アパレル店員の声かけが苦手で買い物できない人たち 「気になっている服があっても店に入れない」「声掛けられた瞬間に店を出てる」
![ゆっくり見るからほっといて欲しい!](https://news-careerconection-image.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2017/12/171229koekake.jpg)
ゆっくり見るからほっといて欲しい!
先日のガールズちゃんねるでも、「店員さんの声かけが嫌な人」というトピックが立つと、多数のコメントが集まっていた。しかも「ちょっと苦手」レベルではなく、「本当に嫌!」という声が多いのも特徴で、
「気になってる服があっても店員さんにベタ付きされるのが怖くて中に入れない」
「声掛けられた瞬間に気になる商品があっても店を出てる」
「イヤホンで音楽聞いて聞こえないフリしてる」
などというコメントが多数上がっていた。声かけされるぐらいなら、完全放置でかまわないという人も少なからずいるようだ。
「試着したかったらこちらから言います。なんか用があればこちらから言います。なぜそれがわからないか」
とのコメントもあったが、「ちゃんと見たいのにゆっくり見られない」ストレスを感じる人や、興味のない商品を勧められたり不必要な情報提供に「ウザい」と苛立つ人も多いようだ。
店員も声かけは嫌、「防犯カメラで本社にチェックされている」ので仕方なく
そんな客側の心理を「じゅうぶん理解している」というアパレルの現販売員や元販売員からのコメントも集まっていた。元販売員だという女性は「声かけ……嫌ですよね」としながらも、
「でも声掛けないと店長に怒られるんです。それに、防犯カメラで動きを本社にチェックされているので、声掛け接客していないと、ダブルで怒られて、自分のせいで店に指導が入ってしまうんです。本当にすみません」
とコメント。また別の販売員からも「今時こんなルール店員側もうんざりします」、「私達は店長に見られていて、お客様は私達にみられていて、ピリピリしてなんだかおかしな空間ですよね」という声が上がっていた。
自身も「本当は声かけするのが苦手」だという店員も意外に多いようで、それを考えると少し可哀想になる。ていうか、そうなると誰のための「声かけ」なのだろう。声をかけることで売り上げは本当に伸びているのだろうか?逃している客も多そうだが。
ちなみに、店員からのセールストークを交わす方法として、「『今日は見るだけなので、ゆっくり見せて下さいね』というと店員さんは去って行く」というコメントもあった。筆者もその手はよく使う。「ひとまずは、ざっと見ていいですか?」と伝えると、大抵は放置してくれる。
ただし、その後は自分から店員の元に戻り、色違いがあるかやコーデの参考など聞くことがほとんどだ。教えてくれる情報は使えるアドバイスが多くて大変参考になるし、そこがネットショッピングにはない醍醐味だと思う。ただし、唐突な「何かお探しですかぁ?」は今後もやっぱり好きになれそうにもないが。