マツコの疑念を受け、番組はキックボクシングジムと高級スポーツジムに出向いて実際のところを調査した（3月7日放送）。どちらのジムも、一見すると真面目に体を鍛える男性らの姿が印象的で、いかにも不倫しています的なギラついた雰囲気は感じない。実際に男性らは、体を鍛える理由をこう話している。

「お腹がみっともなかったから、なんとかしようと。キレイでいたいが、やましい気持ちはない」（41歳）
「理想の体重をオーバーしたので、これじゃいかんと決心して来た」（39歳）

「浮気はしないっす。するんだったらお金で解決します」と微妙なことを言っていた44歳男性も、ジムに通う目的はあくまでも「健康のため」。「皆さん、やましい気持ちはなくはないんじゃないですかね」と答えた人がひとりいたぐらいで、ほとんどの人は健康維持やダイエットのために通っているようだ。

ところが、この2軒のジムにいた男性らに「あなたは今、不倫していますか？」と書かれた匿名のアンケート用紙を渡して回収したところ、16人中5人が「不倫している」という結果になった。ほぼ3分の1がクロか。この数字に、コメンテーターの若林史江は「多い」と驚いていた。

「これ、全国平均的なものなのかな？ こんなもんなのかな、世の中って」

好きな時間に行け、シャワーなどの設備もある

「継続的に特定の相手と会う」という不倫でこの数字なら、確かに多いと思う。「健康維持やダイエットのため」と答えていた人も、今現在不倫していなくとも、根本には「モテるため」という意識があるのかもしれない。

よこしまな男心を調査し続けているライターの菊池美佳子さんは、ジム通いは「不倫の言い訳」に使いやすいと指摘している。好きな時間に行けることや、シャワーなどの設備があるため、不倫していてもジムに行っていたことにすればバレにくい、というわけだ。なるほど。

ちなみに、不倫していると認めた男性は「不倫相手から見ると腹が出ているのは嫌がられる。だから、腹を引っこめたいのが一番の理由。（不倫は）男のロマンでしょ」と語っていた。清々しいというか、なんというか。

とりあえず「恋愛コスパ悪い」とか言ってる若年男子らにちょっと聞かせてやりたい気もする。健康、モテ、そしてアリバイ作りの一石三鳥？ いかなる理由であれ、仕事しながらスポーツにも精を出せる余力があるのは素敵なこと、だな？（不倫はアカンけど）

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