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柔整師の妻が産後10キロのダイエットに成功した秘訣は? ”誰かと共有”することでモチベーションの維持が可能に

ダイエットといえば「苦しい」と思いがちですが、仕組みは至ってシンプルで簡単です。摂取カロリーが消費カロリーを上回れば太るし、逆であれば痩せます。

生命を維持するために必要な最低限のエネルギー(基礎代謝)に一日の活動で使うエネルギーを足すと総消費カロリーとなります。単純に、基礎代謝が1500キロカロリーの人が、運動で1000キロカロリー消費すると、1日で2500キロカロリーを消費したことになります。

体重を落とすには、体を動かしてカロリーを消費する、食事制限などでカロリー摂取を抑える、筋肉をつけて基礎代謝を上げるといったことが挙げられます。という説明も、ネットで検索するとごまんとヒットするし、ダイエット本なんかにも必ず書いてあることです。

では、なぜ痩せないし、ダイエット市場は消えないのでしょうか。それは人間の心理的な要素が関わっています。ダイエットの成功者・失敗者を分けるのは以下の3つの点です。

1.「どれだけ消費・摂取しているのか」を把握している

体重52キロの人が1時間歩いたとき消費されるカロリーは大体140キロカロリー。1時間歩くのは結構しんどいですが、たったこれっぽっちしか消費しません。しかもこれは基礎代謝と合わせた数字なので、運動単体で考えると81.9キロカロリー。

1時間歩いたあと、50ミリリットルのスポーツ飲料を飲むと1時間の運動がチャラどころか、摂取が上回ってしまいます。この1日の消費・摂取カロリーの数字を把握しているのか否かで失敗か成功かが決まります。把握せずにいきなり厳しいトレーニングや食事制限に飛びつくと必ず挫折します。

2.「生活習慣の変化」を超えられるか

なにごともそうですが、習慣を変えることは苦しくてつらいです。人間には生命を脅かす行為が恐怖に感じる脳の機能があり、苦痛を避けるようにできています。楽簡単に痩せられる!という謳い文句に飛びついてしまうのも、人間に備わった機能。

成功者はこの最初の習慣の変化を乗り越えた人たちです。ほとんどの人は習慣の変化に耐えることができず挫折してしまうため、どんなダイエット法をやろうがどんな食事をしようが成功しないのです

3.急激な変化はリバウンドの元

極度のダイエットをいきなりすれば、必ずリバウンドに繋がります。運動に慣れていない人が突然強度の高い運動をすれば悲鳴をあげるし、今まで食べていた人が急に食べなくなればバク食いにつながります。徐々に体を慣らしていくことが大切です。

この3つで痩せられるか痩せられないかが決まると言っても過言ではありません。特に2ができた人は必ず痩せることができます。習慣を変えることさえ習慣になると、努力も必要ありません。

ダイエットはひとりで成功しよう!と思わないこと

極論、ダイエットは「やり切れるかどうか」しかないのです。それができないからこそ楽しそうで簡単そうなグッズや手法が売れるわけで、何も買わなくても、誰にもサポートされなくても、ただ単にしっかり食事と運動のコントロールができれば痩せていきます。

ロデオボーイを乗り切った!という人をみたことがありません。ビリー大佐に今も師事する人はいるのでしょか。ロングブレスで街を歩く人もいません。ロデオボーイはきっと、雑誌置き場になっているはずです。

と言ってしまえば終わりなのですが、カウンセラーとして、接骨院を運営している身として、僕の妻が産後ダイエットを決意して3か月で10キロ痩せた方法をお伝えします。

それは「誰かと共有しながらモチベーションを維持していく」というもの。おそらく結果をコミットしてくれる某ジムは、高い会費+トレーナーとの信頼感+CMでみる痩せた後の強烈なインパクトがモチベーションを高め続けてくれるのでしょう。

これを一人でやろうとすると、褒めてくれる人も喜びを共有できる人もおらず、やる気は下がります。妻は今回初めてダイエットに成功しましたが、常に夫婦で共有していました。ダイエットでやったこと自体はYou Tubeのエクササイズ動画と、食事の見直しです。

“共有”は、例えば「トレーニングはこんなのやったよ」「今日はおかしが我慢できた」など誰かに(妻は僕に)伝えること。食事の見直しは、例えば麺とごはんの炭水化物ダブルブッキングをやめる、甘いものを控えて栄養のあるものに切り替えるなど「食べすぎていれば減らす」といったことをやっていました。

甘いものが食べたくなったらカロリーを調整しながら、お洒落なカフェにいって小さめのお洒落なケーキを食べたり、夫婦で半分個したりしました。たまに夫婦で食べる甘いものは今までのそれより遥かに美味しく楽しく感じます。

人間ってやっぱり一人だと寂しいんですよね。高い会費を払わなくても、モチベーションを維持し続けられると壁も超えられますし、共有できる人がいればそれは維持できます。「ダイエットサークル」や「ダイエットコミュニティ」なんか作るのも一つの手かもしれません。ダイエットを何度も諦めたという人は、誰かと一緒にやってみてはどうでしょうか。

著者近影

著者近影

【筆者プロフィール】ちばつかさ

合同会社komichi代表。柔道整復師、こころと体のコーディネーター、元プロ野球独立リーグ選手。東京と福井で投げ銭制の接骨院を運営しのべ10万人近くの心と体に向き合ってきた。野球経験とコーチングの経験を活かし都内で“野球を教えない野球レッスン”を運営。レッスン卒業生がU12侍ジャパンの代表に選出された。【公式サイト】

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