マツコ「夢を持ったことがない」という視聴者に「そういう人のほうが多い。持たなくて全然いい」と語る | キャリコネニュース
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マツコ「夢を持ったことがない」という視聴者に「そういう人のほうが多い。持たなくて全然いい」と語る

マツコ・デラックスさん

マツコ・デラックスさん

11月30日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)にマツコ・デラックスさんが出演し、視聴者からの「夢を持ったことがない」という劣等感に、「夢なんかなくていい」などとコメントした。32歳ネイリストの女性視聴者からのお便りで、

「私はネイリストの仕事をしていますが、なんとなく通った学校で資格が取れたから続けているだけで、昔からの夢でもなければ思い入れも野心もありません。生活費が稼げれば何でもいいです」

などと職場で語ったという内容だ。同僚からは可哀想な人を見るような目で見られシーンとなってしまい、女性はみんなに失礼なことをしてしまったと反省。「思えば子どもの頃から夢を持ったことが一度もなく、堂々と夢を語れる人に劣等感を持ってしまいます」と心情を吐露していた。(文:okei)

「覚えてるのは『ドバイで石油買い付ける』って書いてた」

司会のふかわりょうさんが、「こういう方は少なからずいるんですよね?」とマツコさんに話を振ると、

「えっ!私そういう人のほうが多いと思うけど。だって自分も、小学校や中学校のとき必ず『夢は?』みたいの書かされたじゃない?超テキトーに書いてたもん」

とサラリと明かした。

ちなみにどんなことを書いたかと聞かれると、

「どんなことを書いていたのかも覚えていないけど、覚えてるのは『ドバイで石油買い付けるわ』って。全然買い付けようと思ったことないんですよ?」

と、子どもの頃のエピソードを振り返り、「全然いいよね。(夢なんて)持たなくて」と断言していた。

確かに、日本では特に小学生の頃やたら「将来の夢」を書くように求められる。「夢を持たないとダメ」というような刷り込みがされているようにも感じてしまうが、現実に子どものころに書いた夢を持ち続けている人はどれだけいるだろう。

株式トレーダーの若林史江さんも、「夢を持ったことがあったとしても夢破れて仕事をしている人が世界の大多数であって、なんとなくであっても仕事をして稼げるようになっていることが素晴らしい」と語っていた。

大橋未歩「倒れてから『夢も目的も持つのをやめよう』と思った」

一方で、マツコさんは「でもこの中で一番キラキラした感じなのは大橋さんじゃない?どれだけあの時代に女子アナになりたがってたかって考えるとすごいわよね。」と、女子アナブームの凄まじい競争を勝ち抜いた大橋未歩さんを讃えた。

しかし大橋さん自身は、確かにアナウンサーになりたくて頑張っていたが、「倒れてから、夢も目的も持つのをやめようと思ったんですよ」と語る。

「長期的な目標を持って”毎日自分に努力することを強いる”ということが、いいことなのか。もしかして明日死んでしまうかもしれないわけじゃないですか。今日一日を楽しめる人が最強なのかなって、そういう人にすごい憧れるようになりました」

と胸中を吐露。努力し夢を叶えた大橋さんも、別の意味で「夢を持つことが果たしていいことなのか」という疑問を持っていたのだ。

しかしマツコさんはおもむろに、「あっごめんなさい大橋さん。言っといてなんなんですけど大橋さんが入ったのテレビ東京でしたね。」と混ぜっ返し、「ごめんなさいなんか、女子アナブームの最先端みたいに言っちゃったけど」と笑いを誘っていた。

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