激混み埼京線「弁当箱が割れる」「窓も割れる」 痴漢冤罪を懸念する男性は「痴漢保険」も検討
利用者は「通勤快速がすごく速い」「埼玉から池袋・新宿・渋谷などの都内にすぐ出られる」といった点にやはり魅力を感じている。
街の人からも「武蔵浦和は浦和のなかで一番都会」「戸田公園は戸田と板橋の花火大会が見えるのでいい」「京浜東北線はダサい。パリピが乗っていない」などと、自分たちの駅や路線に愛着を持っている様子が垣間見られた。
一方でやはり「電車の混み方がすごい」という意見が、非常に多く寄せられていた。
「痩せるんじゃないかってくらい潰される」
「足が浮く」
「お弁当箱が割れる」
「窓ガラスも割れたことがある」
いずれも戦場のような満員電車は日常であると分かる話ぶりだ。
また女性には切実な問題もあるようだ。「女の子の目の前に立って『いいね!』『今日もいいね!』って言うヤバい人がいる」といった変な人だけでなく、「痴漢も多い」のだという。
そのためか、男性たちも「痴漢に間違われないように毎朝両手を挙げている」など対策に余念がない。中には、こんな対策を検討している人もいる。
「痴漢保険に入ろうかと思う」
月額590円で痴漢被害対策? 加害者だけでなく被害者も補償対象に
この埼京線特集はツイッター上でも話題になり、「何もかも共感!! ほんとにお弁当箱割るレベルに混む!」「埼京線なんかいいとこ無いよ!?死ぬよあれ!!!!高崎線より混むよ!?」といった声が寄せられた。
中には「痴漢保険」に注目する人も。
「痴漢保険って何補償してくれるの?!」
「痴漢保険ってのがあるんだ。加瀬亮みたいな目に遭わないための。良い制度かも。」
※加瀬亮さんは2007年公開の映画『それでもボクはやってない』で主演を務めた。
実際に、ジャパン少額短期保険が「痴漢冤罪ヘルプコール付き弁護士費用保険」というものを取り扱っている。月額590円で手軽にはじめられる保険で、被害者になっても加害者になっても補償対象になる。
特典としては、痴漢に間違われたときに弁護士にヘルプコールができる「痴漢冤罪ヘルプコール」や、また痴漢被害にあったときの「痴漢被害ヘルプコール」などがある。
番組では、コーナーの最後で、MCの村上信五さんが「痴漢保険があるということが勉強になった」と真顔で述べていた。
痴漢冤罪に巻き込まれると、こちらに非がなくても社会的信用を損なう危険性がある。この保険も痴漢被害に関する自衛方法のひとつなのかもしれない。
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