デキる若手に引け目を感じる上司に、マツコ・デラックス「弱みを握れ」
優秀な新入社員やデキる部下を持つと喜んでいる上司ばかりではないようだ。4月13日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)では、こんな記事が紹介されていた。
「業務向上につれて、新入社員の質も高くなりました。自分より優秀な若手と働くことに引け目を感じます」
夕刊フジ「心の健康相談室」に掲載されたのは、デキる若手に引け目を感じ、自分の居場所のなさに情けなくなるという47歳会社員の悩みだった。(文:みゆくらけん)
メンタルヘルス専門医は「自分を信じろ」
この会社員に対し、メンタルヘルス専門医の山本晴義氏は「優秀な若手にも苦手な仕事はある。それはあなたも苦手なことかもしれないが、あなたには経験がある」と指摘し、こうアドバイスしている。
「どんなに優秀でも、経験だけは実際に積んでいくしかないことを考えると、あなたは頼もしい存在。また、自分を情けないと思うことは向上心があるということ。自分を信じることが大事」
この記事に対し、マツコ・デラックスは、記事内の医師の回答は言葉を選んでいると言い、「要はね、(若手の)弱みを握れってことなのよ」とコメント。
司会のふかわりょうに「行間読み過ぎでは?」とツッコまれたが、「だって呑気なままいたら、ジジイは追いやられるだけなんだから」と鋭く返した。
さらにマツコは、デキる若手の芽を摘むのではなく、あくまで自分の居場所を作るために、若手が苦手なこと、できないこと、落としてることを「さらっていけ」と主張。
山本先生が「情けなく思うのは向上心があるということ」と言っている意味も、「情けないなと思って、そのまま穏やかな性格になれと言っているのではないじゃない。『あの若手やっつけてやる』って、もっと向上しろってこと」と説明した。
会社的には優秀な若手が多くいる方がいいのだろうけど
これを受け共演コメンテーターの若林史江も「そうだよね。どんと構えて泳がせておいて、(その若手が何かできないことがあったときに)『ほらな』と言えるぐらいの精神値を高く持っておくことが大事」と同意した。
すかさずふかわが今、勢いのある自分の後輩として、あばれる君を挙げ「どうしたら?」と助言を求めたが、マツコに「あばれる君には今ちょっと勝ち目ないんじゃない?」と斬られていた。何も返せず薄ら笑いを浮かべていたふかわ、頑張れ。
しかし、オジさんたちの会社での苦労に胸が切なくなってしまう。優秀な部下がいないと嘆きの声が聞こえてくる中、優秀揃いだったらだったで引け目を感じ、自分の居場所がないと感じるなんて。会社的には優秀な若手が多くいる方がいいのだろうが、イチ個人としてのオジさんの焦る気持ちもわかるなぁ。人間だもの。
で、天然娘の若林。放送中、チラチラ映る彼女の手の甲に何かの文字。放送を見ている視聴者から問われ、カメラに晒した手の甲には「ティッシュ」と「電球」の文字・・・。普通書いたままテレビ出るか?そしてこういう場合、書きたくてもせめて裏じゃね!? 書いてるモノもアレだし。
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