「SNSの裏アカはバレると思って運用したしたほうがいい」 ハロプロメンバーの流出騒動から学ぶこと
ハロー!プロジェクトのアイドルグループ「つばきファクトリー」の小片リサさん(21)の活動休止が10月8日、所属事務所ホームページで発表された。
ネット上では、仕事やメンバーへの愚痴などが書かれた小片さんの”裏アカウント(裏アカ)”とみられるインスタグラムアカウントが流出。暴言のような内容もあり、事務所としても動かざるを得なかったようだ。小片さんは当該アカウントが自身のものであることを認め、活動を自粛することとなった。
度々芸能人の裏アカ流出騒動が起こるが、なぜ同じようなことが繰り返されるのか。ITジャーナリストの井上トシユキ氏は裏アカ流出パターンについて、「アカウントが特定された場合と、自分が親しいと思っている人が流出する場合があります」と話す。
「愚痴を言いたければSNSは避けたほうが無難。どうしても言いたいならメールで」
例えばアカウントの名前に自身のニックネームにしていたり、自身の誕生日を入力していたりして特定されることがある。また、嘘の誕生日を入力しても、正しい誕生日に「誕生日おめでとう」といったやりとりから特定されることもあるという。
「ほかにも、芸能人が誰をフォローしているかチェックする人も少なくはなくはありません。本アカで裏アカをフォローしていたために『これって本人の裏アカなのでは?』と特定され、流出するケースもあります」
小片さんについては、フォロワーが裏アカを流出したと見られている。裏アカは、自身が”信頼している”人だけをフォローしていたり、フォローするのを許可していたりすることが多いが、”裏切り者”がいたようだ。
「男女ともに言えることですが、仲がいいように見えても実は裏で悪口を言われている時もあります。中には腹いせに流出する人もいるでしょう。SNSで特定人物のみとやりとりをしているつもりでも、その内容が世界中に公開される可能性もあります」
とコメントする。たとえ鍵アカウントにしても、SNSだと誰が流出させたのか特定するのは難しい。
「愚痴を言いたければSNSは避けたほうが無難です。それでも誰かに話したいのであれば、誰が流出させたのかわかるようメールでやりとりをする方がいいでしょう。裏アカはバレると思って運用したほうがいいです」
芸能人に限らず一般人でもSNSの裏アカを所持している人は多い。井上氏は「その場合、特定しても伝えず、泳がされていることが多いです。何か決定的な問題発言をしたときに『SNSでこういうことを言っていただろ』と指摘されることもあるので注意してください」と話している。