肩こりや腰痛は意識をしなければ治る? 原因不明の痛みがある人は試してみて | キャリコネニュース - Page 2
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肩こりや腰痛は意識をしなければ治る? 原因不明の痛みがある人は試してみて

「肩こり腰痛があるから接骨院にいった(通っている)」という人もいますよね。ただし接骨院は、原因不明で慢性的な肩こり腰痛は保険適用外となります。

怪我に対しての保険適用(骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷)はできますが、それ以外は自費での施術となります。そしてここがポイントですが、接骨院に勤めているのは国家資格の柔道整復師で「柔道整復術」を業としています。

他方、「マッサージ」や「指圧」とうたえるのは国家資格である按摩マッサージ師・指圧師のみ。整体院で行われる「整体」や、リラクゼーションサロンの「もみほぐし」、「リラクゼーション」などは民間資格や独学で学んだ人が施術をしています(大手だと研修などがあります)。

このように現在、街中に体をほぐす場所が乱立しており、患者さんを混乱させているのが現状です。

痛む場所に意識が行くことでより痛くなる?

僕は接骨院を運営していますが、慢性的な肩こり腰痛を持つ人がもつある共通点に気づきました。それは「どこが痛いのか?」がわからなかったり、痛い場所が日によって移動したりすること。このような症状を「不定愁訴」と呼びます。

そして、腰痛なのにゴルフに行くことができたり、美味しいものを食べていたり友達との楽しい会話中は肩こりを感じなかったり、意識が肩や腰から外れたりすると肩こり腰痛が治るというのです。

これらの共通点は、意識が外れている時は痛みがなく、痛みがあった場所を意識すると再度痛み出すというもの。

接骨院をはじめリラクゼーションサロンなどにいってその場所を圧されると、意識がそこに戻ってしまうし、接骨院や整形外科で「あなたは~症です」なんて診断されてしまったらなおさら意識がそこに行きっぱなしになります。

さらに整形外科や接骨院では保険適用させるために、不定愁訴であっても「腰部捻挫」や「腰椎椎間板症」などの診断名をつけなければいけない(つけざるをえない)ことになっています。すると名前をつけた瞬間に「あ、私ってこんな診断名なんだ」とその場所に意識がずっと居着いてしまうのです。

例えば「肩」「肩」「肩」と今「肩」という文字を見ていると意識が肩にいきますよね? その間は「腰」には意識がいきません。今、「腰」という文字を見た瞬間意識が腰にいき、肩からは意識が外れましたよね。

骨折をしたり大きな虫歯があったり、大病を患ったりすると、治療しない限り痛みが治ることはありません。痛みで精神的に落ち込んでしまうこともありますが、肩こり腰痛ではそんなことはなく、忘れてしまうことすらあるのです。

僕は、意識を外すことで治る肩こり腰痛なのに、意識を刷り込ませている接骨院やサロンがあるという現状に首を傾げてしまいます。

運動不足が痛みの原因?「痛い」と思うのをやめることで治る可能性も

スポーツによる怪我での腰痛もありますが、スポーツ選手で不定愁訴的な肩こり・腰痛があるという人をみたことがありません。ではスポーツ選手と一般人の違いは? 一般人の不定愁訴的な肩こり・腰痛は「動かす」ことが大きなキーポイントになってくるでしょう。

最近はスマホばかりで外で遊ばない子どもも増え、子どもの肩こり腰痛も増えているようです。大人は仕事などで体を動かす機会がどんどん減ります。運動して体を動かすことは、血行をよくしたりするのと同時に肩や腰から意識を外してくれるものでもあります。

体を動かしながら意識を違うところへと外していく。そうすることで院には通う人も減り、改善された方が多数いるのは現実としてあるのです(毎日通うのは治っていない証拠であり、痛みが消えない悪循環です)。

今、この瞬間”痛いのをやめる”と不定愁訴もなくなる可能性があります。一度、肩こりや腰痛から意識を外してみませんか?

著者近影

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【筆者プロフィール】ちばつかさ

柔道整復師、メンタルケア心理士、元プロ野球独立リーガー。東京と福井で投げ銭制の接骨院「小道のほぐし接骨院」を経営しのべ10万人近くの体と心と向き合う。野球経験を活かし都内で”野球を教えない”野球レッスンも運営。【公式サイト】

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