「RPGの全盛期ってやっぱプレステ1だよな」という声 ペルソナ、アークザラッド、ワイルドアームズ……
さて先日、2ちゃんねるに「RPGの全盛期ってやっぱプレステ1だよね」ってスレッドが立っていた。スレ主は「スーファミは名作率低すぎる」と結構な爆弾をはらんだ発言をかましている。が、即座に「率と言えばプレステも相当低そうだけどな」とカウンターも食らっていた。
ただこれにも「スーファミはあくまでスクウェアの全盛期であって、ちょっとマイナーなのやると本当にどうしようもないのが多い」と反論もしている。
個人的に、これに関しては「まあ、そういうゲームあったかもね」という気はするところ。
でもプレステにも微妙なソフトはあった。名前は出さないが。
そんなスレ主の主張に呼応して、賛否含めて実に色んな意見が書き込まれているので、ちょっと引用していきたい。
「PS1のRPGほぼ揃えてるけど内容的にもSFCは超えなかったな。まず動作が快適じゃないのよ」
「SFCのRPGはエンドコンテンツも無いものばかりだし今の人がやっても退屈だろうな」
「VP、FF、ペルソナ、アークザラッド、ワイルドアームズ、スタオー、アトリエ。シリーズ中で名作と扱われてるのは大体揃ってるな、確かに勢いはあの頃が一番良かった。ブレイズアンドブレイドとかネオリュードとかいう粒物もあったし」
「何をどう考えてもSFC。あの時代でRPGってジャンルは一回完成されてる。ストーリーを展開するって方式は一回極まっちゃってる」
と、こんな具合で、スーファミこそRPG全盛期という意見もあれば、プレステというプラットフォームで誕生したRPG群こそが全盛期をけん引したという意見もある。
ただ、面白ければそれでいいわけだし、リアルタイムでどちらのハードも遊んできた人間としてみれば、それぞれに良さがあった。それこそプレステで『ゼノギアス』遊んたあとに、スーファミの電源入れて『FF5』であめのむらくもを集めるとか普通にやってたし。
当時のユーザーとしては、そこまでプレステとそれ以外のハードを分けて考えることはなかったような。テレビの配線を付け替えるのだけ、ちょっとめんどくさかったけど。
ゲームハードの垣根は低くなっている
過去の名作というのはちょくちょく移植版が出たり、リマスター版が出たりする。僕もリマスターされた『サガ』シリーズをプレステ4で遊ぶという、もう何が何だかよく分からないような遊び方をしている。かつては厳然と存在した、ハード間の垣根も、もう今はそんなに大した壁でもない。
今は、同一タイトルが複数のプラットフォームをまたいで発売されることも珍しくない。冒頭でも名前を出した『エルデンリング』もその筆頭。先日も友達と一緒にプレイしようとしたら、向こうはPC版だったので断念したなんてことがあったが、これもゲームの進化形態だと感じる。
やがて、今回引用したようなゲームのハード間での対立なんてものは過去の話になって、「どのハードから出たゲームが面白いか」ではなく「いつの時代のゲームが面白いか」というように論点自体が変貌していくのかもしれない。