昔のパチスロ機は地味で退屈「これのどこに楽しさを見つけるんや?」液晶のない台は本当につまらないのか
賭博方面で言えば昔からチンチロとか、競馬とか色々あるが、それらも今もってアナログが大前提。競馬と言えば未だに人間が馬に騎乗して、その尻を鞭で叩いて強引に加速させてるアナログの極みのような野蛮さである。
麻雀は卓こそ全自動になったものの、基本的にプレイヤーは実際の牌を指で触って遊んでいる。アナログの範疇だ。
ではパチンコ・パチスロはどうか。当初は手打ち式でアナログ感の最たるもの。玉の補充なんかも初期の初期にはシマの中に人が入って手作業でやっていたらしいが、今は基本的にオートメーションである。
遊技機も粗末なデジタルやセグ。それからリールなどが主流であったが、いつしか液晶画面がついている台ばかりになった。そして2026年現在では、どこもかしこも大画面液晶のアニメ版権台ばっかりである。
その過程で技術介入性は徐々に失われ、今となってはパチンコでは攻略打ちが禁止され、パチスロでは変則打ちはペナルティ対象になっている。これによってただ決められた手順を遵守しつつ、液晶をぼんやりと眺めるだけが遊技とされる時代になって久しい。
今の世代が昔の台を打ってみた結果は
先日、おーぷん2ちゃんねるに「昔のパチスロ機打ってたんやが」という板を見つけた。昨年のちょっと古いスレッドになるが、スレ主は「おもんなくね?これのどこに楽しさを見つけるんや?」と書き込んでいる。
何という台を打ったのかと言えば、『南国育ち』。これも同名機種は色々あるが、きっとまあ、多分初代かな。初代だとすると4号機区分の頃の台だ。
いわゆる沖スロの括りの台であり、裏モノとかじゃない正規のスペックでは、設定6が別格で見抜きやすいという特徴があった。2005年頃かな。僕が当時通っていた地元のスロ専は毎日必ず『南国』に設定6を1つは入れる店があったが、コイツの6は本当にすぐ判別できる。
まず朝一の当たりを消化していると、最終JACゲーム中の70%以上の割合で、筐体に設置されている蝶のランプが点灯する。これを“翔ぶ”と、当時はみんなが例えていた。
6の場合はこの後連チャンするんだけど、その上限は最大で3連まで。必ず最大3連で連チャンが終わる。低設定は翔びにくいが、一度翔ぶと結構伸びる。6は翔んでも3連止まり。さらに次の初当たりは、これはもう単発がデフォ。そしてまた次の初当たりで蝶が飛翔して3連する。これを繰り返すのが『南国』の6だ。
なので午前中には判別が終わり、6ツモした人以外は早々に他の台に散るのが鉄板であった。もちろん必ず3連するわけでないのがミソなんだけど、6以外は初当たりからの単発が2回続くなんてそうそうないので、グラフを見ればモロ分かりという感じ。
まあでもこの台は6以外は怖いし、6をツモろうもんなら終日ぶん回し推奨で、当時夜から飲み屋のバイトを入れていた僕は、そうそう触ることが出来なかった。
でも、この頃バイト先で知り合った人が根っからの『南国』ファンで、ほとんど毎日、朝の並びで出くわしてたっけ。「あんちゃん、『南国』は打たないでくれよ。あそこは俺のテリトリーやから」と言ってくるのが常だったんで、僕は逆に「あなたはモグモグ打たんでくださいよ」と返すのが常だった。
閑話休題。スレ主はこの『南国』をつまらん台と一蹴していたが、まあそれも無理もないかな。お金が掛かってない環境で打ったんだろうけど、それならたとえ6でも「うおお、これ6じゃん!」って感動が薄まるし、そもそも知識がないだろうから判別もクソもないし。
ただバタフライランプが点灯するのを待つだけの、退屈なゲームでしかないもんね。でも金掛かってない台は液晶付いてようとクソつまらんけどね。
ほんの20年ちょい前までは、液晶がない機種も結構面白かった
僕自身は2003年に初めてパチンコホールに出入りするようになったが、当時は液晶非搭載機種なんてのは今よりも結構多かった。パチンコではSANKYOの『フィーバーザ・キング』という液晶なし、代わりに9インチ以上はあるでっかい回転リールを搭載した台を好んで打っていた。
これがまぁ~演出法則もシンプルながら面白い台で、川崎にあったタイガー7(セブン)って店が当時よく回るものだから、しょっちゅう打ちに出向いていたっけ。
パチスロだと2002年リリース。かなり長いこと稼働していたアリストクラートの『巨人の星』ね。これはもう間違いのない傑作。通常の3つのリールの左右に演出用の描き割りが施された5thリールってのが存在していて、単純な演出なのに非常に白熱して遊べた。
でもそれも、もし今打ったら色々物足りなく感じるのかな。あの頃は携帯電話もガラケー。暇つぶしの動画検索もSNS閲覧もできないし、演出と出目に気を張るのが当たり前だった。もし今『巨人の星』を打てるとしても、当時ほど白熱はしないのかも……いや、するな。うん。間違いなくする。
アニメ版と同じキャストを呼んで新規ボイス収録してるだけで異常な熱量だし、飛雄馬が「いくぞ、この一球に賭ける!」と宣言した後、対戦相手が花形か左門かで有効な大リーグボールの種類が変わるのは面白かったし、3球目で大リーグボールを投げない=ボーナス確定という地味なパターンも良かった。
あとは設定が高い時のリプ3の期待度ったらなかったし、特訓モードが2連超えたときの「高設定か!!」感も素晴らしかった。液晶なんぞなくても平気で閉店まで打てるような魔力が、昔の台にはあったんだよなぁ。
ただ、それはあくまでもお金が掛かっているから。それに断っておくと大画面液晶がデフォになってフルボイス、音響面もパワーアップしてる今の台が最高かって言うと決してそんなことはない。
予定調和の短縮天井に、すぐに飽きてしまうATやSTは、昔とはまた別のしょぼさを感じる。ホールを見渡せば、今やスマホで動画とか観ながらだらだら回してる打ち手のなんと多いこと。むしろ今の台の方が、演出面では退化した側面は大きいのではないだろうか。
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