PS4の純正コントローラーが品薄で難民発生 年末のPS5発売が影響してる?
ソニー・インタラクティブエンタテインメントの主力ゲーム機「PlayStation4」(PS4)とその専用コントローラー「DUALSHOCK 4」の品薄状態が続いている。メルカリでは、両製品ともに高額転売が横行。コントローラーが壊れたユーザーは「なんで定価の2倍も出して……」などと悲鳴を上げている。
ツイッター上でも「なんでps4のコントローラー売ってないの?とうとう左スティックも壊れたよ?」「コロナの影響でPS4が品薄に…コントローラーまで無いのは辛い」などと品薄状態に不便を感じている”コントローラー難民”は多いようだ。
サードパーティ製もあるけど、やっぱり純正が……
ECサイト「ヨドバシ・ドット・コム」では9月2日現在、純正コントローラーが、「販売休止中」「生産完了」となっている。PS4、PS4 Pro本体も同様で、ともに「販売休止中」で注文も受け付けていない。ソニーストアでもコントローラー。本体ともに「入荷待ち」状態だ。
年末にPS5の発売が控えているので、今の時期にPS4を買いたい、という人はあまりいない可能性があるが、コントローラーが手に入らないのは地味に厳しい。毎日何時間もプレイするゲーマーにとってコントローラーは消耗品だ。もちろんソニー以外のメーカーからもPS4のコントローラーは出ているが、なんだかんだで純正が一番使いやすい、という人も多いだろう。
こうした状況を受け、メルカリでは転売も。定価5980円の純正コントローラーが7000~8000円で出品されている。
SIE広報「品薄になっている現状は把握」
家庭用ゲーム機をめぐっては、競合の任天堂が販売する「ニンテンドースイッチ」の品薄も続いている。同社は2月、新型コロナウイルスの理由とする生産および出荷の遅延を発表。生産状況が概ね回復した6月以降も、外出自粛に伴う需要増などから量販店の店頭で売り切れ状態が続いている。
しかし、PS4関連の品薄については、ネット上では「PS5作ってるから販売終了や」と推測する声が多数挙がっている。新製品に生産を切り替えているという見方をする人が結構いるようだ。PS5ではコントローラーも新しくなるため、現行の「DUALSHOCK 4」についても生産数を減らしてるのだろうか。
ソニー・インタラクティブエンタテインメントの広報は、キャリコネニュースの取材に対して「PS4が品薄になっている現状は認識しております」と回答。だが、さらなる高額転売の激化を防ぐためか、新製品の生産との兼ね合いを含めた品薄の原因や見通しについては「コメントできない」とのことだった。
新型コロナウイルスの終息はいまだに目途が立たず、今後も家庭用ゲーム機関連の需要は高止まりするとみられる。だが、転売ヤーから高額で買ってしまってはもったいない。コントローラーが欲しい人はしばらくサードパーティ製でしのぎ、PS4との互換性もあるPS5を年末に思い切って買ってしまう、というのはどうだろうか。