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「ククルス・ドアン」映画化の衝撃 初代ガンダムはこのやり方であと10年は戦える!

ガンダム

初代ガンダムはまだまだ強いコンテンツだ

1979年に放映が開始され、のちにガンプラブームの猛烈な後押しもあって日本屈指の人気アニメとして認知されるようになった『機動戦士ガンダム』。続編も多数制作され、劇場公開作品もOVA展開も、ガンダム以上の規模のものはないと言っていいほどに、ロボットアニメの中では別格視されていることは言うまでもない。

そのガンダムシリーズの劇場版として、新たに「ククルス・ドアンの島」に白羽の矢が立った。ネット上の記事で知ったんだけど、僕はついつい笑ってしまった。

「ククルス・ドアンの島」は『機動戦士ガンダム』第15話のサブタイトルであり、ククルス・ドアンという元ジオン兵が戦災孤児と一緒に暮らしているところを主人公のアムロと邂逅するというエピソード。

地球降下作戦からほどない時期に、なぜ彼が本国を捨てて孤児を引き取るようになったのか。ここにスポットを当てた1話完結の話であり、しかもドアンの操縦するザクが結構強いのでインパクトも大きい。

一方で作画崩壊が著しい回でもあるので、この点については残念がるオタクも昔から少なくなかった。その「ククルス・ドアンの島」が装いも新たに劇場作品になるとは、世の中何があるか分からないものである。(文:松本ミゾレ)

監督は安彦良和!公開は2022年!刮目して待つしかない…

既に本作公式のwebサイトがオープンしている。今のところトップページに『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』というロゴタイトルと、監督に安彦良和氏の名前。公開は2022年としか記載されていない。

それ以外に何の情報も掲載されていないが、安彦良和氏が監督をするというのはオールドファンにとっては安心材料ではないだろうか。言うまでもないが日本有数の漫画家、アニメーターであり、当然初代ガンダムにも関わっている。2001年から足掛け10年に渡って連載していた『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、初代ガンダムを漫画でリブートするというスタイルが新旧のファンの目を引いた。

その安彦氏が監督をするのだから、あの短いエピソードもさぞや見ごたえのある劇場大作に仕上がっているに違いない。テレビシリーズにおける「ククルス・ドアンの島」は比較的地味なエピソードだったが、最近は本エピソードがコミックスとしても出版されているので、そちらから要素を輸入する可能性も考えられる。

これがヒットすれば『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』劇場版も本格的に再始動するのでは?

個人的には「ククルス・ドアンの島」の劇場作品化に関してはまだどこかで「冗談では?」という気がするところはあるけど、それでも公開される以上は絶対に劇場で観たい。その上で、絶対に大ヒットしてほしい。

何故ならこの作品のヒットが原動力となって、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の劇場作品プロジェクトも再始動するのではないか? というオタク特有の甘い期待が頭をよぎったからだ。

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は安彦良和氏が手掛けたコミックスであるというのは前述のとおりだが、これを下地にしてこれまで6エピソードが劇場作品として制作されてきた。

いずれも79年版『機動戦士ガンダム』の前日譚にあたるストーリーになっているが、6作目にあたる2018年公開『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星』をもってアニメプロジェクトが完結となっている。この作品群が非常に丁寧に作られていただけに、いちファンとしてはどうしても本編開始直前時点までの続きが観たい。

なんだったらそのままコミックス版の設定を採り入れて本編も劇場版としてリメイクしてもいいのではないか? とここ最近ずっと考えてきた。MSVもキマイラ隊とかもガンガン本編に出したりなんかしてね。これはもう、実に多くのガンオタが今日まで夢想してきたことだと思っている。

そこへ来ての「ククルス・ドアンの島」というエピソードに脚光が当たる形になったので、その思いが俄然強くなっているわけだ。

『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』がヒットすれば、次は『機動戦士ガンダム ジャブローに散る』みたいな感じて印象的な回をリブートしていき、やがて43話分全てがORIGINっぽく生まれ変われば……。そんなことを妄想してしまって仕方がないのである。

特に超兵器然としたスケールになっちゃってるORIGIN版ドロスなんて、絶対劇場のスクリーン映えするだろうし。何にせよ楽しみが増えた。今後の続報に期待したい。

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