なんの生き物…? 元気すぎて残像しか写らないモルモット 静止画とのギャップがかわいい
ペットの写真を撮ろうとしたら、シャッターを押した瞬間に動かれてブレたという経験のある人は多いでしょう。その一方で、ブレを通り越し、ペットがほぼ残像になってしまった写真がXで話題になっています。
きぬごしさん(@Apru_gr86)が飼っている「よも」さんはモルモット。ですが、写真を見ると謎の物体が高速で飛行しているように見えます。きぬごしさんも思わず、「元気良すぎやろ…」とコメントを書いていました。よもさんはどんなモルモットなのでしょうか、お話を伺いました。(取材・文:辻ひかり)
「他のモルモットに比べ、とにかく元気があり、活発です」
よもさんは1歳2か月の男の子です。体重は1キロで、体長は約26〜27センチ。平均的な男性の靴と同じくらいのサイズ感です。巻き毛が特徴のアビシニアンモルモットという種類で、よもさんのミルクティ色の毛もクルンとしています。
「以前にもモルモットを飼育していましたが亡くなり、その後がとても寂しく、再度ペットショップにて2023年6月に当時3か月だったモルモットを購入しました。植物のヨモギの『幸福』『平和』『平穏』『夫婦愛』『決して離れない』などの意味があったことから、我々夫婦の本当の子どものような存在として幸せを願う意味を込めて『よもさん』と呼んでおります」(きぬごしさん、以下同)
よもさんは普段、どこで暮らしているのでしょうか。
「我が家はよもさん専用の部屋をもうけております。基本的にケージの中で飼育をしておりますが、1日2回の掃除の際には部屋へ出し、コミュニケーションを取る時間を同時に作っております。その他の時間はこまめに部屋を覗いたり、ペットカメラでいつでも様子がうかがえるようにしております」
よもさんの好物や好きなことはなんでしょうか。
「好きな食べ物は主食を除けば特に小松菜やドライフルーツにされたりんごを好んで食べます。よもさんは後追いや声掛けで寄ってきてくれるので追いかけっこやかくれんぼをして遊んでいます。よく慣れてくれているので私が構うことをよく喜んでくれます」
よもさんの性格について伺いました。
「よもさんは他のモルモットに比べ、とにかく元気があり、活発です。ケージを開けると自ら飛び出し、部屋の中を走り回ったり跳ねたりします。また、甘えん坊な性格もあり、私が行く先々へ後追いをしてきたり、擦り寄ってきたり、私が部屋の外にいるのを察するだけでも大きく鳴き、構うように要求してくることも多々あります」
下から撮影をしたら面白い写真が撮れるように
すばしっこさゆえに、苦労していることもあるのでしょうか。
「一度ケージの外に出てしまうと返すことがなかなかできません。普段は呼べば近くに来てくれるよもさんも返されることを察するとお得意の素早さで逃げてしまいます。時間がないときはおやつで釣ったり、部屋の隅に追い込んだりと戦いになります(笑)。その反面、足元を付いてくるので部屋に出ている時は怪我をさせないように要注意です」
最後に、残像のような写真を撮った経緯を伺いました。
「初めて跳んでいる写真を撮ったのは我が家にお迎えした次の日です。元々活発で感情豊かな気質だったためか、我が家に来ても伸び伸びと生活を始めました。Xにその写真を載せると想像よりもみなさんが面白がってくれたことに驚きました。原型を留めていない、何かもわからない写真だったので何故だろうと不思議な気持ちもありました」
きぬごしさんはその後も、よもさんが宙を浮いているような写真を投稿しています。撮影する際のコツはあるのでしょうか。
「偶然からではありますが、スマートフォンを床に置いて撮ったことにより躍動感のある様子が撮れました。下から撮影をしたことでより高く跳んでいるように見え、面白い写真が撮れるようになりました」
始まりはブレた写真でしたが、撮り続けていくうちにブレを極めていったようです。