場合。社会経験、仕事経験値のレベルに10年の差が出てしまいます。企業から見ると、復帰して1年でも社会経験をしている人と、3年以上ブランクのある人、どちらがいいでしょうか。やはり一般的には前者の方が採用もされやすくなります。

忙しくしていると、どうしても人生を5年・10年の中長期で大局的にとらえる機会がなく、1~2年の短期で考えがちです。そして、早く結論を出しがちです。でも理想の自分は5年・10年・15年と、1歩ずつ階段を上る必要があります。ぜひ焦らず中長期で考えてみてください。

先輩ママの中にも「子育てが落ち着いてから仕事復帰を考えようと思っていたけれど、子育てっていつまで経っても終わりがなかった。もっと早く踏み出しといてもやれたかも」と話していた人がいました。

後から悔いを残さないために、子どもだけでなく自分のことも大切にして、「家族全員のハッピーの総和」からみて納得のいく「今」の選択を考えてみてくださいね。

著者近影

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【筆者プロフィール】

谷平 優美

時短ママ戦略活用アドバイザー/株式会社ルバート代表取締役。早稲田大学商学部卒業後、総合人材サービス会社で新規事業立上げ・執行役員を経て、 株式会社リクルートエージェント(現リクルートキャリア)入社。WEB企画・マーケティング、法人営業を経て退職。出産前後には専業主婦やフリーランスも経験。サロン講師、就職講座講師やキャリアカウンセリングをしながら、無理ない子育て中の働き方を模索するも待機児童となり認証保育園を利用しながら活動。転職支援・キャリア教育に関わった経験と、出産後に感じた様々な社会への違和感に何か発信をしたいと2012年にママハピを創業。2018年、株式会社ルバートに社名変更、時短ママたちによるジョブシェア体制で事業運営。2児の母。

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