受難はまだ続く。あるときなど、先輩Aに受けたアドバイス通りに実践していたら、別の先輩Bに「やり方が違う」と指摘されたというのだ。臨機応変にやろうにも、ちょっと違う手順で仕事をしたら「それはダメ」と怒られるなんて、面倒な職場だ。
だったらマニュアルに準じて働きたいところだけど、マニュアルがなかったり、書いていないことを求めてくる職場というのも実際にある。こんなとき、特に立場が下の人々は本当に苦労するというか、損する役回りになってしまいがちだ。
スレ主の場合、こういった理不尽を結構な頻度で食らっているようで、
「教える先輩一人にしてほしい…みんな言ってる事違って何が正しいのかもうわからない」
「大体なんで新人が上手く立ち回らなくてはいけないんだ。新人をサポートするのが先輩だろ。マニュアルくれよ」
と、愚痴をこぼしていた。
先輩に叱られない人材になっても、新人が入るたび同じ問題が起きるだけ
スレッドには、スレ主に対しやけに厳しい声があった。「何もこんな困ってる子にそこまで言わなくても」と感じる意見と言ってもいい。いくつか紹介したい。
「それは単なる理想論だ。否定はしないけどお前がいくらそう思っても誰も変わらん。それと、お前だって多分後輩できたらお前の理想の先輩にはなれんぞ。めちゃくちゃ気が合ってお前に懐いてる奴と、お前の嫌いなタイプとで、ミスに対して同じように対応できるか?できないぞ、絶対」
「高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に対応してくれや」
他人事だからか、若者の奮闘が気に食わないのか分からないが、意地悪いなぁと思える意見だ。こういう人たちが部下を持ったら、きっと今回のスレ主みたいな子をバンバン量産するんだと思う。
というか、スレ主の進退窮まっている状況は、彼自身のせいとは言えない。マニュアルもなく、先輩たちも好き勝手に仕事をしている状況なのだから、そんな環境で誰からも文句を言われない臨機応変なやり方を模索しても意味がない。
新人が躓いたときだけ毎回怒ったり指導したりする先輩たちも、懲りない連中と感じてしまう。自分たちがマニュアルなしに仕事しているから新人が苦労するのに、そんなことすら気付かないんだもの。
これじゃあスレ主だって長く留まりたい職場とは感じないだろうし、状況が変わらなければ、次に入ってくる新人も同じことで悩むことになる。
なんと言うか、ダメな職場って本当に気が利かないよなぁと感じる話であった。こんなこと書くべきじゃないかもしれないけど、件の先輩たちの色に染まる前に転職すべきだと思うなぁ。