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ガンプラ品薄ならGフレームFAを買えばいいじゃない この食玩がすごい!

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マニアも納得のクオリティ? (筆者が組み立てたもの)

浅ましい転売屋に目をつけられた商品は、市場から消える。かつてのマスクしかり、トイレットペーパーしかり。本当にこんなやってられない話もない。

目下転売屋が目をつけているのがガンプラである。自分で組み立てもしない、知識もない、興味もない人たちが転売目的で売れ筋のガンプラを買い占めている。店頭で売ってない商品が、メルカリやヤフオク割り増し価格で売られているのがもはや日常になっている。

僕も『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』を観た帰りにヨドバシでペーネロペーを買おうと思ったが時すでに100万年遅し。ペーネロペーどころかろくなガンプラが残っていなかった。

小学生の頃からガンプラに親しんできた人間として、それに興味もない人間が買い占めて高く売りつけようとするその魂胆が気に食わないということは、はっきり書いておく。

その上で、ガンプラが手に入らなければ代用品で楽しむこともできることをお伝えしたい。その代用品は、スーパーのお菓子売り場にある。(文:松本ミゾレ)

今の食玩はよく動き、そして見栄えも良い

先月、全国のスーパー、コンビニのお菓子売り場に『機動戦士ガンダム GフレームFA 01』という商品が登場した。このGフレームとは、数年にわたってバンダイのキャンディ事業部が発売してきたシリーズ。アーマーと可動フレームが別売りになっていて、このセットを買って組み立てると可動フィギュアが完成する。

Gフレームは今回からGフレームFAとなり、従来では内部のフレームが丸見えで一部見栄えの悪かった部位が、しっかりとアーマーで覆われることに。これによって若干の値上げとはなったが、アーマーとフレームを1つずつ購入することでラインナップされたMSのABS製可動モデルが手に入るということになる。

サイズはガンプラファンが慣れ親しんだ1/144より若干小さめだが、小さいなりにモールドもくっきりしているし特有のアレンジなどもあって割とかっこいい。1200円前後でガンプラの代用品となる可動モデルが手に入ると考えると、手頃ではないだろうか。

GフレームFA第1弾からはフリーダムガンダム、デュエルガンダムアサルトシュラウド、νガンダム、NT-1アレックスがラインナップされている。このうちアサルトシュラウドに関しては、アーマーを組み替えることで素のデュエルガンダムにコンパチすることも可能。ガンプラファンはコンパチ、好きでしょう? だから今弾でも人気のようで、すぐに見かけなくなってしまった。

また、アレックスに関しては別売りの『機動戦士ガンダムGフレームFA EX01 ケンプファー』にチョバムアーマーと、アンテナの折れた頭部が同梱されている。こちらと組み合わせれば、ケンプファーと併せて劇中再現が出来る。ただしケンプファーは武装も多く、希望小売価格は4290円(税込み)となる。アーマーもフレームもセットになっているが、ちょっと高い。

食玩というのは90年代の終わりごろからは革新的に進歩し続けていて、2000年代初頭に海洋堂のチョコエッグがきっかけとなって大流行して以降、クオリティがかなり高くなった。

さすがにこのご時世なので塗装はかつてほどの質ではないが、ガンプラの代用品として見ればそもそも自力での塗装ありきなので、これは問題にならないはず。実際、僕含めガンプラ好きで、しかし手に入るものがないからどうしようもなくなっちゃったオタクがGフレームを購入しては手を加えてる傾向が高い。

お菓子売り場の食玩と言っても、本シリーズは対象年齢が15歳以上なので、作りは割としっかりしている。なのでリペイントのし甲斐なんかもある。

初心者にもおすすめ! 経験者はカスタマイズしよう!

GフレームFAにリニューアルされたことで、内部フレームは一部組み立て式となった。これも昨今の諸々の事情やら価格上昇を少しでも抑えるための苦肉の策なのだろう。組み立て説明書も、紙を入れるコストを省くためかQRコードから読み取るスタイルになっている。

ただ、フレーム自体は組み立ても簡単で、ちょっとした頭の体操レベル。むしろガンプラを組んだことがない人には、可動フィギュアがどうやって動くのかを自分で組み立てながら感覚的に理解することが可能になるはず。

自分で組んだフレームに、別売りのアーマーを着せることで手軽にガンプラを完成させたような成功体験を味わうことができるし、武装も最低限揃っているのも嬉しい。

それに、同梱されない武器があっても、1/144から流用すれば問題ない。GフレームのMSはケレン味のあるアレンジがなされているため、武装も元々大きい。ザクのヒートホークなんて1/144のそれよりデカいので結果オーライなのだ。

ガンプラビギナーには入門キットとしてもオススメしたいし、ベテランのガンプラファンには手持ちのガンプラと武装面での互換性もあることを強調させていただきたい。

何なら、可動面が思わしくない旧キットなんかは、Gフレームのフレームキットに着せた方が良くなるんじゃないだろうか。既にTwitterとかだと、『Vガンダム』の1/144キットをGフレームに着せる改造作例とかも流れているし。

僕は今回、フリーダムガンダムをとりあえず購入して、組み立て後に一部省略されている部分を塗装して、そこからシタデルカラーでウォッシングして手軽に完成させた。イオンで1,100円以下で購入した食玩としては、素人目には十分満足出来てしまう。

腕のあるガンプラマニアは、GフレームFAを徹底改修するのもいいだろう。アンテナ部分をしっかり削って細くするだけでもだいぶ違うはず。

「ガンプラが転売屋に奪われ過ぎて買えなぁい!」とお怒りのみなさま。ぜひGフレームFAにその鬱憤をぶつけてみてはいかがだろうか。

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