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104歳の美術家・篠田桃紅氏の言葉に有働アナ圧倒される 「日本の男性はうぬぼれている」「すべて共感しあえるなんてない」

12月14日放送の「あさイチ」(NHK)で、104歳の美術家・篠田桃紅さんへのインタビューが放送された。

篠田さんは1913年(大正2年)生まれで、翌年に第一次大戦、23歳の時に第二次世界大戦勃発と、2度の戦争を経験している。しかし戦時中も書道家の道を諦めず活動し、戦後まもなく単身で渡米。父親の遺言「必ず結婚すること」を顧みず、現在も独身で創作活動に励んでいる。

「書」の枠を超え、墨を使った篠田さんのアートは世界で高く評価されている。だが最近は激動の一世紀を自由に生きた”篠田さんの言葉”も注目されている。インタビュアーは有働由美子アナウンサー(48)。彼女も独身でキャリアを築いている女性だ。

「『女の人は独りで生きていたら可哀想だ』なんて、とんでもないわよね」

公式サイトをキャプチャ

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寂しいと思う瞬間はないのかと聞かれた篠田さんは「人がいれば寂しくないなんてことはあり得ないですよ」と答えた。「本当に大好きで長く一緒に暮らした人もいる」というが、

「すべてが共感しあえるなんてありっこないのよ。人間は絶対独りですよ。どんないい人と一緒にいても」
「でもその人と結婚しないでよかったとも思わないし、結婚すればよかったとも思わない」

と語った。後悔することはないのかと聞くと、周りの友人を見ていると良い面も悪い面もあるといい、「ないです。そういうことは。(略)何が一番いいのかいまだに分からない。ただ結婚は中々大変なことだから、よくさっさと決めちゃうなあとは思う」と話す。

また日本の男性については、

「『女の人は独りで生きていたら可哀想だ』なんて、とんでもないわよね。私も独りでいることを憐れまれてます。うぬぼれてるんですよ、日本の男の人って。自分たちは(女性を)幸福にする力があると思ってる。人が人を幸福にし得るなんて無理ですよ」

とコメントした。篠田さんは104年を振り返って、「みんなよかった。ワガママに生きてきたんだから。否定するところはありませんよ。やりたくないことを一生懸やったわけじゃないんだから」という。

「でも私の生き方は私だけにしか通用しない。誰にも真似はできない。真似させようとも思わない。お手本になんかなれない」

やりたいことをやって自分で選択をした結果、独身であり、104歳の今でも芸術活動を続けている。凛とした姿は、そういった自信から来ているのだろう。

有働アナ「『自分の価値観で考えたり観たりしていますか?』と問われている気がした」

番組では他にも「(トランプ大統領は)どちらかというと田舎者」「どうなってるのテレビ」などさまざまな”篠田節”が見られた。洒脱さがありながらも凛としている姿に、有働さんは時には笑い、共感していた。取材が終わった後も、篠田さんと6時間ほど話していたという。

スタジオで有働さんは「あの時代に独身を自分で選んで生きるには(今とは)違う覚悟があられると思う」と話す。また篠田さんは賞を取ること辞退しており「偉い人や審査員が決めた賞って耐えられない」「賞での評価で作品を見てほしくない」という。有働さんは、

「『他の誰でもない自分の価値観だけで自分で考えたり観たりしていますか?』と問われている気がして。インターネットでの評価で右往左往するこの時代に、身が引きしまる感じに聞こえた」

とコメントした。ネットでも「圧倒された」「共感した」と言う声が多く寄せられた。中には「わたしと同じ世代で悶々とする有働さんだけど、もがいてる姿がもう既に美しい」という声もあった。篠田さんはもちろん、有働さんの姿にも勇気づけられた、という人も多かったのではないだろうか。

※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」の明記をお願いします。

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